このページでは、
チャットに参加するときに心がけておくとよいことをお話します。
結城浩が運営しているチャットを念頭に置いていますが、
他のサイトのチャットでも有効な内容であると思っています。
チャットに参加するときに大切なのは次の二つです。
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相手に対して寛容になりましょう。
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相手のことを思いやりましょう。
「寛容(かんよう)」と「思いやり」。
この二つはチャットに限らず、
人と人とのコミュニケーションでは重要です。
どちらも「相手のことを考える」という態度から生まれます。
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あわてて参加せず、そのチャットの会話の記録を読みましょう。
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話題や、雰囲気などはチャットごとに異なります。
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結城のチャットをはじめとして多くのチャットでは、最初に「名前」を入力して部屋に「入室」します。
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ここで入力する「名前」は一般に仮名でかまいません。
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この「名前」のことを「ハンドル」と呼ぶ場合もあります。
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チャットに参加する人はみんなこの「名前」であなたのことを認識します。
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凝りすぎず、センスのある、素敵な名前を考えてくださいね。
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はじめにかんたんなあいさつをしましょう。
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最初のあいさつは簡単に「こんにちは」とか「こんばんは」程度で失礼にはあたりません。
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タイピングの速度や熟達度は人によって大きな差があります。ミスタイプや変換ミスには寛容になりましょう。
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チャットの発言は順番が入り乱れます。
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あなたのあいづちが別の発言の直後にくるかもしれません。
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誰あてに言ったのかをはっきりさせたいときは >結城 のように書きます。この場合は敬称は不要です。
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何の話題の話なのかをはっきりさせたいときは <食物 とか >食べ物 とか (食物) のように書きます。
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よく話す相手の名前はかな漢字変換ソフトに登録しておくと便利です。
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会話の途中で相手が急にいなくなることもありますが、怒らないようにしましょう。相手には(あなた同様)実世界の都合がいろいろあるのです。
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チャットは短い文章で構成されるので、細かいニュアンスを伝えるのは難しいものです。
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お互いの発言はできるだけ好意的に解釈するようにしましょう。
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まれに、悪意をもって発言してくる人がいるかもしれません。その時の最善策は「無視」することです。けれど、その方のためにそっと祈ってあげましょう。
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相手に対して質問をしても失礼にはなりません。けれどプライベートな内容をしつこく聞くのは控えましょう。
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プライベートな内容をしつこく聞かれたときには、適当に受け流す態度も大切です。
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チャットをやめるときはお別れのあいさつをしましょう。
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「また会いましょう」と再会を願うといいですね。
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でも、お別れのあいさつをせずに相手がいなくなっても怒らないようにしましょう。
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「また明日もこの時間に顔出しますよ」とか「いつも○○時ごろ来ます」と言っておくのも一案ですね。
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チャットに書いたことは半日や一日という速いサイクルで消えていきます。
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一方「掲示板」はもっと長い単位で残ります。
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そのサイクルの違いをよく理解して互いの親睦を深めましょう。
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チャットに関する管理者(結城)に対する要望/質問は「掲示板」に書いておいた方が伝わりやすいです。
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そのチャットにいつも顔を出す「常連さん」は「はじめての方」にやさしく接してあげてください。
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そのチャットにはじめて参加した人、そもそもチャットというものにはじめて参加した人は、
「これでいいのかな」
「マズいことをやってないかな」
「この人はどんな人なのかな」
と心配になるものです。常連さんはどうぞうまくフォローしてあげてください。
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発言に返事がないと、とても寂しいものです。むりに盛り上げる必要はないですが、心配りをお願いします。
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「はじめての方」も気軽に書き込みましょう。
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書き始める前に、そこはどんな雰囲気のチャットなのかを調べましょう。過去の書き込みを少し読めば雰囲気がわかると思います。
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話題が盛り上がっていて参加しにくいようでも、きっとみんな歓迎してくれますので、思い切って書いてみましょう。
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あるいは誰もいないときにそっと「一人チャット」しておくのもいいものです。
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チャットで登場する人を掲示板でチェックしておくのもよいですね。
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単に「こんにちは」で終わってしまっては相手も返事が難しいものです。以下のような話題のタネを自分からふってみましょう。
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○○さんの書き込みをみました
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○○のページを読んできました
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いま自宅からアクセスしています
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私は○○に住んでいます
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いま仕事で○○しています
チャットに誰もいないように見えるときでも、
時間潰しに一人でしゃべっていくのもいいものです。
それを他の人が後で読んでくれる場合もあるし…。
実は誰もいないように見えていたけれど、
たくさんの人が同時に読んでいるかも。
チャットは無数にあります。
Yahoo! JAPAN などでチャットを探すことができます。
あなたの興味/関心にあったチャットを探すのも楽しいものです。
電話を使ってインターネットに参加している場合、
電話代に注意しましょう。
仕事の合間、あるいはお昼休みなどにチャットをやる方も多いと思います。
仕事に支障のないように気を配ってください。
男性にもあてはまりますが、特に女性への注意です。
メールアドレスをチャットや掲示板で不用意に書き込むと、
いたずらメールがやってくる場合がありますので気をつけましょう。
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書かれた会話は一定期間残りますので、ないしょ話や陰口はできません。現在そこにいない人が後で読むかもしれませんし、実際のところ、発言はしていないけれど、その当人が読んでいるかもしれないのです。
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そもそもチャットで使われる名前はほんとうに本人かどうかわからない、ということにも留意してください。
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よっぽど自信がある場合をのぞいて、HTMLのタグを書き込むのはやめた方が無難です。
以下の記法はあくまで「目安」です。
これに従わないからといって怒ったりしてはいけません。
基本精神「寛容」を思い出してください。
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三人以上がチャットをしていて、誰あての言葉かをはっきりさせるためには、 >名前 と書きます。
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そこにいる人みんなへのあいさつは >みなさん や >ALL と書きます。
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複数の話題が入り交じっているとき、話題をはっきりさせるのに <話題 >話題 や(話題)などと書きます。
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「なるほど」や「そうですね」という相づちに注意しましょう。
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相手の発言と自分の相づちの間に他の発言が入ると、その相づちの意味がわからなくなるからです。
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「なるほど(コーヒー)」とか「そうですね(徹夜)」などと書くとよいかも。
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ニュアンスをあらわすのに顔マーク(smily)を使うこともあります
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(^_^) (^_^; (_O_) :-) :-( :-P
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(笑) (泣)
豊かな人生のための四つの法則