> 結城浩の日記 > 2008年5月 | 検索 |
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高校の先生をなさっている『数学ガール』の読者さんから、応援メッセージをいただきましたのでご紹介します (公開の許可を得ています)。 この先生は「物語仕立て」ということで最初は敬遠なさっていたそうですが、 図書館で『数学ガール』を数ページ読んで、すっかりファンになってくださったようです。 「食わず嫌いでした」とのことです。 ご愛読、ありがとうございます!
『数学ガール』の続編が出版予定であることを知りとても楽しみにしています。 前作を読み終えて,母関数というものについていろいろ考えるきっかけを作って下さりとても楽しい思いをしました。 そして一方では,彼ら(三人)ととうとうお別れかというさみしい気持ちを味わいました。
しかしいままた三人(+ニューフェイスですね)の物語が読めることがわかりこの上なく幸せな気持ちでおります。 前作の『数学ガール』が10章構成,そして日記で次回作の進行状況をみるとやはり10章構成だったので, これはもしや『数学ガール』の続編では…などど勝手に思っていたりもしたのでした。 けれども,それは高望みであろうと考え, 『プログラマの数学』や 『暗号技術入門』を読んで気を紛らわしていました (この2冊も読んだあとなんか楽しい不思議な充実感を味わえる良い本でした。 クヌース先生のTeXブックを読み終えたときのような…←もう20年前!)。
結城浩さんのWeb上の日記を読むと,その執筆作業の速さと丁寧さに驚きます。 深夜の作業を続けていらっしゃることと思いますが,どうか健康であり続け, その中ですばらしい作品が生み出されていくことを心からお祈り申し上げます。
※この日記をお読みの高校生のみなさんへ:あなたの先生に『数学ガール』をおすすめしてみてください!(^_^;
『数学ガール/フェルマーの最終定理』の原稿のとりまとめを終え、 編集部へ送信しました。 新たに届いたレビューアさんからのレポートの反映も含めて、 まだまだ作業はたくさんありますが、まずはちょっと一息です。 お祈り、応援、レビューしてくださっているみなさんに心からの感謝を。
これからは、 編集部との疑問点のやりとり、 初校、再校と進んでいきます。 出版の予定は随時ご報告する予定です。
とても美しくて、とても切なくて、とても楽しくて、とても数学している、 素敵な本に仕上がりつつあります。 どうぞご期待ください!
『数学ガール/フェルマーの最終定理』の校正をしています。 第五章のあたりまで来ました。残りのTODOは…
ε( v ゜ω゜) < 未反映項目はあと36件
とのこと。
この時期、書き足しすぎないように注意するのが大切。 説明が多すぎることでわかりにくくなることもあるし、 細かいところを気にしすぎるために大きくて大事なところがかえってわかりにくくなったりするから。 むしろ「削ることでわかりやすくする」くらいの心構えのほうがよいかも。
いろいろ悩ましいのだが、まあ、それもよし。
* * *
第五章が終わりました。残りのTODOは…
ε( v ゜ω゜) < 未反映項目はあと34件
* * *
第六章が半分くらいまで来ました。残りのTODOは…
ε( v ゜ω゜) < 未反映項目はあと27件
レビューアさんの指摘を反映させるのは(typoなど簡単なもの以外は)難しい。 指摘されたものをそのまま入れてはいけないからだ。 指摘の意味を深く考えて、本全体の中での位置づけを考えた上で自然に織り込まなくてはならない。 現在のところ、『数学ガール/フェルマーの最終定理』の本の内部構造をもっともよく理解しているのは当然私。 だから、私自身が可能な限り広く、深く考えに考えて、修正を行わなければならない。 もちろん、登場する彼女たちにしっくりなじむかどうかも考える必要がある。 とても大変だけれど、とても面白い仕事である。
レビューアさんたちにも深く感謝。 レビューアさんから来る、数学的な指摘、物語的な指摘、 連想されたイメージ、執筆に対する励まし…それらがどれほど執筆の助けになっているか、はかりしれません。
さて、校正を続けよう。
校正作業は淡々と続きます。 第三章までいちおう進み、残りのTODOは…
ε( v ゜ω゜) < 未反映項目はあと49件
となりました。トドちゃん、ありがと。
『数学ガール/フェルマーの最終定理』という本の校正をしています。 今日は、はじめに、プロローグ、第一章、第二章の校正をしました。
『数学ガール/フェルマーの最終定理』の各章をレビューアさんへ送付した時期の記録。
第1章[c] 2008-02-28送付 第2章[p] 2008-03-03送付 第3章[n] 2008-03-06送付 第4章[p] 2008-03-12送付 第5章[g] 2008-03-16送付 第6章[g] 2008-03-19送付 第7章[m] 2008-04-17送付 第8章[f] 2008-04-25送付 第9章[e] 2008-05-15送付 第10章[w] 2008-05-23送付 その他[r] 2008-05-23送付
『数学ガール/フェルマーの最終定理』という本を書いています。 エピローグ、あとがき、参考文献と読書案内を書き上げて、 さきほどレビューアさんに送信しました。 これで、レビューアさんに送る原稿はすべて送ったことになります。
あとは、編集部への送付(脱稿)へ向けて、校正を進めていくだけです。 おそらくは長門結城的な作業が淡々と続いていくはず。
応援してくださるみなさんに、深く、深く感謝!
