リンクと贈与文化

結城浩

2001年1月23日

結城のサイトへのアクセスを分析(ってほどじゃない、ログを少し見る程度)してみると、 次のようなページからジャンプしてくるユーザがいるようだ。

  • 結城が配布しているCGIのCopyright表示のリンクから(書籍, 連載, YukiWikiなど)
  • SOFTBANK BOOKSのWeb連載のリンクから
  • 検索エンジンから(MSN, Google, Yahoo, Excite, Goo, など)
  • 個人ページから(CGI系, 技術系, クリスチャン系, セキュリティ系, 日記など)
  • 掲示板から(Yahoo, Tcup, 2ちゃんねるなど)
  • フリー文書サイトから(青空文庫, 杉田玄白の作品から)
  • 無料サービスから(アクセスカウンタなど)
  • フリーソフトサイトから(Vector)
  • WebRingから(クリスチャンりんぐ)

こうやって眺めてみると、ずいぶん多岐に渡っていることがわかる。 CGI、フリー文書、無料サービス、フリーソフトのあたりを眺めていると、 インターネットの贈与文化的な部分が見えてくる。 つまり、自分が情報やサービスを抱え込むのではなく、 広く公開する方がよい。 あまりうるさく言わず「最低の線さえ守ってくれれば、 あとは自由にどうぞ」という姿勢の方がよいようだ(推測)。

結城はインターネット(Web)からは直接収入は得ていない (以前、広告収入を考えたことがあったけれど、すぐやめちゃった)。 でも、CGIの本にしても、Javaの本にしても、 インターネットを通じていろんな方が宣伝してくれているので、 間接的にはとても大きな恩恵を受けているのではないか、 と思っている(推測)。

結城のサイトを宣伝してくださっているみなさま、 いつもありがとうございます。