あたしのマフィンは世界一。 ふかふかで、かしこくて、 無口だけれどしっかりものさ。 いつも一緒に ころころ遊び、 いつも一緒に ごはんを食べる。 あたしが風邪で寝込んだときも、 マフィンは あたしから離れない。
マフィンが天に召されたのは、 あたしが上京した年だった。 あたしは 一日泣き続けた。 マフィン。マフィン。 ごめんよ、あなたから離れて。 あなたのことは絶対忘れない。 ありがとう、マフィン。