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それでは、おやすみなさい。よい夢を。
(12:35)
今日も少しずつ更新します。
遊びにくるよろし。
静かな年末。午前中はファミリーレストランで仕事。
帰りに家に電話すると「ご苦労さま、帰りにねぎを買ってきて」と家内からのご命令。
スーパーに寄ってねぎを買う。
公園を歩きながら、ふと「あなたの言葉があなたの武器だ」という言葉が心に浮かび、
それをくるくると回しながら帰る。家に着くと、家内が笑顔でねぎを私を出迎える。
(15:38) お昼にうどんを食べたら、急に睡魔が襲ってきて、気を失う。 起きたら15時を過ぎていた。ふみふみ。
(16:30) 『セクシーな数学』を頭から少し読んだ。 うん、クヌース先生の 『コンピュータ科学者がめったに語らないこと』に出てきたランダムネスの話題ともつながりそう。 本棚の本を片付けたり、ゴミを捨てたり。
(17:00) ふと、思い立って、 メールマガジンPerlクイズを発行。今回は謎のスクリプトのパズル。
(20:30) 年越しそばを食べる。 テレビを観ないので、静かな年の瀬。 長男とトランプをして遊ぶ。
私「ジョーカーを除いたトランプの枚数は?」
長男「うーんと、52枚。」
私「そうだね。じゃあ、Aを1, J,Q,Kをそれぞれ11,12,13として、52枚のすべての数を合計するといくらになる?」
長男「えーっと、三角形にして計算するんだね。14×13で、182だね。」
私「んんんん?ちがーう。(13+1)×13÷2だから7×13で91。それが4つのスートになるので、364かな。検算。7が平均値で、52枚だから、364。うん。」
長男「ほえー。2で割るの忘れてたー。」
私「では次の問題。トランプの絵札は何枚?」
長男「絵札って、絵が描いてあるもの?」
私「J,Q,Kが絵札。」
長男「えーと、えーと。」
私「ずいぶん時間かかるね。」
長男「わかった12枚。」
私「その通り。それでは絵札の数を合計すると?」
長男「うーんとね。11+12+13が36だから。4で、2上がって、144だね。」
私「その通り。お父さんはこうやったよ。平均して12。全部で絵札は12枚。12×12で144。」
長男「なるほど。」
私「ところで、トランプ52枚をきっちり同じ枚数で分けるとする。何人で分けられる?」
長男「2人で分けられるね。26枚ずつ。」
私「うん。3人はどうかな。」
長男「3人…はだめだね。」
私「ふうん。3人では分けられないんだ。なぜ?」
長男「3が素数だから。」
私「素数だから? 2も素数だよ。」
長男「あっ。…うーん。わかった。3が52の約数になっていないからだ。」
私「そのとおり。その通りです!…他にトランプ52枚をきっちり分ける人数は?」
長男「ふふふ。52人。」
私「あはは!一人一枚ずつだ!」
長男「あっ、1人。」
私「ははははははっ!52枚独り占めだね。」
長男「あははははっ!」
私「ふふー。4人では?」
長男「13枚ずつだね。」
私「5人では?わけられるかな?」
長男「ダメだよ。」
私「どうして?」
長男「…」
私「ん? さっきの3のときと同じ答えでいいんだよ。」
長男「ちがうの。別の答え方を考えているの。」
私「ふーん。」
長男「あのね。5人で分けられるのは、5の倍数の枚数のカードだけ。だから一番下が…」
私「一の位?」
長男「そう、一の位が、0か5でなくちゃだめ。だから52枚のカードは5人では分けられない。」
私「えらい! そうだね。 約数と倍数は反対の言葉なんだ。52枚を6人では分けられるかな。」
長男「だめだよ。あとは13人で、4枚ずつ。」
私「そうだね。ペアになっているよ。1人で52枚、52人で1枚。2人で26枚、あっ…」
長男「26人で2枚というのもあるんだね!」
私「そうだね。4人で13枚、13人で4枚。これで全部かな。」
(12:11) のんびり年末である。 日記もゆっくり更新しよう。 ときどき見に来るよろし。 女の子から聞いた問題を長男と一緒に考える。 私が「1/nは既約分数になるね」というと、 長男は「(n-1)/nも既約分数になるよ」と答える。 私は「pが素数のとき、1/p, 2/p, ..., (p-1)/pのp-1個は既約分数になるね」という。
(12:15)
次男の咽頭炎(喉頭炎ではありませんでした)は、だいぶよくなりました。
というか、昼間は元気なんですよね。
念のためあまり外に出さないようにしよう。
奥さんは年末の買い物に出かける。子供たちは子供部屋で遊んでいる(ときどきもめている(^_^;
)。
(12:26) はてなアンテナの整理をしようと思ったけれど、 いちいちWebでやるのは面倒だなあ。CSVでダウンロードしてぱたぱたエディットして、またアップロードできればよいのに。 textfile.orgで今年紹介したURLは500件弱か。一日1個か2個くらいかな。
(12:46) ネットで書く文章は誰に向けているのか? を読んで少し考える。ふむ。 書いている側の「つもり」と読んでいる側の「つもり」にずれがあると、 驚いたり、当惑したりするのでしょうね、と考えた。 ネットだと、読んでいる側も「書く」ことができるから、その当惑を形にできる。 そうして互いに「え、そんなつもりじゃなかったのに」ということになる。 …という話はこっちに置いといて、と。 そういう驚きや当惑があるから、 ネットで文章を公開するのは面白い、ともいえるかな。 反応があるのは楽しい。 期待通りの反応でも、期待はずれの反応でも。
