結城浩
2004年6月11日
今日も地味にお仕事。ぱたぱたとキーボードを叩く一週間。
家内は体を冷やしたらしくちょっと喉痛ぎみ。 帰宅するときに葛根湯とヴィックスドロップを買う。 次男が家内のために祈る。 そういえば次男は、長男が小学校に行くときに大きな声で「今日もかみさまの祝福がありますように!」と祈る。 いい子だ。
昨晩、長男とお風呂に入る。
長男「ねえ、お父さん、問題出すよ。言葉の意味を言って、元の言葉を当てるの」
私「うん、いいよ。お父さんも子供のときよくやった」
長男「『声を出さないで笑う』ってなーんだ?」
私「笑う…こと?」
長男「ううん『声を出さないで笑う』」
私「わかった。『微笑む』だ」
長男「正解! (といって微笑む)」
私「ふふ」
長男「じゃあ、次の問題だよ。『親切にしてあげたのに、そのことを忘れたり、ぜんぜん気にかけなかったりすること』ってなーんだ」
私「え? …わかった。『恩知らず』」
長男「正解です!」
私「けっこう面白いもんだね。じゃあ、逆をやろうか。言葉を言って、それを人に説明するの」
長男「いいよ」
私「じゃあね…。『みぞれ』を説明してください」
長男「みぞれ…? 雨みたいな…うーん」
私「難しいね。たとえば、そうだなあ…『空から降ってくる、解けかけた雪』くらいかなあ」
長男「難しいよ」
私「じゃあ、次の問題。『霧』を説明してください。穴あける錐じゃないよ」
長男「『山の上で、内側から見た雲』?」
私「え、霧って雲なの?」
長男「え、違うの?」
私「山の上にしか霧って出ないの?」
長男「うーん、そうじゃないなあ。難しいね」
私「辞書を作る人って偉いよね」
…… などと会話を記してみて思ったのだけれど、 どっちが私で、どっちが長男なのか、会話を読んだだけだと区別がつかない……。