あっちゃんは、ぜんぜん見つからないから帰る、と言った。 みっちゃんは、わたしも帰る、と言った。 橋の上から「もういっしょに遊ばなぁい」と言う二人の声が聞こえた。 あたしにだけ、きれいな石が見つかるのは、 あたしのせいじゃないのに。 どうして、あたし、ひとりぼっちなの。