(14:20) リコーダーを吹く。 お昼を食べる。 『メタマジック・ゲーム』を読む。 奥さんが買ってきたカルタで遊ぶ。 『セクシーな数学』をぱらぱらと見る。 ランダムネス(というか予測不可能性)って想像するよりもずっとずっと深い話なのかもしれない。
(16:56)
年賀状を作ろうと試みる。
写真の選択やデザインで、
家族中がわーわー言って収拾がつかなくなる (^_^;
。
(17:10) 何だか急に静かになったな、と思っていたら、 次男がソファですうすう眠っている。
(17:19) 今晩はカレーにしようかしら、と家内がいうので、ご飯を炊く。
(19:30) 次男は眠り続けている。 カレーを食べた後、家族で『少林サッカー』のビデオを見る。 長男は大笑い。楽しい…。
(21:03) 長男と一緒にお風呂に入る。 既約分数。1リットルの水は何グラム。牛乳パックは何グラム。1リットルのお湯と1リットルの水はどちらが重い。 凸レンズと凹レンズの話。レンズの発明者。光の屈折。 0, 1, 8, 27, 64の次の数。蒸留水の作り方。蒸留水の味。 真空の作り方。トリチェリ。…「あなたたち、いつまでお風呂に入ってるの?」と家内からおこられた。
(21:30) 読者さんから、 [JB]の誤りを教えていただくメールが届く。
(22:07) 他の人はどこ見てる?を開いて、いろんな方がhyuki.comに遊びにいらしている様子を眺める。
(22:48) そろそろ眠くなりました。 みなさん、おやすみなさい。 明日は大晦日ですね…。
アフタヌーン・ティールームでパスタ・ランチを食べ終えた私は、 ロイヤルミルクティを飲みながら、ぼんやりと窓の外を眺めていた。 年末のはずなのに、町は意外に閑散としている。 ふと、ドアのほうに目をやると、ピンクのセーターを来た女の子が一人 入ってくる。 女の子は店内を見回して、私の方を向くとにこっと微笑んでこちらに近づいてきた。 彼女は、不思議そうな顔をしている私の向かいの席にするっと腰をおろすと、 大きな布のバッグをテーブルの上に置いて、ふう、と一息つく。
びっくりした私が「ええと…どちらさまですか?」と尋ねると、 彼女は「わかりませんか?」と答える。 私は彼女の顔をじっと見る。 …高校生、いや中学生かな? ふかふかした、やわらかいピンク色のとっくりセーター。 髪はストレートのロングで、プラスチックの髪留めが1つ。これもピンク。 整った顔立ちをしていて、微笑んでいる…だめだ、思い出せない。いったい誰だろう。
彼女は、困っている私をにこにこしながら見ている。 やがて、彼女は口を開く。
「それじゃ、問題を解く、というのはいかがでしょう? そうしたら私が誰か、思い出すかもしれませんよ。」
「問題?」
「既約分数を考えることにしましょう。既約分数はご存知ですか?」
「きやくぶんすう? え、ええ。分子と分母で共通の因数がない分数?」
「まあよいでしょう。いま既約分数 p/q (q分のp)を考えます。pは0以上の整数(0, 1, 2, 3, ...)、qは1以上の整数(1, 2, 3, ...)。pとqには1より大きい共通の因数がない。すなわち…」
「すなわち?」
「すなわち、pとqの最大公約数は1である。gcd(p,q)=1.よろしいですか?」
「…はい。」
気おされてしまった私はおとなしく答える。 アフタヌーン・ティールームの店員さんがメニューを持って注文を採りに来たが、 彼女は「すぐに出ますので」と答える。
「さらに」と彼女は私に向き直って続ける。 「p/q の値は0以上1以下としましょう。いくつか例を示していただけますか?」
「p/qの例? たとえば1/2とか、2/3。」
「そうですね。0/1はいかがでしょう。」
「0と1の最大公約数は…1と考えてもよいね。0はすべての整数で「割り切れる」と考えられるから、すべての整数が0の約数。だから0と1の最大公約数は1。だから0/1も既約分数。」
「はい、そうですね。0/1も既約分数としましょう。でも、0がすべての整数で「割り切れる」というのは誤りですね。」
「ん?」どんなnを持ってきても、「0割るn」は「0余り0」だから、割り切れるんじゃないかな?
「だって、0は0では割れませんもの。」彼女はにっこりする。
…確かにその通りだ。 「0/1は既約分数。そういう意味では1/1も既約分数。すべての正整数nについて1/nは既約分数。ところで、これが問題?」
「いいえ、ここからが問題です。」 彼女は口元を一瞬だけきゅっと上げて、問題を出す。
問題:正の整数Nが与えられているとき、 以下の条件を満たす既約分数p/qを「すべて」求めるアルゴリズムを示してください。 条件は:
私が机上のナプキンに条件をあわててメモしていると、彼女は続けて例を示した。
「たとえば、Nが4だとしましょう。その場合、求める既約分数は分母が4以下の、次の7個です。
0/1, 1/1, 1/2, 1/3, 2/3, 1/4, 3/4.
でも、2/4は当てはまりません。gcd(2,4)=2だからです。」
私がナプキンをにらみながら分母に関するループを考え、 ブルート・フォースなアルゴリズムを組み立て始めていると、 彼女は席を立ち、重そうなバッグを持ち上げながらこう言った。
「ゆっくり考えてくださいね。またそのうちにお会いしましょう。 日記の読者さんへのクイズになさったら、きっとどなたかエレガントな解法をご存知でしょう。 見つからなかったら、時計を作る方にお尋ねになるとよいですよ。 では、よいお年を」
彼女が大きなバッグを持ち替えたとき、 こんなししゅうが見えた。
Where is the truth?
