本の執筆

結城浩

2001年8月29日

淡々と仕事。 サンプルコードの作成はほぼ完了。 といってもきっと本文を書いているうちにまた修正は入るだろうけれど。 あとは2章分のコードを用意しよう。

コードを書いているとき、こころにうつりゆくよしなしごとを、メモとして書いていく。 メモを書いていると気になることが出てくるので参考書や資料を見る。 自分の頭で考えてから参考書を調べるのはとてもよい。 参考書のすばらしさもよくわかるし、 また参考書の著者がどこをどういう風に「はしょって」いるかがわかるから。 調べているうちに「もしこれがこうなら、あれはどうなるのか」といった疑問がわいてくる。 そしたらその問題を解く(解こうとしてみる)。 その問題を解く過程でまた心にいろいろと思うことが出てくる…。 よい問題を思いついたら、それを練習問題に回す。 こうやっているうちに、各章の素材が集まってくる。 十分集まったら「さて」と気持ちを切り換えて、 章の始めから順に、丁寧に文章を書いていく…。 こんな風にして本の執筆は進んでいく。