結城浩
2004年6月5日〜6月6日
今日はWikiばなVol.2の日です。 結城はWikiばなVol.2には参加しませんけれど、 懇親会のほうには顔を出させていただきます。
自己紹介代わりのプリントも準備したし、おみやげも用意したし、 おやつは300円までで、あれ、バナナはおやつに入れるんでしたっけ? ズボンを寝押しして、さあ寝ましょ。
WikiばなVol.2の懇親会という飲み会から帰ってきました。 はてなの近藤さんとお会いする、 というのが今回の参加の第一目標だったのですが、 その目標をはるかに上回る「なにか」を得たように思います。 幹事さんはお疲れさまでした。
あ、そうそう、私の「自己紹介シート」などの資料は一応公開しておきましょうか。
飲み会に出発する前、家内に「今日はね、今度京都から東京に拠点を移した『はてな』の近藤さんが来るんだよ」と話す。 すると、家内は 「ふうん…。こういう業界はネットワークがつながっているから場所はどこでもいいんじゃないの。どうして東京に来られたのかしら?」 などと妙に本質的な質問をする。 うん、じゃあそれは今日近藤さんにお会いしたときに聞いてみよう、と家内に言う。
宴会席上で近藤さんにお尋ねしてみたところ「若気の至り」といいつつ 「東京という主戦場で力を試したいと考えたから」という主旨のお答えをいただいた。 ふうむ。なるほど。
近藤さんから 「結城さんのデザパタ本にはお世話になりました」と感謝の言葉をいただき、 私は恐縮しながら「そうですか、ありがとうございます」などと受け答え。 すると近藤さんが「以前、Perlで結城さんのサンプルを書き換えて、公開許可を結城さんにもらったことがあるんですよ」 と言われ「むむ?」と記憶を手繰る。 確かにそういうメールを送ってきた「近藤さん」がいたけれど…。 ええ! あの「近藤さん」って、はてなの「近藤さん」だったのぉ?
デザインパターンを学んで、はてなのシステムのモジュール化・オブジェクト指向化を進めました、 という近藤さんのお話を聞きながら、拙著がほんの少しでも「はてな」のお役に立てたのかも、 と「じーん」と来てしまいました。
二次会で、酔いの勢いにまかせて 「近藤さん、次に公開を予定しているはてなのサービスは何ですか?」 などとむちゃくちゃ直球の質問をする。 近藤さんはにこにこしながら「そうですね、いろいろ考えていますよ」と大人のお答えをする (といいつつも、近藤さんって、私より13歳も年下なんですよね…)。
結城は、リーガルなホスティングはどうでしょうね。 など、生意気なことを山ほど言ってしまい、 後で思い出し、ちょっと恥ずかしくなりました。
今回のWikiばなVol.2懇親会には7冊の「おみやげ本」を持っていきました。 メーリングリストで、欲しい本に前もって手を上げていただき、 プレゼントとして結城が持参&サインするというお楽しみ(?)です。 今回は「中国語版」というレアもの(?)も品目に入れてみました。
当日は、おみやげ本以外にも、
みなさんがご持参した拙著にもサインをいたしました。
みなさん、ご購入ありがとうございます (^_^)
。
以下、思いつくままに(全員は書けません、ごめんなさい)。
懇親会幹事の h12oさんには駅前で迎えていただきました。 おしゃれなスーツを着こなした好青年が「Wikiばな懇親会」という紙を手に改札前に立つ。 お疲れさま&感謝です。 懇親会の席上では、ちょっとした時間に結城のことをお祈りしてもらいました (私もほそのさんのことをお祈りしました)。 ありがとうございます。
yucoさんの話を聞いていると、 「この人はとても頭の回転が速い」 のだなあと思いました。 頭の回転が速く、さまざまな事柄に対するアンテナが高く、 しかもそれらを的確に自分の言葉にまとめて表現できる力を持っている、という印象を受けました。 現在は特にお仕事をしていらっしゃらないですが、 東京のほうでまたお仕事をしたいというご希望をお持ちのようです。 ご本人がどのような職種を希望なさるのかは知りませんが、 こういう人材をほっておく手はないと思いました。 よいお仕事が見つかるとよいですね。