(フィクションです、念のため)
原稿送付。 今年の原稿送付はこれが最後かな。 といっても、もう29日だけれど。
いろいろと多忙なり。
次男が喉頭炎の模様。
『ウェブログ・ハンドブック』は、数日前に本屋さんで立ち読みをした。
カバーや訳者あとがきのデザインが「目が回る」といううわさを聞いていたが、
本当にそうだった (^_^)
。
店頭ではあまり落ち着いて読めなかったので、アマゾンで購入。今日届く予定…というか、
いま玄関に箱が置いてあるのだが、開く時間がない。うみゅう。
実家の父に 『暗号技術入門』を送った。 次の日に父から電話があって「最近こんなことをやってるんだなあ」と感慨深そうに言う。 父に喜んでもらえるのはとてもうれしい。
私は父と母とに多くを負っている(当たり前か)。 いま、曲がりなりにも働いて妻子を養っているのは、 きちんと育ててくれた両親のおかげだと思っているし、 自分が親の立場になってみると、 自分の両親のようにはなかなか子育てできないものだ、 ということが良くわかる。 たとえば、私は両親がいわゆる夫婦喧嘩をしているのを見たことがない——というのは冗談に聞こえるかもしれないが、 実際、そうなのだ。 強いて言えば、不機嫌な口調で話し合っているのを聞いたことがあるくらい。それも二、三回だ。いや、三回はないな。
両親は共働きだった。ほんとうに真面目に働いていた。 母は働きながらも、食事の支度から子供のお弁当まで手抜きをせずに作ってくれたし、 不平や愚痴を一言もこぼさず家事をしていた。 父も、家の中の修理や種々のことを母から頼まれたとき、 まったく文句をいわずにすばやく片付けていた。
もちろん両親にも喧嘩するときはあるのだろうし、 愚痴や不平を言いたくなるときもあったのだろうが、 子供(姉と私)の前ではそういう否定的な面を見せることはほとんどなかったように思う。 両親の態度は、非常に深いレベルで「私の心の安定」の基となったように思う。 まあ、今にして思えば、そのような態度が必ずしも良いことばかりではない、 もう少し弱さを見せてもらったり、感情を吐き出すような態度を見せてもらってもよかったなあ、 とも言えるけれど。それはあまりにも贅沢な望みと言える。
ひるがえって、私。 奥さんから仕事を頼まれると私は「忙しいからなあ…」とぶーぶー文句言ったり、 子供に八つ当たりしたり…なかなか自分の両親のようには振舞えない。 でも、特に悲観したりしているわけでもない。 両親からいただいた素晴らしいものをできる限り子供に伝えつつ、 私は私なりに家族を愛そうと思っている。
家内は、私の欠けている面を本当の意味で補い、私の支え・私の助け手となってくれている。 ジグソーパズルのピースのように、いやもっと多次元的な組木細工のように、私を補ってくれている。 あまりにもうまい具合に補ってくれるので、私は神さまに深く感謝せざるを得ない。 それは、必ずしも私の望む方向ではないかもしれない。 でも、ふと、自分の立っているところを見回すとき、 「ああ、ここまで歩むことは私一人ではできなかった」 と思うことが本当によくある。 家内は、私が自分で定めた枠を取り外し、私が陥っている無限ループを断ち切り、 より大きな何かに結び付けていってくれる。 私は家内をそのような存在だと思っている。 そのような家内に出会わせてくださった神様に感謝します。
人間は(というか、私は)本当に近視眼的にしか物事を見ることができない。 いま自分が直面している問題に悩み、目の前の誘惑に負け、自分のプライドを守ることに全力を尽くしてしまう。 しかし、全知全能なる神さまは全く違う。神さまのはかりごとは、人間のはかりごとをはるかに越えているのだ。 だから、やはり、神さまを信じることが必要だ、と改めて思う。 自分の望みが叶うことは大事かもしれないが、もっと大事なことは神さまのご計画が成就することだ。 神さまを自分の味方につけようとする態度を改め、 自分が神さまのご計画に従うような態度をとるべきだ。
自分を王にするのをやめ、 自分の人生を自分のものだと思うことをやめ、心静かに神さまの御声に耳をすまし、 なすべきことをなす必要があるのだ。 この世に根を張ろうとするのではなく、 自分を旅人のように思い、いつか御国で神さまに出会うときまで——ほんのしばしの間——この世に間借りしている存在と思うべきだ。
今日という一日を大切にしよう。 神さまからお借りした体と心をきちんとメンテナンスしよう。 自分に関わる人に励ましと喜びを与えよう。 つらいところを通っている人のために祈ろう。 「そんなのはギゼンテキだ」とささやく声を蹴飛ばし、勇気を持ってなすべきことをなそう。
失敗もするだろう。できないこともたくさんある。負けてしまうこともきっとあるだろう。 でも、何度でも神さまの前に立ち返り、イエスさまの十字架のゆえにゆるしていただこう。 人の悪を思わず、自分の罪を神さまの前に告白し、ゆるしていただこう。 イエスさまの十字架のゆるしを過小評価することなく、疑わず、心から信じよう。 そしてはればれと、新しい気持ちで次の一歩を踏み出そう。
2003年も、もうすぐ終わる。 世界は混迷をきわめ、多くの権威が揺らぎ、信頼できるものは(自分も含め)ほとんど存在しない。 そんな中にあっても、イエスさまは変わることがないお方であり、権威の源であり、 間違いなく信頼できるお方です。
残り少ない今年も、そして新しい年も、 イエスさまに信頼して、一歩一歩歩んでいきましょう!