『数学ガール/フェルマーの最終定理』という本を書いています。 第10章、書き上げました。 さっきレビューアに送信したところ。
大きな山場を越えました。
応援してくださるみなさんに感謝(ほんとうにたくさんのメッセージをいただいています。 お返事はなかなかできませんけれど、とても感謝しています)。
神さまに感謝。
『数学ガール/フェルマーの最終定理』という本を書いています。 ふえーん、まだ第10章を書いています。 もう技術的な問題もほとんどクリアして、 あとは…短くするばかり。 がんばって短くしています。 短くするとシャープな感じになりますね。
道を歩いているときなど、ふと「ぜんぜんだめじゃん。 さっぱり面白くない。まったく意味がない。 何が萌えだよ。何が冴えだよ。 一から十までつまらない」という思いが心に浮かぶことがある。 そういうときって、なんだかとってもがっかりしてしまう。
でも、実際に本の執筆にもどって原稿を読み返すと、 まったくそんなことはなくて、むちゃくちゃおもしろい。 つい、第10章の校正を放り出して、 「も、もう一回最初から読んじゃおっかな!」などという気持ちになってしまうほど。 「すごく面白い。これまでにこんな本、書かれたことないんじゃないだろうか。 これが萌えだよ。これが冴えだよ。 αからωまでおもしろい」という気持ちになる。
ε( v ゜ω゜) < なんだかんだ言って、楽しそうですね。
はい…。
おかしいなあ。ちょっと加筆したら10ページも増えた。
『数学ガール/フェルマーの最終定理』という本を書いています。 20日までには第10章を…と書いていましたが、まだできてません。 あとは技術的問題が二つくらい。 クリアな頭の状態になって6時間くらいあれば完成する(と思うんだけれどな)。
自分が自分であることがほんとうに嬉しくなることがある。 たとえば、数学ガールの続編を誰よりも先に読めるというのは、 私の役得である(微妙に理屈がおかしいような気もする)。
『数学ガール/フェルマーの最終定理』という本を書いています。 今日も今日とて、第10章と格闘です。 第10章の残りは一節。それから6個のTODOです。 長さに関しては10ページほど削った。もう少し削りたい。 削れば削るほどテンポがよくなる感じがする。 スティーブン・キングは正しい。
午前中は礼拝。感謝。
午後からゆっくりと原稿を読む。 残っている大物は一つ。 でも今晩は無理。 何とか20日までには第10章を仕上げたい。
『数学ガール/フェルマーの最終定理』という本を書いています。
第10章、かなり進みました。 あとは二つの節を書くだけで完成…なのですが、 またいつのまにか長くなっています。 さてどうしようか。半端じゃなく長いよ。 やることは決まっています。 頑張って削る。
『数学ガール/フェルマーの最終定理』という本を書いています。 現在はさいごの章、第10章を書いています。
しばらく停滞していましたが、今日はすごく進んでいます。 とてもおもしろい。 書きながら「これからどうなるんだろう」とどきどきしています。 彼女たちが問題を考え、計算し、解いていく様子を私の手が記録していきます。 結城はそれを読みながら感動しています。
いやあ、この本、すごくいいですよ。 むちゃくちゃおもしろいです!
今日も淡々と本を書く。 もう少しで終わるはずなのだが、なかなか進まない。うーむ。
でも。
いつも、神さまに感謝しよう。 どんなことでも、神さまに感謝しよう。
いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことに感謝しよう。
私が考える解決策ではなく、 神さまが与えてくださる最善の解決策に期待!
今日も淡々とミルカさんやテトラちゃんたちとデート(本の執筆中という意味です、念のため)。
第10章の続き。昨日の朱をファイルに反映。 ざくざく書くべきところと細かい部分を調整するところの両方があるのだけれど、 どちらも大事。 ざくざく書くと調子が出るし、細かい部分を調整すると安心する。 少しずつ少しずつ形になっていくのがおもしろい。
本を書くのは楽しい仕事です。
今日も淡々と本を書いています。 第10章、最終章です。外堀はもうだいぶ埋まっているのですが、 本丸がまだ三つほど残っています。
ε( v ゜ω゜) < 三つもあったら本丸と言わないのでは?
