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結城が実際に読んでおもしろかった絵本を紹介しています。
ねこのズームは、マリアさんと不思議な部屋を通り抜けて北極へ向かう。 アメリア・フランセス・ハワード・ギボン・イラストレーター賞受賞。
王様が引き取ってくれることになった子供たち。子供たちはめいめいに王様に気に入られるための準備に取り掛かる。でもそのうちに本末転倒し始めて…。味わい深い絵柄を通して、私たちが忘れがちな「もっとも大切なこと」を思い出させてくれる本。
都会の中に埋もれていく「おうち」の大冒険。 絵柄はかわいいのだけれど、結構な長さがあり、絵本とはいえそんなに単純な話ではない。 「家」というものや「住む」ということについて考えさせられる。
パンやのくまさんの毎日は静かに流れていく。 朝いちばんの紅茶を飲む。パンをこねる。焼けたパンの半分を車に積み込んで売りに行く。 帰ってきてお店番をする。一日の終わりはゆっくりとすごし、静かに眠る。
子供に繰り返し読み聞かせる本としてとてもよい。 お勧め。
寒い冬の日も、くまさんは郵便を運ぶのです。
14ひきのねずみたちのものがたり。 おじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさん、それにきょうだい10匹の大家族。
結城の長男がまだ小さかった頃、毎晩のように読んでいた。 はじめのうちは14ひきの区別がつかないが、 何度も読んでいるうちにそれぞれの性格までわかってくるのが不思議。 「♪ねむねむ ねむのき…」ではじまる「こもりうた」は今でも歌っている。
巻末に楽譜つき。
言葉が1つも書かれていない絵本。 少年が雪だるまを作った夜に起こった不思議な出来事のお話。 楽しくて、わくわくして、そして、そして…。
「ぐりとぐら」といっしょに一年間を歌って過ごす本(カレンダーではありません)。 季節感あふれ、リズミカルな歌が、月ごとに書かれている。
「牛乳買ってきてちょうだい」とおかあさんに言われて、 はじめて一人で「おつかい」にいく。 大人にはなんでもないことでも、とっても大変。 100円玉をにぎりしめて接する、はじめての社会。
学校行くの、いやだな。だって、となりの席の…。
絵本なのに、ドラマチックな展開。絵本なのに、シュールな結末。
ラヴェルの「ボレロ」のような漸増と急展開。
ぬいぐるみのキツネ「こん」と一緒に行く、電車での旅。
早く小学生になりたい。その気持ちを赤いランドセルに込めて。
この世でいちばん好きなのは? お料理すること、食べること!
あなたがふさぎこんでいるのは、なぜ?
読んでいると、なぜか泣けてくる。
ドラえもんのポケットのごとき手袋。
トラブルを巻き起こす犬、ハリーの冒険。
未来を夢見つつ現在に悩む少年たちと、過去を悔やみつつ現在を生きる大人たちの交流。だと私は思っているんですけど、これだと話の内容を紹介していることにはなりませんね。登場する少年たちが何だかとっても「しっかり」しているんです。「正義」というか「正邪の別」のような価値判断基準をしっかりと持って、地に足をつけて歩いている。物質的な面ではけっこう貧しいんだけれど、心根はどっしりしている。ああ、やっぱり話の内容を紹介していない…。
絵本じゃないけれど。
てながうさぎの「くるりくら」といっしょに空を飛ぶ「ぐりとぐら」のお話。 そもそも、「てながうさぎ」という概念がすごいよなー、と思ってしまいます。 しかも雲をかき集めて、そらを飛ぶ。シュールなようなほんわか楽しいような。 でもって最後は楽しいおやつの時間でシメるのです。
小学生の頃、夏休みになるといつも図書館からこの本を借りて読んでいた。なぜだろう。夏休みのはじまりは、時間が無限に目の前に広がっているように感じられる。夏休みは別世界の入り口だった。そして夏休みのおわりは、線香花火のようだった。
沖まで泳ぎ出たラッコぼうや。 たった一人で暗い海の上、どっちに泳いだらおかあさんのところに帰れるんだろう?
訳のリズムが悪くて読みにくいのがちょっと残念だけれど、 黒井健のほのかな色合いの絵が心地よい絵本。 「ラッコのおかあさんの歌」の楽譜つき。
「ぼく」は、紙の帽子をかぶり、新しいラッパを持って、森の中へ散歩に出かける。 そこで「ぼく」はいろんな動物に出会う。
私は、疲れているときにこの絵本を読む。声を出して2歳の次男に読み聞かせる。 ゆっくり、ゆっくり、ひとつひとつの言葉を大切にするように読む。 そのうちに、私達もいっしょに「もりのなか」へ入っていく。 絵は白黒で、素朴だけれど不思議に味がある。
訳はよくこなれた日本語で、何度読んでも飽きが来ない。お勧め。