今年2003年の結城の活動を総括しようと思います。 信仰的な面ではなく、ネット活動+執筆活動を中心に。
1月。 フリー・ソフトウェア、オープンソース、フリーテキストなどの活動に影響を及ぼしそうな感じがする、 ということで、 クリエイティブ・コモンズ関連文書の日本語訳を行う。 ◆ 「キリストにならいて」の翻訳。多くの方に参加していただき「常に現状を公開」するようにしています。 最近、ぜんぜんフォローしていません。ごめんなさい。 ◆ サーバの移転もやりました。
2月。 パラパラテキストによる主の祈りを書く。 hirax.netの平林さんからは面白い情報をたくさんいただきました。 ◆ Perlクイズが 「スーパーおすすめメールマガジン2003」を受賞。 ◆ SUN SUPER TECH DAYSにてサイン本販売。◆ 『Wiki Way』のサイン宴会に出席し、 yomoyomoさんにお会いしました。
3月。 まとめるのが難しい月。 いろいろと。
4月。
クリエイティブ・コモンズのライセンスをWeblogツールで使うことの危険性を公開。このページはあちこちからリンクされました。感謝。
この文章には元ネタがあるのだが、
公開の条件が「元ネタを明かさない」ということなので、明かせない。
◆
サーバのDNSが不具合。一時期、hyuki.comにアクセスするとビデオ屋さんにつながっていた。
これをエイプリルフールだと思っていた読者さんもいらした (^_^;
◆
日経BP社の竹田さんにお会いした。
そういえば、今年は人に会う機会が多い年だった。
5月。 やっと、 暗号本を脱稿する。◆ CVSを少し真面目に勉強。 CVSの基礎練習という文書を公開。 ◆ 日経ソフトウェア誌で 「結城浩の動物相談室——インターネット・コミュニティの歩き方」を連載。
6月。 ユニークアイディの前田さんにお会いした。インテリジェントな方。 ◆ www.textfile.orgを全面改装した。改装の背景にはBlogブームの影響があったかも。 ◆ 『暗号技術大全』翻訳の打ち上げの宴会におよばれして、山形浩生さんおよび翻訳なさった方々に初めてお会いしました。
7月。 次の本の準備を始める(でも、現在ストップ中…。レビューアさんたち、ごめんなさいね)。 ◆ @ITの編集部を訪問。編集者さんと情報交換をしました。
8月。 固有IDのシンプル・シナリオを書く。この 「固有IDのシンプル・シナリオ」は、本年のhyuki.comのページの中でもっとも反響の大きかったページですね。 スラドで紹介されたこともあり、 ものすごい数のリンクとフィードバックをいただきました。 ありがとうございます。
9月。 JAVA Developer誌での リファクタリングの連載が終わり、新連載 キーワードで学ぶオブジェクト指向プログラミング入門が始まりました。 ◆ 暗号本の販売に合わせて、 サイコロを作ったり、 暗号本の紹介スレを「発見」したり…。
10月。 改訂版Java言語プログラミングレッスンが出版されました。
11月。 C MAGAZINE誌で連載していた C#とJavaによるデザインパターンへのお誘いが終わり、新連載 プログラミングの基礎テクニックが始まりました。 ◆ 『コンピュータの名著・古典100冊』の一冊として、 『Java言語で学ぶデザインパターン入門』が選ばれました。応援してくださるみなさんに心から感謝。 ◆ spam対策として、 POPFileを導入し始めました。
12月。 YukiWikiを バージョンアップし始めました。 ◆ オブジェクトの広場の インタビューを受けました。 ◆ 恒例の よかった探しリースを開催。
○ ○ ○
ずいぶんいろんなことをやってきて、いろんな人とお会いした一年でした。 そうそう、子供(特に長男)と対話を楽しんだ年でもありました。 以下リンク。
主の御名を賛美します。
クリスマスおめでとうございます。 この日記をお読みになっていらっしゃるみなさんの上に、 神さまの祝福が豊かにありますように。
イブ礼拝を持つ教会も多いと思います。 ぜひお近くの教会へ足をお運びください。 世界的にも、個人的にも非常に重要な意味を持つ「イエスさまの誕生」をお祝いしましょう!
(^_^)
「よかった探し」リースは今日明日までですので、 ぜひあなたも、もう一度ひと巡り。
サイン本は22日に発送。 すでに届いた方もいらっしゃる模様。
長男「お父さん、何かクイズ出して!」
私「じゃあ、素数の話をしよう。「すべての素数は奇数である」これは本当かな?」
長男「違うよ。だって2は素数だけど偶数じゃん。」
私「そうだね。そういうのを反例という。反例。」
長男「はんれい。」
私「counter exampleともいう。」
長男「カウンターエグザンプル。」
私「すべての、という言葉で始まっている主張は、1つでも反例を見つけることができれば、崩すことができる。」
長男「ふうん。他のクイズ!」
私「じゃあねえ。「素数を二つ加えたものは絶対に素数にならない」これは本当かな?」
長男「うーん。奇数足す奇数は偶数だから素数じゃない…あ、違う。2がある。2+3は5で素数だ。」
私「そうだね。2は素数、3も素数、両方を加えた5も素数。だから「素数を二つ加えたものは絶対に素数にならない」は正しくない。2と3という素数の組がcounter exampleだね。」
長男「ふんふん。」
私「じゃあねえ「2と2以外の素数を加えたものは必ず素数になる」というのはどうだろう。」
長男「え?間違いだと思うな。2と3を足すと5、これは素数。2と5を足すと7、あれ?これも素数。2と7を足すと9、これは素数じゃない。これがカウンターエグザンプル。」
私「うん。そうだね。9は素数じゃない。なぜ?」
長男「だって9は3で割り切れるもの。」
私「ふんふん。」
長男「お父さん、何か方程式の問題だして。」
私「方程式じゃないけれど、式と図形の話をしよう。たとえば、y=2xという式を考える。」
長男「2xっていうのは2・かける・エックスだよね。」
私「そのとおり。いまxとyの間にはy=2xという関係があるとする。xが1のとき、yはいくらだろう。」
長男「ええと、2だね。」
私「そうだね。じゃあxが0ならyは?」
長男「2・かける・ゼロだから、yは0だね。」
私「そのとおり。じゃあ、ここに紙があるから、点をプロットしてみよう。(水平線を引いて)これがx軸。(垂直線を引いて)これがy軸としよう。両方が交わったところが原点(0, 0)だ。この点は、xが0, yが0という二つの数の組に対応している。じゃあ、この点は(指差す)。」