突っ込まなくてもよろしい。
…ともかく、今日はそのうちの一つをだいぶ攻略したつもり。 あとは順番に書いていけばいいと思うなあ。 予定では明後日(15日)にできるはずだったけれど、 それはたぶん無理っぽい。 来週になっちゃうかなあ。
校正のために読み返しているはずなのに、 ついついドキドキしながら全部読んでしまう。
みなさま、メールやブックマークなどでの応援ありがとうございます。 とてもうれしく、また励みになっています。感謝。
実家に電話。
私が「おかあさん、生んでくれてありがとう」というと、母は「生まれてきてくれてありがとう」と答えた。
今日は、母の日。
アンビグラム作家のigatoxinさんが、 『数学ガール/フェルマーの最終定理』を記念してアンビグラムを作ってくださいました。
「ガ」「−」「ル」という三つの文字が、 『数学ガール/フェルマーの最終定理』に登場する 三人の女の子を象徴している(!)という凝りようです。
Designed by igatoxin.
igatoxinさん、いつもありがとうございます。
結城浩です。 いつも結城の活動を応援してくださり、ありがとうございます。
さて、みなさんに深く感謝しつつ——
結城浩の最新刊『数学ガール/フェルマーの最終定理』をアナウンスいたします。
本書は、いつもの高校生三人組(ミルカさん+テトラちゃん+「僕」)に加えて一人の女子中学生(ユーリ)が繰り広げる《数学・青春・物語》。 もちろん、2007年に刊行した『数学ガール』の続編です。
前作は、感謝なことに多くの読者さんから愛読していただき、 筆者も(そして出版社さんも)驚くほどの人気となりました。 Webでも、ブログなどでたくさんの方が感想を公開してくださっています。
さらに前作は、 韓国・ 台湾・ 中国の出版社さんでの翻訳、 月刊誌でのコミカライズなどなど…『数学ガール』の世界は大きく広がっています。
ニコニコ動画では、 よよPさん作詞・作曲の 「数学ガール」の曲が公開されたり、 さらにある方が 曲に合わせた動画を作ってくださるなど、 『数学ガール』をめぐるうれしい出来事がたくさんありました。
前作は《数学は、時を越える》をテーマに、楽しく数学を学びました。 新作『数学ガール/フェルマーの最終定理』では《ほんとうの姿》をテーマに、 さらに楽しく、さらにわくわくする数学の世界にあなたをご招待します。
新作『数学ガール/フェルマーの最終定理』の刊行日はまだ未定ですが、おそらく2008年の夏ごろになるでしょう。
目指せ、《理系にとって最強の萌え、もっと》!
みなさん、応援よろしくお願いいたします。
今日も、本を書いています。
淡々と第10章を進めれば完成……と思いきや、 いろいろと穴があることが判明。 これまでの勉強ノートや、参考書への書き込みなどをきっちり復習し、 gracefullyに着地させたい。
そろそろ新刊のアナウンスの準備をしよう(追記:と書いているときにはかなり準備が進んでいることが多い…)。 まだ脱稿していないけれど、出版は何月になるだろう。 2008年の夏といったところだろうか。
ε( v ゜ω゜) < 未反映項目はあと119件
あれ?増えてませんか、トドちゃん。
ε( v ゜ω゜) < レビューアさんからレポート届いてますから。
そうですね。 レビューアさんに感謝です。
本を書いています。
読み返すたびに第9章の長さが1割ずつ増加します。これでは、だめです。 ばっさり削って調整し、レビューアさんに送付しました。 そしていよいよ最終章、第10章に入りました。
午前中は礼拝。 午後からちょっとお昼寝。 夕方からゆっくりと原稿読み。
ε( v ゜ω゜) < 未反映項目はあと116件
本を書いています。
執筆の最前線は第9章。 昨日の前半部分の朱をファイルに反映し、 全体を読み直し。 加筆したけれど、加筆しすぎでもう少し削らなければいけない状態。
ε( v ゜ω゜) < 未反映項目はあと132件
本を書いています。
執筆の最前線は第9章。 前半部分は紙に朱を入れ、 後半部分は直接直している状況。 疲れてきたところで第10章に作業を切り替え、ちまちまと直していく。
ε( v ゜ω゜) < 未反映項目はあと161件
第10章を校正しているうちに、おもしろくてつい最後まで読んじゃった。
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