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どきどきの書泉グランデランキング。
コンピュータ(2005年3月21日〜27日)で1位(!)でした。 みなさん、ご購入・応援ありがとうございます。 感謝します(うるうる)。
追記
どきどきのbk1ランキング。
コンピュータ(2005年3月21日〜27日)で1位(!)でした。 感謝です…。
『プログラマの数学』を読み終えた方々の感想文などがWebに出てくるようになりました。 みなさん、言及ありがとうございます。 以下、結城が発見できた中から、感謝しつつリンク。
今日は、イエスさまの復活を記念する礼拝でした(いわゆるイースター礼拝です)。
そういえば、 先日の映画 「パッション」のラストシーン(ほんの一瞬)は イエスさまの「復活」でしたね。 イエスさまの生涯は、十字架で終わりではない。 死と悪魔に打ち勝ち、復活する。
いま、非常に苦しい状況の中で暮らしている方もいらっしゃると思います。 これ以上ない「どん底」の状態でもがいている方も、たくさんいらっしゃることと思います。 他の人の目には幸せに見えているけれど、 他の人には言えない悩みを抱えて、困りきっている方もいるでしょう。
そのような苦しみの中にいる方に、 復活の主が触れてくださるようにと心から願います。 人間的にはみじめで悲惨な十字架の死を遂げたイエスさまが、 三日の後に勝利の主・復活の主としてよみがえられたことを覚えます。 イエスさまが、苦しんでいる方の苦しみを受け止め、 必要ないやしと励ましと支えを与えてくださり、 力強く「どん底」から引っ張り挙げてくださいますように。
また、1人でも多くの方が、イエスさまの救いに触れることができますように。
今日、本屋さんで 『プログラマの数学』を買っている方を見かけました。 感動!
…という話を家内にしたら、 「そゆときには、ばっと本を奪ってサインするのよ!」 などとのたもう。
午前中は礼拝。午後はいろいろ。
最近、ばたばたと忙しくて、なかなか日記が更新できません。
『プログラマの数学』はアマゾンで瞬間風速32位でした。感謝。
そういえば、連休進行で〆切が…。ひー。
Subversionのマニュアルを読み読み。
昨夜『ゲーデル・エッシャー・バッハ』を読みながら、 「ループや自己言及は、無限を有限でとらえようとする試みである」 ことについて思いを馳せる。
無限を有限でとらえるためには構造が必要になる。 だから、真の乱数列をプログラムで生成することができないのだろう。
今日は 『プログラマの数学』出版記念の打ち上げとして食事会に出席しました。 編集の方と営業の方を交えて、 これまで・これからの出版についてざっくばらんに話し合う時間でした。 ほんとうに楽しいひとときをありがとうございます。
すごくうれしかったのは、ソフトバンクパブリッシングの営業の方は、 単なる商品として拙著を売っているのではなく、 一人一人の読者に良い本を届けようという姿勢で 営業活動をなさっている、ということでした。
営業の方が「いやあ、電車の中で結城さんの本を読んでるんですよ」といいながら、 カバンの中から『プログラマの数学』を取り出したときには、 とてもうれしい気持ちになりました。 お話をうかがってみると、おどろくほど細やかに、 読者のニーズをとらえ、それに応えようと努力なさっているようでした。
著者が直接やりとりをするのは編集者さんですけれど、 読者に最も近い位置にいるのは営業の方です。 一人一人の読者の期待にしっかり応えようと努力してくださっている ことを感じたひとときでした。
(いつもは編集さんのことばかり書いているので、今回は営業さんの話題を書きました)
ソフトバンクパブリッシングのみなさん、いつもありがとうございますっ。
『プログラマの数学』はアマゾンランキングで昨日500位だったのに、今日49位になっている!(09:00時点の瞬間風速) いったい何があったのだろう。 ともあれ、みなさんありがとうございます。感謝します!
