原典と入門書

結城浩

2001年8月14日

結城の本棚をざっと見渡す。 プログラミング言語の本がいろいろあるけれど、 まずお薦めできるのは各言語における「原典」と呼ばれる本だ。 バイブルと呼ばれることもある。 CならK&R、PerlならLarry Wallのラクダ本、JavaならいわゆるJLSだろう。 インターネットなどで情報収集するのはいいことだが、 最後はこういう「原典」にあたって確認する作業はとても大事だ。 インターネットに流れている情報がいつも正確とは限らないからだ。 そういう意味で、これからの本を「バイブル(聖書)」と呼ぶのは理にかなっている。 クリスチャンが聖書にあたるのと同じこと。

上に示したのは翻訳。以下は原書。

上記の本は「原典」と呼ばれる。 でも結城が書いている以下のような本は「入門書」と呼ばれる。 最初から原典で学ぶのはちょっと… という人が「最初の壁」を乗り越えるために読む本と言えようか。