結城浩
2003年5月30日
今日も新しい章を書き始めてみる。 1つの章を深める代わりに新しい章を書いてみると、 各章のばらつきとバランスを考えて書くことができる。
まずは、ぐっと力を入れて章のタイトルから順番にともかく書いていく。 先を急がず、とにかくその章のその場所に書くべきことを書こうとしてみる。 どうしても、うまく文章が出てこないときには「ここにはこういうことを書くべき」とメモをして先に進む。 図を描かなくてはいけなくなったら図を描こうとしてみる。
このように順番に書いていくと、頭の中には「最後にはこういうまとめの言葉を書くといいな」「こういう話題は別の章のほうがいいな」といった アイディアがいろいろわいてくる。それは適当な場所にメモをしておく。そのメモは、将来の自分への手紙となる。
書き進めていると、自然に疑問が心に浮かぶ。 それもメモしておき、必要に応じて原典にあたって調べる。 急がない、急がない。そうやって自分が疑問をいだくことはとても大事だ。 なぜなら、きっと読者も同じような疑問をいだくだろうから。
…というような話は、私はもう何回も何回も日記に書いている。 大筋はいつも同じだね。