ホーム > むかしむかし、あるところに > めえめえさんが、しんぶんはいたつをするおはなし | 検索 | 更新情報 |
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むかしむかし、あるところに、めえめえさんというやぎがおりました。 めえめえさんは かみをたべるのが だいすきでした。 あるひ、めえめえさんは しんぶんはいたつをすることになりました。 しんぶんやのおじさんから じてんしゃをかしてもらい、 おおきなしんぶんのたばをわたされました。 あさはまださむく、はくいきがしろくなりました。 しんぶんを10けん くばったところで、めえめえさんはひとやすみをしました。 ひとやすみしていると、なんだかおなかがすいてきました。 じてんしゃにはしんぶんしが たくさん たばになっています。 めえめえさんの め が、きらり、とひかりました。 「しんぶん、おいしそうですなあ」 めえめえさんは、こんなにたくさんあるのだから、 ひとたばくらいたべてもいいだろう、とおもいました。 むしゃむしゃむしゃ。 すこし おなかがふくれたので、 また10けん、しんぶんをくばりました。 くばりながら、また、おなかがすいてきました。 じてんしゃにはしんぶんしが たくさん たばになっています。 めえめえさんの め が、きらり、とひかりました。 「しんぶん、おいしそうですなあ」 めえめえさんは、こんなにたくさんあるのだから、 もうひとたばくらいたべてもいいだろう、とおもいました。 むしゃむしゃむしゃ。 こんなふうにして、めえめえさんは ぐるっとひとまわりするあいだにしんぶんのたばをたくさんたべてしまいました。 ところが、はいたつのおわりごろ、 まだ、いえがのこっているのに、しんぶんのたばがひとつもなくなってしまいました。 めえめえさんは しまった、とおもいましたが、 もうどうしようもありません。 とてもかなしいきもちになって、しんぶんやさんまでもどってきました。 めえめえさんが しんぶんやさんにしょうじきにいうと、 しんぶんやさんは はじめはあきれたかおをしましたが、 さいごにはゆるしてくれました。 しんぶんやさんは、 「ねえ、めえめえさん。きみにはこのおしごとはむかないとおもうよ。 もっとべつの おしごとをしょうかいしてあげよう」 といいました。 さて、ここでもんだいです。 めえめえさんにふさわしいおしごととは、いったいなんでしょうか。 (おしまい)
[こたえ:えきで、おきゃくさんからいらなくなったきっぷをうけとるおしごと]
最終更新: 1999年2月15日