結城浩
2001年2月2日
[DP] Commandパターンの続き。 やっと完成してレビューアに送付する準備。
書店で、デザインパターンに関する本を見かけるとドキッとする。 何だか世界中から先を越されているような気がして。 いまさら私が新しく本を出す意義なんかないんじゃないか、 という気持ちに襲われて。
でも、そういう気持ちをぐっと抑えて、本をぱらぱらと読むと少し落ち着く。 私のとっているアプローチとは異なっていたり、 書き方がずいぶん違っていたりするから。 そうすると、ちょっと気持ちが上向きになってくる。ほっとする。 そして、このように、自分が書いている本に関係した本がたくさん出てくることは いいことなんだ、とも思えてくる。 なぜって、その分野の本に対して「需要がある」と多くの人が考えている証拠だから。 きっと、 私の書いているこの本を必要としている読者もいるはずだ、 と思えてくるのだ。
そして、祈ってキーボードに向かい、きょう一日の分を書き進める。