ところで、 結城浩にインタビュー『プログラマの数学』でも話しましたが、本には相性がありますので、 難易度(やさしすぎる、むずかしすぎる)が自分に合うかどうか不安な方は、 本屋さんで内容をお確かめのうえご購入くださいね。
いつもは淡々と大学の話や家庭の話を書いていらっしゃるぼぼるパパが 「リカバリーセミナー、すんごくいいみたいですね」と 大きな文字で書いているリカバリーセミナー。
まだ参加しようかどうか迷っている方で、東京近郊にお住まいの方は、 是非、水曜日のセッションに足を運んでみてください(朝9時から)。 必ずや神さまに出会えると思います。
とのこと。
自分の悪習慣に悩む方、人間関係に悩む方。 「一歩」を踏み出すことができるかもしれません。 ぜひぜひ、チェック!
神さま。どうぞこのセミナーが神さまに用いられますように。 講師の方々、またスタッフの方々が「通り良き管」として、 きちんと主からのメッセージを伝えることができますように。 また、このセミナーに集う方が、主に心を開き、 本当の解決への道を見出すことができますように。 人間の想像や理解をはるかに越えた、主の御働きに期待します! そうです。おおいに期待します!
私たちの救い主、イエス・キリストのお名前でお祈りします。 アーメン!
次の本の勉強と仕込みを行う。 あれこれ準備したり、下調べしたりして、 気になることをチェックするのは楽しい。 心に助走をつけているみたい。
Webをめぐりつつ、いろいろとお勉強する。
先日、日記でご紹介した、 リカバリー・セミナー:バウンダリーですが、 「3月22日は朝9時からの開催、26日はどなたでも参加できる」などのような予定変更があるようです。 →はちこさん&ぼぼるパパの日記(2005年3月20日)ご興味のある方は、チェック!
奥さんが体調不良。 食事のときにみんなで家内の健康をお祈りする。
サイン本の送付のための準備。 一冊一冊に心を込めてメッセージを書く。 書いているうちに、感謝の気持ちで胸がいっぱいになる。
『プログラマの数学』が手元に届きました!
想像していたよりも、おしゃれで軽やかな本に仕上がりました。 ぱらぱらとめくって読みながら、にこにこしています。 エディタの上で、あるいはPDFや校正用紙の上で何度も何度も読んだテキストですけれど、 こうやって一冊の本として手に取って読むと、またぜんぜん違う味わいがありますね。
一言、お祈りします。
天の父なる神さま。あなたの御名を賛美します。 あなたは素晴らしい方。約束をしてそれを果たす方。預言を成就される方。 無から有を創り出される方。私たち一人一人の必要をご存知で、愛を注いでくださる方。 あなたの御名を賛美します。
一年間をかけて書いてきた『プログラマの数学』が完成し、出版の時を迎えています。 さまざまなことがありましたが、あなたがいつもこの小さき者を支え・励ましてくださり、 必要な言葉を心に与え、導いてくださったことを感謝します。 この本もまた、主のものです。 神さま、ありがとうございます。
『プログラマの数学』が、全国の書店で、 この本を必要としている読者に無事に届けられますように。 またこの本が、少しでも読者のお役に立ちますように。 単に知識を伝えるだけではなく、学ぶ喜びと知る楽しさを伝えることができますように。 読者の心のうちに励ましを与えることができますように。
神さま、この本を通しても、あなたの栄光があらわされ、あふれる愛が注がれますように。 読者だけではなく、この本の企画・編集・組版・印刷・営業・販売…に関わるすべての方に、 この本のために祈ってくださり、応援を送ってくださるすべての方に、 またそのご家族にも、神さまの祝福が豊かに豊かに与えられますように。
イエスさまのお名前を通して、 心からの感謝を込めてお祈りいたします。 アーメン!