長男「xとyでどっちを先に言うの?」
私「xだよ。」
長男「じゃあ、この点は(1, 0)だね。xが1, yが0。」
私「そうだね。じゃあこの点は?」
長男「それは(0, 1)だ。yが1なんだね。」
私「そのとおり。じゃあこれは?」
長男「その点は(1, 1)だ。簡単だよ。」
私「ふうむ。じゃあ、xとyがy=2xの関係を満たすときの点をいくつかプロットしてみよう。たとえば(0, 0)だよね…。」
長男「あっ、言わないで!自分でやる!(0, 0)と…(といいながら黒丸を書く)、(1, 2)と…、(2, 4)と…。」
私「うんうん、そういう感じだ。xが-1だったらどうだろう。」
長男「マイナス? (-1, -2)だよね。…ここか。」
私「そうそう。ほら、いまの点を見てみると、右上がりの直線になっているね。」
長男「うん、うん。なってる。」
私「あなたは整数値だけをプロットしたけれど、分数や小数であってもy=2xの関係を満たす(x, y)の組に対応する点は、この右上がりの直線の上にある。」
長男「ふうん。」
私「やってみようか。xが1/2のとき、yは?」
長男「yは1だね。ふうん。」
私「だから、この直線を「y=2xの直線」と呼んでもいいだろう。」
長男「なるほど。」
私「じゃあ、ここでクイズだよ。「y=xの直線」はどういう直線かな。」
長男「y=2xじゃなくてy=xなんだね。(0, 0), (1, 1), (2, 2)っていう点を通る直線になるね。」
私「その通りだ。では「x=1の直線」というのはどうだろう。」
長男「この間お風呂のタイルでやったよね。垂直なこういう線。」
私「そうそう。じゃあ「y=1の直線」は?」
長男「こういう水平線だね。」
私「その通り。この平面の上にある点は二つの数のペア(x, y)であらわすことができる。図形は点の集合だから、二つの数のペアの集合を使って図形を現すことができる。二つの数の関係を式で表すことができれば、図形を式で表したことになる。」
長男「ふうん。」
私「実はこの間、5角形の星型ってコンピュータでどうやって描くのかな、って考えていたんだ。」
長男「星型?簡単じゃん。」
私「ええっ!簡単?」
長男「だって、まず5角形を描いて、点を結べばいいでしょう?」
私「うーん、それはそうなんだけれど、じゃあ5角形をどう描くか、っていう問題を解かなくちゃいけないね。」
長男「どうするの?どうするの?」
私「5角形はちょっと難しいから、正方形を描いてみようか。」
長男「うん、いいよ。」
私「中心が原点で、一辺の長さが2になるような正方形(辺は軸に並行でよいよ)を描いてみよう。どうすればいいだろう。」
長男「こうやってこうやって、こういう線を描けばいいでしょ?簡単じゃん。」
私「うん。そうなんだけど、それを(x, y)の関係であらわす、っていうのがポイントなんだ。コンピュータの画面は小さな点の集まりでできているでしょ? xとyの組を一つ作って「ここに点を打ちなさい」ってコンピュータに命令すれば点が1つ描ける。たくさんの(x, y)を与えればコンピュータで図形が描ける。」
長男「うーん…」
私「じゃあ、ヒント。正方形は4つの辺でできているよね。そのそれぞれの…」
長男「あっ、もう言わないで言わないで!わかった。たとえばこの右側の辺はx=1の直線だよ!」
私「そうそう。でも正方形の4つの辺は直線ではなくって線分だ。どうする?」
長男「そうか。直線だと、ずーっと伸びちゃうんだ。うーん。わかんない。」
私「じゃあ、ヒント。x=1の直線の上ではxはいつも1だ。じゃあ、正方形の右側の辺では、yの値は何だろう。」
長男「yの値は…1かな?」
私「うん、(1, 1)は正方形の右上の頂点になるね。それで一点。」
長男「あ、わかった!yの値は-1から1までだ。」
私「ふうむ。「-1から」の「から」ってどういう意味だろう。含む?」
長男「以上!以上! -1以上、1以下だね。」
私「その通り。正方形の右の辺は、xが1、yが-1以上1以下の範囲にある点の集合だ。-1より大きいってやっちゃうと角が白丸になっちゃう。次は上の辺に行こうか。」
長男「y=1の直線で、yは…」
私「y?」
長男「ちがう。xは-1から…」
私「-1から?」
長男「以上! xは-1以上、1以下の範囲。」
私「その通り。xが-1以上1以下の範囲でyが1のとき、上の辺になる。左はどうかな。」
長男「x=-1の直線で、yは-1から…」
私「から?」
長男「…以上。yは-1以上1以下。」
私「うん。OK。下の辺は?」
長男「y=-1の直線で、xは-1以上、1以下の範囲。」
私「その通りだ。これで4つの辺をxとyの組であらわすことができた。正方形の誕生だ。」
長男「ふふん。」
私「正方形ができたから、こんどはちょっとだけ円をやってみよう。あなたは円の定義を知ってる?」
長男「円の定義? うーんとね。まるいんだよ。」
私「丸い、だけだと楕円も丸いよね。」
長男「そうか…。中心からコンパスでくるっと描けばいいんだけどな。」
私「OK。始まりはこんなふうだ「ある点から…」」
長男「ある点から…半径のところにある点の…」
私「点の何?」
長男「…点の集合。」
私「いいねえ! 円の定義は「ある点から一定の距離にある点の集合」だね(注意:平面上という前提が必要)。図形は点の集合だから、図形の定義はたいてい「…点の集合」という言葉で終わる。ところでこの「ある点」って何のこと?」
長男「中心。」
私「そうだね。「一定の距離」っていうのは?」
長男「半径。」
私「その通り。半径の長さだね。いま、xとyの組を使って円を描くには、「点と点の距離」というものをxとyであらわす必要がある。でも今日はもうくたびれたから、その話はやめよう。」
長男「えー、やめるのー。」
私「さわりだけちょっと話すと…ピタゴラスの定理が出てきます。」
長男「ふうん。」
私「ところで、さっきの円の定義「ある点から一定の距離にある点の集合」は円周をあらわしているわけだけれど、円の内部も含めた「円盤」はどう定義できるだろう。」
長男「円周の中の方。」
私「始まりはこんな風だ。「ある点から…」」
長男「ある点から…わかんない。」
私「「ある点から一定の距離以下にある点の集合」だね。」
長男「一定の距離以下? …あああ、そうか!」
