アクセスカウンタ取り外し

結城浩

1999年12月29日

ふと思い立ってアクセスカウンタを取り外しはじめた。 新しいサーバのページにはアクセスカウンタは(特別な理由がなければ)つけない方針である。

という話を先日の忘年会でしていたら、 『プログラミングPerl』の翻訳者の近藤さんが「結城さん、それは『一つステージがあがったということですね』」とおっしゃった。 その言葉が何だか印象に残っていた。

ふむふむ。

ホームページをはじめたとき、アクセスカウンタがすごく気になってしょうがなかった。 アクセスカウンタの作り方を調べて設置し、 その統計情報が自動的にメールでやってくる仕組みを作り(たぶんPerlに出会ったのはそのころかと思う)、 そうこうしているうちにCGIにはまったわけだ。 ホームページを公開したてのころは「本当に誰か見てくれているのかしらん」という思いがあるため、 アクセスカウンタははげみになると思う。 でも、そのうちに飽きてくる(というか私は飽きてきた)。 でもって「ふと思い立って」アクセスカウンタを取り外したわけである。 インターネットとかホームページに対する姿勢や考え方というのも、変化していくものですね。