暗号技術入門 第3版
秘密の国のアリス

結城浩

本書は、暗号技術をていねいに解説する入門書。

セキュリティ関連書籍で長期間ベスト一位の定番本。

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Webで読める「立ち読み」版

現代の暗号技術をやさしく解説

『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』では、現代の暗号技術の基礎となる、

  • 対称暗号
  • 公開鍵暗号
  • デジタル署名
  • 一方向ハッシュ関数
  • メッセージ認証コード
  • 擬似乱数生成器
  • PKI、PGP、SSL/TLS

について、たくさんの図と やさしい文章で解説します。

第3版でのアップデート

第3版では、 これまでの基本的な暗号技術の解説に加えて、 以下のような大幅な加筆修正を行いました。

(加筆項目の一部)

  • 現代の暗号技術に関するアップデート
  • SHA-3のコンペティションとSHA-3(Keccak)の構造
  • POODLEなどのSSL/TLSへの攻撃
  • 認証付き暗号の紹介
  • ビットコインと暗号技術の関係
  • 楕円曲線暗号の紹介

もちろん、すべて数式は最小限に抑え、図版を交えてわかりやすく解説します。

目次

  • 目次
  • はじめに
  • 暗号の世界ひとめぐり
  • 第一部 暗号
    • 歴史上の暗号 ―― 他人が読めない文章を作る
    • 対称暗号(共通鍵暗号) ―― 1つの鍵で暗号化し、同じ鍵で復号化する
    • ブロック暗号のモード ―― ブロック暗号を正しく用いるために
    • 公開鍵暗号 ―― 公開鍵で暗号化し、プライベート鍵で復号化する
    • ハイブリッド暗号システム ―― 対称暗号でスピードアップし、公開鍵暗号でセッション鍵を守る
  • 第二部 認証
    • 一方向ハッシュ関数 ―― メッセージの「指紋」をとる(SHA-3とKeccakの構造を含む)
    • メッセージ認証コード ―― メッセージは正しく送られてきたか
    • デジタル署名 ―― このメッセージを書いたのは誰か
    • 証明書 ―― 公開鍵へのデジタル署名
  • 第三部 鍵・乱数・応用技術
    • 鍵 ―― 秘密のエッセンス
    • 乱数 ―― 予測不可能性の源
    • PGP ―― 暗号技術を組み合わせる職人芸
    • SSL/TLS ―― セキュアな通信のために(POODLE攻撃なども含む)
    • 暗号技術と現実社会 ―― 不完全なセキュリティの中で生きる私たち(ビットコインと暗号技術も含む)
  • 付録:楕円曲線暗号
  • 付録:暗号技術確認クイズ
  • 付録:参考文献

正誤表

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