yomoyomoさんとは、軽口をたくさん叩いたり、 ちょっぴりまじめで地味な話をしたりと、 楽しい時を過ごしました。 yomoyomoさんは、飄々としている一面と、 不器用ながらまじめで繊細な一面を持っているようなので、 私の不用意な言葉で今ごろ傷ついていらっしゃらないだろうか、 とちょっぴり心配です。 officeさんのことと、Winnyのことについてご意見を伺いました。
たださんのポジションペーパーは今回のWikiばなVol.2の中で 一番分かりやすかったですね。 こういう機会では「話題を如何に絞るか」が大事なのだな、と理解しました。 たださんがポジションペーパーで書いていた4期は、 Webサイト全般にあるいはコミュニティというもの全般に 適用できそうだなと思いました。 ということは、衰退期に入った後(あるいは入る前)に コミュニティは的確な総括・集大成のことを考えたほうがよいのかも。
きたさんとは飲み会で毎回となり合わせの席になるんですよね。 そのため、いつもまたーりとした話でのんびりと。 「Webサイトから受ける印象と違う」といつも言われるんだよね、 という話題が展開していました。 そういえば結城もよく 「結城さんってサイトを読んでいると近寄りがたい方という 印象を受けますが…(0.5秒ほどの間)きさくな方なんですね」 と言われます。 単語を選んでいるあの0.5秒ほどの間は何なのでしょうねえ…(苦笑)。
shinoさんはWikiばなVol.2の幹事さん。 娘さんの可愛い写真を持参してみなさんにご披露していました。 確かに可愛い! べっぴんさんですな。 オフ会ならではの話題をあれこれと。
いつもにこにこ naokoさんには、 ご主人にJava本のおみやげをお持ちしました。
一方 kayakayaさんは、奥様の分までサイン本を用意してくださいました。ありがとうございました。
増井さんには、ムーグさんの生写真(?)を見せていただきました
ninjinさんは
RandomNote
の作者さん。
ニンジンの色をしたシャツで記憶しやすかったです (^_^;
。
とても落ち着いた話し方をなさる方。
最近作った「声のかけら。」はRandomNoteに負うところが大きいので、
今回ninjinさんにお会いできてとてもうれしいです。
RandomNoteについてお聞きすることができました。
kanさんはlilyやWema(変なもの)の作者さんです。 想像していたイメージとずいぶん違っていてちょっと驚きました。 もっと神経質そうな方かと思っていました(失礼!)が、にこやかな好青年でした。 こういうものを作って!などと勝手なお願いをした記憶があります。
ゆきちさんは Wiki記法の標準化 の方。 現状と今後に関する情報交換。うまい方向に進むとよいのですが、 うまい方向、というのが難しいのですよね。
たつをさんからは、 手帳のプレゼントをいただきました。ありがとうございます。 後で「はでなアンテナ」というネタをメモってましたね。
青木さんは BitChannel の作者さん。 こちらはイメージとすごく近かったです。 にこやかな方でした。
kdmsnrさんはmixiでお写真を拝見していたので、すぐに分かりました。 スマートで明るいナイスガイですね。
wakatonoさんと二次会でお会いできるとは。 思わず「え…。スラッシュドットのwakatonoさんですか」などとお聞きしてしまいました。
以下、キーワードのみの列挙。
コミュニティ / スタイルシート / はてなグループどうよ / はてな引越し裏話 / プログラマの楽しみ / メンテナンスとタイミング / アフィリエイトとAdSenseの違い / ゴーストライター / フェリカの暗号 / 就職と再就職 / ネット上のイメージと本人のイメージ / どこでもメモ / 公開アンテナと非公開アンテナ / 複数id問題 / Winny / バッドノウハウカンファレンス / RewriteRule / 医療関係者の労働環境 /
ほかにもたくさんの方とお話することができて、たのしいひとときでした。 Wikiを中心にした集まりですけれど、 興味と関心の範囲はそこにとどまらず大きな広がりを見せているようです。 ふと「ハイパーリンクは人をもつなぐ」というフレーズが心をよぎりました。
お別れするときには、何人もの方と握手してきました。 みなさん(特に幹事さん)に感謝し、 みなさんのこれからの活動がさらに豊かになりますようにとお祈りしております。