私「もしも「ある点から一定の距離未満にある点の集合」だったらどうなるかな。」
長男「はじっこがない。」
私「そうそう。円盤から円周を除いた、円の内部だけだね。ちょうど、耳を食べちゃったパンみたいな図形だ。」
長男「あはは。」
今日の礼拝は、クリスマス直前の日曜日ということでクリスマス礼拝でした。 イエスさまがこの世に誕生してくださったということの意味を、もう一度しみじみと考えた礼拝でした。
以下、心に浮かぶまま書いてみる。
神さまは、私たちを愛していてくださる。 私たち想像する以上に、神さまは私たちを完全な形で愛していてくださる。 しかも神さまは、そのことを私たちに伝えてくださる。 神さまは聖書を通して「わたしはあなたを愛している」と伝えてくださる。
人はひとりひとり異なるものだから、 神さまが私たちひとりひとりをお取り扱いになるその方法や手順、段取り(?)は みな異なる。他の人と比べることはできない。 ひとりひとりにとって最高の時、最高の場所をお選びになるだろう、と私は信じている。 なぜなら、神さまは完全な方だからだ。 神さまは、私たちひとりひとりを十把ひとからげには扱われない。 神さまは、私たちひとりひとりの個性・人格をとても大切に扱ってくださるに違いない。
神さまは、私たちをお造りになった。 神さまが私たちをお造りになるからには、きっとそこに(一人一人の)目的があるに違いない。 私は「私を神さまの御用のために用いてください」と祈るのが好きだ。 結婚前、彼女(現在の家内)が「あなたの御旨のままに私を変えてください」という祈りをしているのを聞いて感動したことがある。
自分を自分の思うとおりに動かそうと考え、動かせると考えるのはいささか傲慢な場合がある。 自分を神さまに委ねて生きる人生でありたいものだ、と思う。 そのような委ねて生きる人生というのは、ロボットのような人生ではない。 自分が判断するとき、行動するとき、いつも神さまの基準で物事を考える人生だ。 What would Jesus do? —— イエスさまだったら、どうするだろう?—— そのように問いながら生きる人生は何と素晴らしいことだろう。
…と、優等生のような文章を書きながらも、私は思う。 自分にはそのような人生を送ることはとても難しい、と。 前向きに生きる、神さまに委ねて生きる、愛に生きる。言うはやすく行なうは難し、だ。 …でも、でも。 「自分の力でできない」ということを自覚した上で「いや、でも神さまは必ず成してくださる」と心に刻もう。 神さまは無意味に私を、私たちを作ったわけではない。 なすべきことをなす能力を与え、愛を示すための機会を与え、信仰を告白する機会を与えてくださるに違いない。
たとえば、今。こうやって私は文章を書いている。 日記として文章を書いて、インターネットで公開している。 「神は愛です」と語り、「イエス・キリストこそ私たちの主です」と信仰告白し、 「あなたもイエスさまを信じ、永遠の救いを受けとり、愛に生きる人生の一歩を歩みましょう」と読者に勧める。 「聖書を読みましょう」「教会に行きましょう」「自分の罪を神さまに告白し、イエスさまに赦していただきましょう」と書き記す。
私の日記を読んでいる読者の中から 「あ、今度、教会に行ってみようかな。聖書を読んでみよっかな」 と思う人が出てくれることを私は本当に期待している。
現在、つらい日々を送っていらっしゃる方、あるいは何が大切なことなのか見失ってしまった方、 生き生きとした人生を送るにはどうしたらよいかと真剣に考えている方… 私の日記の読者さんの中にはそういう方はいらっしゃるでしょうか。 ぜひ、聖書を読んでください。教会に行ってください。 聖書がとっつきにくいという方は、三浦綾子さんの入門書を読まれるのもよいでしょう。 あなたが若くても、年配の方でも、学生でも、会社員でも、主婦でも、 どんな方に対しても、神さまは、聖書を通してあなたに必要なメッセージを与えてくださるに違いありません。 私は、そう信じています。
あなたの「次の一歩」を、神さまが導いてくださいますように。
最近「Perlクイズ」をよく発行している。 今日発行したPerlクイズは、 クリスマスにちなんで(?)、マタイによる福音書2章9節、10節を引用しています。
…すると、見よ、東方で見た星が彼らを先導し、 ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。 その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。 (新約聖書 マタイによる福音書2章9節、10節より)
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[JB] 『改訂版Java言語プログラミングレッスン』の読者から「感想を日記に書きました」というメールが届いたので、ご紹介します。 この中で 「良くできた教科書の例として大変参考になったし、何より読んでいてとてもおもしろかった」 というくだりは、 著者として本当にうれしくなりました。 楽しみつつ学んでいただけるのは大きな喜びです。
改訂前の本書を書いているときには素敵な思い出がたくさんあります。 その一つは、本書を書いているときに長男がそばによってきて…。 これは以前に日記ダイジェストにも書きましたね。なつかしいので再度リンクします。
もうすぐクリスマスですね。
「よかった探し」リースを巡ってみると、いろんなページがあって楽しいですね。 現在46ページほどでしょうか。たくさんのご参加、ありがとうございます。 みなさんも、リースの「右手」「左手」をぜひたどってみてくださいね。
今日は、田町にある オージス総研東京オフィスに行ってきました。 オブジェクトの広場の、 OOエンジニアの輪!というインタビューを受けるためです。 普段はこのように人に会う機会はパスするのですが、 インタビューアさんが本当にいろいろお気遣いしてくださったので、 参加させていただくことにしました。 詳しい内容は、来年に公開される記事を見ていただくとして、ちょっとメモだけ。
インタビューを受けるというのは今回がはじめての経験ですが、 とても楽しいものですね。 インタビュー前に「こんなことを聞かれるかなあ」と考えているのも面白かったし、 実際にいろんな質問を受けて、考えながらそれに答えていくプロセスも楽しかった。 普段自分が思っていることでも、改めて他の人に尋ねられ、それに答えているうちに、 心の中から何か新しいものが引き出されていくように思いました。 インタビューアさんに感謝します。