C MAGAZINE 2005年4月号に、 Dependency InjectionとDI Containerの解説記事を書きました。
という3つのサンプルプログラムをJavaで作り、 それを通してDependency InjectionとDI Containerについて理解を深めることができます。
DI Containerの例として、 50行足らずの小さなクラスを自作しています(設定ファイルはXMLで指定する)。
ご興味のある方はぜひお読みください。
昨日のお昼ごろ、新宿ではちこさんにお会いしました。 前回お会いしたのは 5年前の夏でしたね。
いっしょに食事とお茶をしながら、 子育てのこと、教育や進路のこと、翻訳のこと、出版のことなど、 たくさんおしゃべりできました。はちこさん、ありがとうございます。
シカゴでは、ご主人のぼぼるパパが留守を守って奮闘中。 その様子が 日記から伝わってきます。 はちこさんはご主人のことをとても気遣っていらっしゃいましたね。
はちこさんは今回、 「リカバリー・セミナー:バウンダリー」というセミナーの通訳のお仕事で日本に滞在中です。 セミナーの講師は、はちこさんご夫妻が翻訳なさった 『バウンダリーズ』の著者ジョン・タウンゼント博士たちです。
『リカバリー・セミナー:バウンダリー』のお知らせから少し引用しますと、
リカバリーとは「回復」という意味ですが、 このミニストリーは、誰もが抱えている心の傷、痛み、悪習慣など人生の諸問題を、 「教会という環境(生きた交わり)」の中で取り扱い、回復させていくプロセスです。 これは単なる心の癒しにとどまらず、そこから自分の人生に働いておられる神の御手を見出し、 「私は一体何のために生きているのか」という自分の人生の目的を発見していく過程でもあります。
とのことです。
セミナーは、2005年3月21日〜23日、26日。
「21日だけ」というような「部分参加」もできるようです(26日は専門職の方限定)。
興味のある方は参加なさってみてはいかがでしょう。
追記
「3月22日は朝9時からの開催、26日はどなたでも参加できる」といった予定変更があるようです。 →はちこさん&ぼぼるパパの日記(2005年3月20日)
bk1の書籍のランキング、毎週ドキドキしながら見ています。 「さすがに6週目だから、 『プログラマの数学』は、もうランキング外だろうなあ。あとは発売後」と思っていたら、 まだランキングに残っていました。それどころか、2位に上昇していました…!
ご予約くださっているみなさん、本当にありがとうございます。感謝します。 発売は2005年3月24日、来週の木曜日ですね。
忙しいにゃ。眠たいにゃ。 先日、久しぶりにPerlクイズを送ったにゃ。 最近は《パズル》編しか出してない気がするにゃ。 今回は「素因数分解」の問題だにゃ。
書籍『結城浩のPerlクイズ』の宣伝もしておこう。
The Phantom of the OperaのCDを買って聞いている。 Andrew Lloyd Webberは天才ではあるまいか。 映画のサウンドトラックなので「音楽だけ」を聴きたいときにはちょっともどかしいのだけれど、 雰囲気がよいね。クリスティーヌ役のエミー・ロッサムが歌う、"Think of Me"が、私のお気に入り。
ゆっくり、ゆっくり、春が来る。
『プログラマの数学』の出版直前、編集部はまだまだがんばってくださっています。 昨晩は疑問点解決のための(たぶん)最後のFAXが結城宛に届き、メールで返信しました。 もう少しで、お仕事は編集部から印刷所のほうに遷移していくのでしょう(想像)。 お仕事してくださっている方々の上に神さまの祝福がいつもありますようにとお祈りします。
bk1では5週目に入ってもまだランキングしている模様(2005年1月31日の週から5位→6位→9位→6位→6位)。 ご予約くださっているみなさん、ありがとうございます。感謝します。
昨日公開した、 『プログラマの数学』出版記念のインタビュー記事 に対しても、たくさんの方から感想や励ましをいただいていますが、 お一人一人にお返事するのは困難な状況です。申し訳ありません。 でも、みなさんからのメッセージはていねいに読ませていただいております。
『プログラマの数学』出版記念のインタビュー記事を公開します。
夕食後のだんらんのひととき。 長男が 『世界の国ぐに探検大図鑑』を開いている。
私「これ『ブレーメン』の町だよ。 『ブレーメンの音楽隊』で有名な…」
長男「そうだね」
私「ねえ、知ってる? 『ブレーメンの音楽隊』に出てきた動物たちって、結局ブレーメンには行ってないんだよ」
