オリオンの恋

結城浩

2003年11月1日

いろいろと忙しい。

原稿を書いている。

プログラムも書いている。

落ち着いて、ゆっくりと考えごとをする時間が必要だ。

くたびれたので、思いつくまま文章を書いてみよう。

決して編集することなく削除することもしない。

心に浮かんだ文章をそのまま書いてみよう。

昨晩はよく晴れていた。

寒い道を歩く。はいた息が白くなる。

見上げると夜空には輝くオリオン。

夜道を歩きながら、いろんなことを考える。

朝は元気なのに、一日仕事をするとどうしてくたびれるのだろう。

一日は一生のようだ、と言ったのは私の家内だった。

朝は元気。若者のように元気。

でも夜はそうではない。

家内からはたくさんのことを教わっている。

私たちの存在は、神さまのアナロジーになっているということ。

本当に体にいい食べ物を選ぶために「自分のお腹に聞く」ということ。

恋をすると、香りに敏感になるということ。

さまざまなことを家内に教わる。