あ、そういえば…。
2年前、デザパタ本が出たときに
結城浩へインタビューという記事を公開したのを思い出しました。 (^_^;
今日のPOPFile。
分類されたメール数: 8,602 分類エラーの数: 33 精度: 99.61% 分類されたメール数 バケツ 分類数 誤検出 見逃し spam 6,505 28 44 work 2,097 5 41
キャンセルがあった1冊に対して、 多数のご応募ありがとうございました。 予定通り、サイン本の抽選を行い、 当選者(1名)にはすでにメールをお送りしました。 はずれてしまった方、ごめんなさい…。
サイン本の抽選はすでに済みましたが、 『改訂版Java言語プログラミングレッスン』(上巻)の当選者のお一人から、 キャンセルのお申し出がありました。 ので、24時間だけ追加募集をいたします。 よろしければ、以下のページからどうぞ。
『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』サイン本および 『改訂版Java言語プログラミングレッスン』(上下巻)サイン本への多数のご応募をありがとうございました。 予定通り、サイン本の抽選を行い、当選者にはすでにメールをお送りしました。 当選メールが届きましたら、返信をお願いいたします。 はずれてしまった方、ごめんなさい。
ところで、驚くべきことがありました。 『改訂版Java言語プログラミングレッスン』は上巻申込者が7名、下巻申込者が7名と、 予定人数にぴったりでした。 したがって、申し込んだ方全員が当選の運びとなりました。
みなさま、ご応募ならびに応援のメッセージをありがとうございました。 応募メールの中でお祈りをしてくださった方もありがとうございました。 感謝します。
今日のPOPFile。
分類されたメール数: 7,519 分類エラーの数: 30 精度: 99.6% 分類されたメール数 バケツ 分類数 誤検出 見逃し spam 5,694 26 40 work 1,825 4 37
ええと、Perlに詳しい方に質問です。 「Perlでバランスしたカッコにマッチする正規表現は書けるでしょうか?」 ラクダ本(英語第三版p.214)を見ると、 以下のような再帰的なパターン(!)を書けるらしいのですが、 それ以外に方法はないんでしょうか?
$np = qr { \( (?: (?> [^()]+ ) | (??{ $np }) )* \) }x;
これだけでは教えてクンになりそうなので(なっていますが)、以下にテストスクリプトを書きます。
知りたいのは、$givenから$answerを取り出す正規表現になります。
私の正規表現 /\((([^()]*(\([^()]*\))?)*)\)/
では最後の3つがNGになってしまいます。
つまり入れ子がうまく扱えないのですね。
/e
を使ってevalしちゃうというのは避けたいのです…。
use strict; my @pattern = ( [ "()" , "" ], [ "(a)" , "a" ], [ "(abc)" , "abc" ], [ "(ab(c))" , "ab(c)" ], [ "(a(b)c)" , "a(b)c" ], [ "((a)bc)" , "(a)bc" ], [ "((a)b(c))" , "(a)b(c)" ], [ "((ab)c)" , "(ab)c" ], [ "((a(b))c)" , "(a(b))c" ], [ "(X(a(b))c)" , "(Xa(b))c" ], [ "abc((()a((b))c))def" , "(()a((b))c)" ], ); for my $pattern (@pattern) { my ($given, $answer) = @$pattern; my $result; if ($given =~ /\((([^()]*(\([^()]*\))?)*)\)/) { $result = $1; if ($answer eq $result) { print "ok"; } else { print "NG"; } } else { print "Not matched"; } printf("%20s %20s %20s\n", $given, $answer, $result); } ↓ ok () ok (a) a a ok (abc) abc abc ok (ab(c)) ab(c) ab(c) ok (a(b)c) a(b)c a(b)c ok ((a)bc) (a)bc (a)bc ok ((a)b(c)) (a)b(c) (a)b(c) ok ((ab)c) (ab)c (ab)c NG ((a(b))c) (a(b))c a(b) NG (X(a(b))c) (Xa(b))c a(b) NG abc((()a((b))c))def (()a((b))c)
ちなみに私の正規表現は、次のようになっています。
/ \( 一番外側のカッコ開き ( $1で取るためのカッコ ( [^()]* 普通の文字の繰り返し ( (あれば)バランスしたカッコ(入れ子なし) \( [^()]* \) )? )* ) \) 一番外側のカッコ閉じ /
何人かからさっそくフィードバックをいただく。 「入れ子になったカッコ」はプッシュダウンオートマトンが生成する文脈自由文法なのに対し、 正規表現は有限オートマトンが生成する範囲までしか言語を生成できないので(何だか日本語が変だな)、 普通の方法では不可能ではないか、とのこと。ふむ。
今日は礼拝の後、お昼寝をしなかった。
連載原稿を書く合間で、YukiWikiをいじっている。 PukiWikiやbloxsomなどを参考にしてプラグインを実装してみたり、 塚本さんのWalWikiを参考にして機能をアップしたり。 スクリプトをいじるのはとっても楽しい。
PukiWikiはpukiwiki.orgで活発に活動していて、とてもいい感じ。 それからWalWikiは便利な機能が整然とYukiWikiスクリプトとマージされていて、 読んでいてとてもわかりやすかった。塚本さんとメールのやりとりをして、 いろいろと教えていただきました。 PukiWikiやWalWikiがよく使われている理由がわかるように思います。
