六百六十六について

結城浩

2001年5月31日

以下は「六百六十六」という数を恐れている方からのメールへの返信です。

結城浩です。

六百六十六というのは、 聖書の黙示録の13章18節に登場する 「獣」の数字が六百六十六である という記述から来ていると思います。 この文脈からは、 悪魔あるいは反キリスト的な存在を表現する数です。 ただし、黙示録そのものはとても難解であって、 さまざまな解釈があると思います。

もともと、六という数は、 聖書で「象徴的に」悪魔を表したり人間を表したりする と言われています。

しかしながら、数字は単なる数字であって、 その数字で呪われるわけでもありませんし、 害があるわけでもありません。

桜や富士山が象徴的に日本を表す場合があるように、 数字が象徴的に何かを表すことはありますが、 数字そのものを恐れる必要はありません。

あなたの上に神さまの祝福がいつもありますように。