対象読者
本書は、次のような方に特におすすめできます。
- これから大学数学を学び始めようという高校生・大学生
- 一般の数学書は難しいと感じる大学生や社会人
- 群論をはじめとする大学数学に再挑戦したい社会人
- 独学で数学を学ぼうとしている方
本書の特徴
本書は、次のような特徴を持っています。
- 「集合」や「写像」から少しずつ理解を積み上げつつ、いわゆる「準同型定理」までをわかりやすく解説していますので、安心して群論の基礎を学ぶことができます。
- 数学者にとってはあまりにも「当たり前」なことまでも明示的に説明し、数学書としてはありえないほど丁寧に読み方や考え方が書かれていますので、スムーズに読み進めることができます。
- 講義中に語られるような「ちょっと一言」が本書のいたるところに散りばめられていますので、「大学数学の学び方」や「数学書の読み方」も自然に身につき、他の数学書を読むための準備もできます。
- 各章には、学んだことを対話形式で振り返るコーナーがありますので、楽しく学びを進めることができます。
- 各章の終わりには演習問題があり、すべての問題に解答が書かれていますので、自分の理解を確かめることができます。
目次
本書は、いきなり群の章から始まるのではなく、群論を学ぶために必要な「集合」の章と「写像」の章から始まりますので、安心して読み始めることができます。
- はじめに
- 第1章 集合
- 第2章 写像
- 第3章 群
- 第4章 巡回群
- 第5章 準同型
- 第6章 対称群
- 第7章 同値類と剰余類
- 第8章 準同型定理
- 第9章 作用
- 参考文献と読書案内
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