バージョンアップが一段落したら、 YukiWikiの新しい版もスクリプトを公開しますのでお楽しみに。
今日も曇りです。
今日のPOPFile。 spamが山ほどくるので、精度はどんどん上がっていく。 うれしかなし。
分類されたメール数: 6,181 分類エラーの数: 29 精度: 99.53% 分類されたメール数 バケツ 分類数 誤検出 見逃し spam 4769 25 37 work 1412 4 35
http://www.radiumsoftware.com/0312.html#031202の記事に影響を受けて、試しにサイトの欧文フォントをVerdanaにしてみました。 スタイルシートを変更するだけで全サイトのフォントが変わるなんて素敵ですね。
ちらかしっぱなしだった YukiWikiの開発ディレクトリ(結城のローカルディスク内)を整理して、 CVSで管理できるように整頓した…といっても、 CVSのリポジトリは私一人で使っているローカルディスクにあるのですけれど。 いらないファイルを消し、古いファイルはzipでアーカイブして別ディレクトリへ移動。 作業時に作った一時ファイルを消し、makefileを修正し、.cvsignoreを書く。 cvs remove, cvs add, cvs update, cvs commit, ...ふみふみっと。 片付いたので、タグを打っておこう。 まだ慣れていないのでどきどきしながらブランチを切って(小心者)、 別ディレクトリでcvs checkoutして、作業してコミットし、 トランクに戻ってきてからブランチの修正分をcvs updateした。 おお、できたできた。何事も練習だね。ふふん♪
CVSを使っていると、 自分の手元にあるコードよりもリポジトリにあるコードが大事、 という気分になりますね。
みかままさんの『入門CVS』にはお世話になりました。 ありがとうございます。宣伝しておこう。
誰にともなくCVSの質問。 自分が作ったものではないソースコード(たとえばjcode.pl)の中に、 CVSで展開されるキーワードがあったとしますよね。 (たとえば $Id: dia0312.html,v 1.1 2004/08/18 09:15:17 user Exp $ )のように。 そのとき、自分がcvs commitしちゃうと、utashiroの部分がhyukiになってしまって、 ちょっと「いいのかな?」という気がします (つまり、自分のものではないものに自分の名前が入ってしまうという懸念)。 そんなとき、cvs add -kb jcode.pl にするとキーワード展開しない。 でも、これって-kbの *正しい* 使い方なのでしょうか。 それともキーワード展開の部分に自分の名前がはいっても気にしないのがよい方法?
(日記公開後、6時間ほど経過)
複数のかたからメールをいただきました。
一言で言えば「-kb ではなく -ko を使うとよいですよ」とのことでした。 また、すでに-kbしてしまったファイルに対しては、
cvs admin -ko jcode.pl cvs update jcode.pl
で変更ができるとのこと。
別の方からは 「しかしながら、$ ... $ の中というのは最終コミットの記録というだけのことだから、-ko をせずに普通のファイルとして扱うのがよいのでは」 との意見もいただきました。 「copyright表示は $ ... $ の文字列を使うべきではない」という意見も。
みなさん丁寧な解説をありがとうございます。 とても勉強になりました。
今日は曇りでした。
サイン本への申し込みありがとうございます。 〆切は来週ですが、現在のところ 『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』申し込みの人数は15名、 『改訂版Java言語プログラミングレッスン』申し込みの人数は上巻が2名、下巻が3名となっています。
きっとサイン本の販売があるに違いないと思って、
暗号本を買わずにいたという方もいらして、
私は驚いてしまいました (^_^;
。
さて、仕事仕事。
淡々と原稿書き。それからメールのやりとり。
今日のPOPFile。 Fromがhyuki@hyuki.comだったらnot spamというマグネットを設置していたら、 私自身をFrom詐称してくるspamがいることを発見。うーむ。
分類されたメール数: 5,178 分類エラーの数: 29 精度: 99.43% (最後のリセット: Wed Nov 19 20:34:38 2003) 分類されたメール数 バケツ 分類数 誤検出 見逃し spam 4013 25 36 work 1165 4 35
サイン本販売のアナウンスを夜中に行ったのに、 朝になったらすでに申し込みが数通ありました。 感謝します。
午前中は、連載原稿を書いたり、編集部から送られてきた著者校正を読み直して返信したり。 神さまに感謝しつつ仕事をする喜び。
その合間をぬうようにして『改訂版Java言語プログラミングレッスン』のほうもサイン本販売します (デザパタ本ではないです。Javaの入門書のほうです。ご注意ください)。
冊数は14冊(上巻7冊、下巻7冊)です。 できるだけ多くの方にお送りしたいので、申し訳ありませんが、上巻・下巻のどちらか片方をお選びください。 (暗号本との重複申し込みは問題ありません) 詳しくは以下のページをご覧ください。
[CR] すみません、すみません。すごく遅くなってしまいましたが、 『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』のサイン本を販売いたします。
ちょっと体調がすぐれなかったり、私事で多忙だったりして、 恒例のサイン本販売がなかなかできないでおりました。 最近少し復調してきたので(感謝)、サイン本販売を行いたいと思います。
冊数は7冊で、抽選になります。 詳しくは以下のページをご覧ください。
「えっ、サイン本あるの? もう買っちゃったのにぃ…ぷんぷん」 という方、ごめんなさい…。
あなたのご意見・感想をお送りください。 あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。
何かの理由でうまく送れない場合にはメール hyuki@hyuki.com でお願いします。