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[ 豊かな人生のための四つの法則 ]

Tips for Windows

結城 浩


目次



はじめに

このページでは、Windowsにまつわるちょっとしたコツ(Tips)を紹介します。



秀丸は常駐させて使う

秀丸エディタは「常駐秀丸」の機能を使うととても便利。 さらに、ショートカットを割り当てておくとワンタッチでエディタが起動できます。 「ファイルヒストリの個数」はできるだけ多く(20個)にしておくと便利。



リストボックスで最初の一文字

リストボックスでたくさんの項目の中から選ぶとき、 ずううううっとスクロールしなければならないときがあります。 そんなとき、選ぶべき項目の最初の一文字をキーインすると、 一気にそこにジャンプできて便利。



Visual C++で不要なファイルを削除

ディスク容量が不足したときは、 いまほったらかしにしてある自分の開発プロジェクトを見つけ出し、 そこにある「プリコンパイルヘッダ」を削除するとよいです。 拡張子は .pch です。これだけで優に数MBは節約できます。 その他にも .ilk や .ncb や .opt や .plg は削除できます。



コマンドラインのZIPを活用

GUI版のWinZipを使うと、ファイル指定などで結構手間がかかるもの。 バックアップや人に渡すアーカイブ作成などの「定型処理」には コマンドライン版のZIPとUNZIPが便利です。 以下からダウンロード可能。 -end



DOSプロンプトからエクスプローラ起動

DOSプロンプトを使っているとき、カレントディレクトリをエクスプローラで見たくなったとします。 そのときは、コマンドラインで、

start .

とします。最後のドット(.)はカレントディレクトリの意味です。 結城はこの一行を書いたバッチファイル s.bat を作っています。 そうすると、DOSプロンプトでsと打つだけでさっとエクスプローラでの作業に移行できます。



エクスプローラで、一つ上のディレクトリへ

エクスプローラやファイル選択コモンダイアログの中で バックスペースキーを打つと、一つ上のディレクトリへ行けます。



ダイヤルアップのパスワード保存

Windows95起動時に「Windowsへのログイン」をしますが、 あのとき、特定ユーザでログインすると、 「パスワードの保存」が使えるようになります。 キャンセル(ESCキー)してはじめると、 「パスワードの保存」は使えません。

考えてみれば、ユーザが特定できていないのに、 パスワード保存ができるのはセキュリティ上問題があるのでした。

これは読者の方からのメールで気がついた Tips です。



デスクトップのアイコンを小さくする

デスクトップに並んでいるアイコンを小さくするには、以下の手順に従う:

デスクトップで右クリック
  →プロパティ
  →デザイン
  →指定する部分
  →アイコン
  →サイズ


ファイル名変更は最初に行おう

ワープロなどで、 ひな形ファイル(テンプレート、スケルトン)を元に文章を書くとき、 最初に別名で保存(Save As)機能で目的のファイルに保存してしまうとよい。 さもないと、誤ってひな形ファイルを書き換えてしまうことがよくある。

安全なのは、ひな形ファイルは書き込み禁止にしておき、 ひな形ファイルの先頭に、「まず別名で保存すること」と注意書きを書いておくと もっとよい。



ファイル名は内容がわかるようにつけよう

ファイル名に、test, tmp, a, abc, zzz, のような内容不明な名前をつけるのは できるだけ避ける。 そういう名前をつけるときには、 10分後に削除しても構わないくらい重要度の低いファイルに限るようにする。



バックアップは一定の手順でとろう

ファイルのバックアップをとるときに、 昨日は手でコマンドを入力、 今日はエクスプローラを使う、 明日は…のように不定の手順で行うのはよくない。 バッチファイルを作るなり、 定期的にバックアップをとるユーティリティを使うなりして、 一定の手順で行うようにする。可能なら自分以外の人にも説明できるように。



CTRL+ESC でスタートメニューが開く(Win95)。

[スタート]メニューはほとんど終了のために使っている(変な文章)。 だからたいていは CTRL+ESC でスタートメニューを出し、 U(ウインドウズの終了)で終了する。 DOS窓をフルスクリーンで開いているときには使えない。

余談:以前は CTRL+ALT+ESC だと思っていたが、 このページを見た方から CTRL+ESC でいいのですというメールがありました。 確かに! ご指摘を感謝します。



ALT+SPACE → N で現在のウインドウをアイコン化する(Win95)。

私はたいていフルスクリーンで仕事をしているので、 現在の仕事の一時中断をするときには、 たいがい「現在のウインドウをアイコン化」することになる。 そのとき、ALT+SPACE でコントロールメニューを出し、 N(アイコン化)でアイコン化する。



ALT+Print Scrn で現在のウインドウの内容をクリップボードにキャプチャする。

プログラムの画面の説明を書きたいとき、 いちいち画面キャプチャソフトを起動することはない。 ALT+Print Scrn キーで、 現在のウインドウの内容がクリップボードにキャプチャできる。 ペイントソフトで貼り込み(ペースト)すれば完了。




デスクトップのアイコンの高速起動

デスクトップのアイコンを起動するために、 いちいちウインドウをたたんだりアプリケーションを終了するのは 面倒なものである。

そんなときはデスクトップのアイコンに アクセスキー(ショートカットキー) を定義してやるのがよい。 アクセスキーを定義してやると、 キーボードの組み合わせでアイコンを起動できる。

例えばデスクトップにNetscape Navigatorのアイコンを 置いてあったとする。そのアイコン上で右クリックし、 プロパティ設定ダイアログを出す。 そこで「ショートカット」を選び、CTRL+ALT+Nを入力する。 これで、作業中にCTRL+ALT+Nというアクセスキーを入力したとたん Navigator が起動してくれる。

手順をまとめると…

(1) デスクトップのアイコン上で右クリック
(2) メニューから[プロパティ]を選ぶ
(3) タブから[ショートカット]を選ぶ
(4) [ショートカットキー]上で文字を登録する

私は例えば以下のようにしている。

Ctrl + Alt + N → Netscape Navigator起動
Ctrl + Alt + H → 秀丸起動
Ctrl + Alt + R → プロバイダへのダイアルアップ起動
Ctrl + Alt + P → DOSプロンプト


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[結城浩]

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