結城浩
2004年6月22日
先日、電車の中で結城が書いた連載記事を読んでいる人を見かけた。 これは非常にめずらしいこと。というか、はじめての経験である。
私はつり革につかまって立っている。 ちょっと離れた席に座った男性がC MAGAZINEを開いている。 最初は「あ、C MAGAZINE読んでる」と思った。ちょっとしてから、もしかしたらと思い、 すすすす、とその男性のそばに移動する。ちらちらと眺めてみると、 ちょうど、私の連載記事「プログラミングの基礎テクニック」を読んでいるところだった。 うれしい驚きを感じつつ、 この機会にどういう読み方をするのかをそっと観察(?)させていただく。
ぱらぱらっと読み進んで次の記事に進むのかなと思ったら、 そんなことはなく、妙にじっくり読んでいる。 プログラムリストも、まるで一行一行読むように読んでいる。 ときどき前のページをめくって読み直したりする。 なかなか読み終えない。 何分くらい経っただろう(測ればよかった)。 しばらくたって、やっと次の記事にうつった。
自分の連載記事をあんなにていねいに読んでくださっているとは、 とてもはげましになりました。 ありがとうございます。