何となく不調

結城浩

こんばんは。

夜になって、くたびれて、もう何もしたくないなあ、と感じながら、
でも心にあることを何か言葉にしたくて、
こうやって、あなたに手紙を書いています。
あなたはいかがお過ごしですか。

ここ数日、体調があまり思わしくなく、食欲もなかったりして、
仕事のペースを落としつつ(〆切は気にしつつ)過ごしています。
幸い、折にふれて祈ることはできるので、主に支えられつつ歩んでいます。

疲れが抜けないのは年かなあ、などと冗談混じりにある方と話したら、
「結城さんはまわりに気を使いすぎでは」という返事が返ってきました。
ふうむ。まあ、確かにそうかもしれませんね。

何となく不調なときに効果的なのは、誰かをつかまえて、雑談をすることですね。
特に聞き上手な人と話すのはよいです。
あとは、私の場合には、町の中を目的を決めずに歩くこと。
〆切に関係のないプログラムを書くこと。
そして、この手紙のように、心に浮かんだことをそのまま、
機械的にタイピングしていくこと。

昨晩、私は家で横になりながら、
家内がピアノを弾いて聖歌(というかワーシップ)を
澄んだ声で歌っているのを聞いていました。
主を賛美する歌が部屋の中に満ちるというのは、とても気持ちのよいものですね。
私も横になったまま、家内にあわせて歌ったり、異言で歌いながら祈ったり、
そんなひとときを過ごしておりました。

疲れているときには、毎日が単調な繰り返しに感じられるものです。
そこから回復すると、世界はまた日々新たな輝きを放つ。
しかし、疲れているときには、それがなかなか思い出せない。
いつもとペースを少し変えて、
ちょっぴり自分を甘やかすのもいいかもしれませんね。

ゆっくり、ゆっくりですね…
ではまた。

(にっこり)