長男「知ってる。それに、そもそも、音楽隊ですらないよ」
私「あ、そういえばそうだ!」
思いつくまま少し書いてみよう。
誰かがWebにコンテンツを置く。たとえばblogの記事を想像すればよい。 読者がその記事を読む。そしてdel.icio.usやb.hatena.ne.jpや1470.netでブックマークする。 ブックマークのサイトではRSS Feedを用意している。ユーザやタグなど何らかのaspectでRSSがFeedされる。 別の読者はRSSを購読(subscribe)する。 直接blogのRSSをsubscribeするかもしれないし、ブックマークサイトのRSSをsubscribeするかもしれない。 購読するときにはbulkfeeds.netやbloglines.comやi-know.jpなどのRSSアグリゲートのサイトを利用するか、 クライアント側で動作するRSS Readerを使う。 そしてまた記事を読んだ読者がブックマークをして…。
このような大きな流れを見ていると、RSSが重要な役割を果たしていることがよくわかる。
ところでこの流れの中で「広告」はどこに入り込むのがよいのだろう。 いや、もう少し広く考えて、blogの作者、それから各サイトの運営者はどんな「ビジネスモデル」を描いているんだろう。 「ビジネスモデル」というのを、ここではとても広く考えたい。 要するに「サイトの運営者の目的・目標・メリット・ゴールは何か」ということだ。 思いつくまま列挙する。
ぜんぜん整っていないけれど、 まあ、ぼんやり考えていること、として公開しておこう。
書籍 『プログラマの数学』の出版を記念して(?)、 あいうえおのうたを作りました。 あまり深く意味は考えず、ご笑覧ください。
昨年の7月ごろから プログラマのダイエットというのをやりはじめ、 3ヶ月で3kgほど減ったのだけれど、 その後、数ヶ月さぼっていたらまた少し増えてきちゃった。
ところで
Amazon.co.jp 売上ランキングが気になるので、ときどきのぞいている。
今日の瞬間風速は75位でしたね → 読者さんからご報告いただきました。16時現在69位ですね。どきどき♪ (^_^)
『プログラマの数学』が、 アマゾンで予約できるようになりました。
bk1では、4週連続でランキング入りしています(5位→6位→9位→6位)。 ご予約くださったみなさん、ありがとうございます!
「 bk1のトップページに『海辺のカフカ』と並んで掲載されています」という情報をいただきました。 ありがとうございます。
まずは、 問題編をご覧ください。
多数の解答をいただきましたが、
その中から一部をご紹介いたします。
みなさん、ご解答ありがとうございます。
私の解答よりもみなさんの解答のほうがわかりやすいですね。 (^_^;
まず、正しい時計の長針と短針の角度について考えます。
正しい時計で、垂直上方向と長針のなす角度をL度、 短針のなす角度をS度とします。 たとえば0時はL=0, S=0です。 3時はL=0, S=90で、6時半ならL=180, S=195です。 角度には360度の整数倍を加えてもかまいません。
さて、長針が短針の12倍の速度で回転することから、 正しい時計に見えるための条件は、
L = 12S + 360n (nは整数) ……[1]
です。
次に、傾けたときの「見かけの角度」について考えます。
T度だけ時計を左に傾けたときの長針と短針の見かけの角度をL'度、S'度とすると、
L' = L - T および S' = S - T ……[2]
が成り立ちます。
T度だけ時計を左に傾けた時計が正しい時計に見えるための条件は、[1]のLとSをL'とS'にそれぞれ置き換えて、
L' = 12S' + 360n' (n'は整数) ……[3]
です。式[1]と式[2]を使って、式[3]からL'とS'を消去し、N=n-n'とおいて、 次の式を得ます。
T = 360N ÷ 11 (Nは整数) ……[4]
[4]が成り立つとき、時計はいつでも正しい時計のように見えます。 それ以外のときには、いつでも傾いた時計のように見えます。
(1)の解答:T=30のときには[4]を満たす整数Nは存在しないので、0回(常に傾いて見える)
(2)の解答:TがT = 360N ÷ 11(Nは整数)を満たすときには常に正しく見える。それ以外はいつでも傾いて見える。
