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結城浩の書籍 『プログラマの数学』に対する読者およびレビューアからの感想文を紹介します。
結城浩の「はてな日記」には、 『プログラマの数学』に言及している日記やブログのリストがあります。こちらもご参考にどうぞ。
このページでは、 『プログラマの数学』のレビューアと読者から寄せられたご感想を抜粋してご紹介しています。 なお、長文のご感想が多いため、結城が部分的に編集しております。ご了承ください。
みなさまからの感想は、結城にとって大きな励ましとなっています。 心から感謝します。ありがとうございます。
第5章「順列・組み合わせ」の題名を見たとき、 高校時代の確率・統計の数学の授業を思い出してしまいましたが、 読んでみると非常に分かりやすいと感じました。 大学受験のときの私の勉強では、とにかく問題のパターンを覚えて、 それに当てはめて解くということの繰り返しの勉強だったのですが、 結城さんの解説を読んで、 納得しながら解答を導くことの面白さを感じてしまいました。
第2章「論理」の中に書いてあった 「論理に対して否定的に感じている方へ」という節, 素晴らしいと思います。 プログラムに対して暖かな気持ちになるというか, なんというか、理系な自分を励まされた気持ちになりました。
第6章まで読みました. 高校までの数学で習ったことが多いですが, だいぶ忘れてますね. 普段プログラミングで無意識に使ってますが, 難しい問題に直面したときは意識して使わないといけないなあと反省しました.
この本の中で、もし他の読者に最も薦める章はなにかと聞かれたら、「剰余」の章になります。 「剰余はグルーピング」というのは、簡単で、実際に役立つ考え方だと思います。 また、結城さんの説明も丁寧な例がひいてあり、わかりやすかったです。
「対数」の説明のところには, おお,と感心してしまいました. 一旦違う世界にいって計算し,元の世界に戻るっていう手法はよく出てきますが, もっと複雑な数学レベルの話ばっかりだと思ってました.
「再帰」と「指数的な爆発」の2つの章は、 まさにプログラマへ向けた章だと思いました。 とくに、プログラムを書くときに「指数的な爆発」に気づかない人が かなりいたりします(自分も、最初のころはやらかしていましたが^^;)
Cのプログラムはいま1つ分からなかったのですが、 プログラムの後に「このプログラムは要するにこういうことですよ」 と書いてあって、とてもよかったです。 特に再帰的な木と停止判定問題のとき。
「再帰」の章の「構造を見抜くことは、大きなかたまりを「分解」する手がかりになる」というのはそうですねー. 陽子や中性子が構造を持つ⇒それらはクォークに分解できるという話ですもんね. あ,実際にはクォーク単体には分解できなかったと思うんですけど.
再帰っていうテーマは面白いですね.対象として扱っているものがいつの間に か自分自身にすりかわるからかなあ.
第3章「剰余」は問題を解くあたっての非常に強力な武器となる周期性について、 とてもうまくまとまっていると思います。読んでいて楽しかったです。 「オセロで通信」のクイズはとってもよいです。 パリティの根本的なところがしっかりつかめると思います。
第5章で「場合の数」が出てきます. 高校のときから組み合わせ・確率は苦手でした. nで一般化してもなかなか確信がもてないんです. もれとだぶりについて,どこかで考え違いをしてないかといつも思ってしまって.
全部読み終わりましたが,最後の数章はすごく面白かったです. これから…というところで終わってしまったので少々残念な感じもしましたが, こういう世界が広がっているという道案内としてすごくよかったと思います.
全体的に、また第5章「場合の数」は特に、 プログラマというかSEにはしっかり勉強して欲しいところですね。 高校の数学でも文系の人は勉強していないですし、 理系の人でもあまり勉強していない人も多い感じがします。 かなり重要なことだと思うのですけどね。
最後まで読んで感じたのは, 1冊読破したぞ!といった達成感というよりも, もっと読みたい!もっと練習したい!という気持ちでした。 次の学習に繋がるという点でも,入門書としてよい本だと思います。
各章のはじめとおわりに書かれている 「はじめの会話」と「おわりの会話」は楽しいですね。 『Java言語プログラミングレッスン(上/下)』も持っているのですが、 この本の「はじめの会話」と「おわりの会話」も読んでいて、 つい、にたっと笑ってしまうような感じでした。
第3章「剰余」は、クイズ形式になっていて面白いですね。 興味深いクイズがちりばめられており、読むのが楽しいと感じると同時に、 剰余の不思議さみたいなものが実感できて非常によかったと思います。
クイズの答えを見て、こんな周期性があるのかと思いました。 「周期を視覚的にとらえる」では「時計」が出てきますが、 つい 『暗号技術入門』を思い出しました。 恋人探しや部屋に畳を敷き詰めるクイズも楽しいですね。
最後の一筆書きのクイズの地図は、 学生時代に習った記憶がある懐かしい地図でした。 当時は理解できなかったのですが、 クイズの答えを見て、しっかりと理解できたような気がします。 説明が理解しやすいです。
第2章「論理」のランプゲームを使用した「カルノー図」の説明はすごく分かりやすくていいなぁと思いました。 カルノー図を授業で扱うときには、 単にブール代数を簡単化する手法としてカルノー図があって…… といいながら論理式を簡単化する練習をしています。 でも、本書のように、ランプゲームなどの題材から入ると非常に理解しやすくなるし、 興味を持たせることもできると思います。 是非、授業で採り入れてみたいなと思いました。
第2章「論理」の中で、 「カルノー図」についてかなり真面目に書いてあるのが, 私にとっては新鮮でした. 知ってると便利なのに,あまり扱われない題材のような気がするので, すごく良いと思います. また「未定義を含む論理」に書かれているような内容は,初めてみました. まさにプログラマのためのロジックという感じがして,新鮮でした.
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