フレッシュな気持ち

結城浩

2000年10月21日

でもって、今日も隙間時間でひたすら[DP]の仕事。 感覚的にはもうこの本は「つかんで」いて、 技術的な部分については8割方できている。 文章の部分は現在3割といったところ。 何とか突っ走りたい。

隙間時間とは何か。 布団干し、次男のおむつの交換、洗濯物の取り込み、掃除機で部屋掃除、布団取り込み、 お風呂のお湯はり、などの間の時間である(このくらい書いておけば家事に協力的な夫の雰囲気は出たかな:-P)。 隙間時間にやる作業と、まとまった時間(例えば2時間)にやる作業をきちんと把握していれば、 なかなか効率的に仕事は進んでいくのであった。

文章を書くときにはフレッシュな気持ちが大事だ。 つまらぬルーティンワークをこなすつもりで、 とにかく文字数を埋めることを目標に文章を書いていると、 書いているほうも、読んでいるほうもつまらない。 どんなに短い文章でも、フレッシュな気持ちを持って取り組むと、 想像以上の何かが起こる。 それはプログラムでも同じである。 仕事の中であわただしくプログラムを書くばかりではなく、 ときにはたった10数行のプログラムをじっくり眺め、 そこに書かれていることの意味や、見過ごしがちなウィークポイントを探し出すのは プログラムの品質を(そして作業している自分の気持ちも)すっと向上させるのではないか。 その点、家事も、仕事も、礼拝も同じだ。 一見あたりまえの、いつものことであっても、 くるりと視点を変えて新鮮な気持ちで向かうのはとても大切なのである。

惰性ではないキス。