ちなみに、0≦T<360で考えて小数第二位まで計算すると、 時計が正しく見える角度は 0.00, 32.73, 65.45, 98.18, 130.91, 163.64, 196.36, 229.09, 261.82, 294.55, 327.27 の11通りあります。この11通りの角度は、ちょうど長針と短針がぴったり重なる11箇所に対応しています。
いつも楽しく読ませて頂いてます。
さて、傾いた時計クイズ (2005年2月26日)についてです。
x軸方向に長針の偏角、y軸方向に短針の偏角をとり xy 平面に、「その時計の長針・短針のとりうる状態の軌道」を描くことを考えて、 「ただしい向きのものの軌道」と「ただしいかどうかわからないものの軌道」 を比較してみるとよいように思います。
答案
(1)0回
(2)傾きが 360/11度の整数倍のときは常に判別できず、そうでないときは、常に判別できる
なんか勘違いしてそうな気もしますが。。。
(結城:ええと、どうなるかな…。なるほど、面白いですね。床屋さんの前にあるねじねじ棒みたい。ご本人からご指摘をいただいて、解答を少し修正しました)
http://blog.livedoor.jp/fukuchan2212/archives/2005-03.html
(結城:この解答は、リファラから逆にたどって発見しました)
はじめまして。いつも読ませていただいています。勉強になることが多くてほれぼれします。
「傾いた時計」クイズ、私なりに解いてみました。合っているといいのですが・・・。 時計の両針はいつも同じスピードで動くので、傾いた時計がある時刻で「傾いているかどうか判断できない」場合、 次の瞬間も「傾いているかどうか判断できない」状態となります。 時計は12時間で一周し同じ状態に戻るので、 傾いていると判断できる状態から回っている途中で「傾いているかどうか判断できない」状態になることはありません。 つまり、ある時刻で傾いていることが判らなければ、ずーっと傾いていることに気付かず、 ある時刻で「傾いている」と判る場合は、 ずーっと傾いているとしか見えないことになります。(なので、(1)は常に傾いているとしか見えない)
(2)の問題は「T度傾いた時計は傾いているように見えるか?見えないか?」という問題に置き換えられ、 これを解くためにはある時刻一つを取ってみればいいわけです。 例えば12時のときに正しい時計が表すように見えれば、傾いているように見えません。 12時のように長針と短針が重なっているのは正しい時計では360° * n / 11(nは整数)の角度で起こります。 つまり、時計が 360° * n / 11 だけ傾いているとき、常に「傾いているかどうか判断できない」状態となり、 それ以外のときは常に「傾いている」と判ることになります。
(結城:ほれぼれされてしまいましたが、結城は、みなさんからの返信のほうにほれぼれしますね)
大変魅力的な問題だったのでちょっと考えてみました.
(2) から回答します.
傾ける角度 T に関わらず,短針・長針の回転速度は変わらない.よって,
(a) あるひとつの時刻で傾いているかどうかが判断できない場合, その置き方をしている限りは他のいずれの時刻でも判断できない.
逆に,
(b) あるひとつの時刻で判断できる場合, 他に判断できない時刻がひとつでも存在すると仮定すると (a) に矛盾するので,その置き方をしている 限りは他のいずれの時刻でも判断できる.
よって任意の角度 T について,何か分かりやすい時刻をひとつ考えれば十分である. 短針が丁度上向きになる時刻を考える.この時刻に長針も上向きになる場合は, すなわちある時刻で短針と長針が丁度重なるような位置を上にして時計を置いた場合は, 時刻に関わらず判断できない. これを満たす角度 T [°] は,
T = 30h + T/12 (h: 整数)
を解いて T = 360h/11.それ以外の置き方の場合は,時刻に関わらず判断できる.
答え: T = 360h/11 (h: 整数) のとき全時刻,それ以外のとき 0 回.
(1) は,(2) より直ちに 0 回.
(結城:かがみさんは、結城のいささか間抜けな質問メールにも丁寧に答えてくださいました。ありがとうございます)
結城さん,こんにちは. 2月26日の日記の「傾いた時計クイズ」の答えってわけでもないんですが,ちょっと書いてみました. http://www.misi.jp/tdiary/?date=20050301#p01
(結城:そうか、スーパーな人にとっては、時計の針は短針だけで十分だったのですね)
あなたのご意見・感想をお送りください。 あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。