索引のマークづけ

結城浩

2002年5月20日

今週末は『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』の再校読み合わせである。 一通り読んで朱を入れ、索引のマーカをつけた。長男が私の作業を見て質問をしてくる。

長男「おとうさん、何しているの?」
 私「お仕事」
長男「何に印つけているの?」
 私「索引に入れる単語に印をつけているんだよ。
   『さくいん』(と言って、長男をつつく。
   新しい単語が会話に登場したら子供に発音させているのだ)」
長男「さくいん」
 私「索引って何だか知っている?」
長男「知ってる知ってる。本の始めのほうにあるやつだね」
 私「違う。それは目次。索引は本の終わりにある
   (と言って本棚からGoFのDesign Patternsの本を取り出す)」
長男「わかった。本の最後にある、あいうえお順のものだね」
 私「そう。こういうの(といって索引を見せる)」
長男「あっ、これはABC順なんだね」
 私「そう。索引のことをindexともいう。『index』」
長男「index」
 私「目次はtable of contentsという。『table of contents』」
長男「…contents?」
 私「おとうさんは、単語に印をつけておく。すると編集の人がこれを拾って、
   ページ番号とあわせる。全部あわせたところで、あいうえお順に並べ替える。
   これが索引だ」
長男「ふうん」