1999年の大みそかの夜

結城浩

1999年12月31日

次男はおっぱいを飲んでいる。 私は、長男の歯みがきの仕上げをしながら、ゆっくりと話しかける。

私「あなたは、いま5歳で、私はいま36歳だ。 そのうちあなたも奥さんをもらい、こどもが生まれるだろう。 そのとき、あなたも自分の子どもを抱き、歯をみがいてあげるんだよ。 神さまも、とーたんも、かーたんも、あなたが大好きだってことを絶対忘れちゃだめだよ」

長男「うん、わかった」