> 結城浩の日記 > 2003年9月 | 検索 |
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夜。 次男に 『おーいぽぽんた』を朗読しているうちに、次男はすうすう眠ってしまう。 寝転んだまま、隣で 『マンガ聖書物語』を読んでいる長男に話しかける。
結城「百人一首には恋の歌もたくさん出てくるね」 長男「そうだね。そういう歌には「花」という言葉がよく出てくるよ」 結城「(びっくりして)そうかね?」 長男「そうだよ」 結城「ふうん。…あなたも好きな女の子ができたら、歌でも作りたくなるよ」 長男「そういうもの?」 結城「そういうもの」 結城「《花のいろは…》」 長男「《うつりにけりないたづらにわがみよにふるながめせしまに》」 結城「この歌は女性の歌かな。男性の歌かな」 長男「女性」 結城「花ってなんだろう」 長男「桜の花のことだよね」 結城「この歌ではどうかな?」 長男「あっ、自分の美しさのことかな」 結城「そうかな。どうだろうねえ」
午前中からお昼過ぎまで教会。
礼拝から帰ってきてからお昼寝(って毎週書いているような気がする…(^_^;
)。
私も家内もクリスチャンで、日曜日は当たり前のように教会に行っている。
毎週行っているから、行くことが当たり前になっていて、
たとえば日曜日に特別な予定を入れることはほとんどない。
最初から「日曜日は教会にいく日」というのが前提になっている。
クリスチャンでない人からときどき
「毎週日曜日教会に行くなんてすごい」
と言われて不思議な気持ちになることがあるけれど、
それが習慣になっていると特にどうということはない。
IT関係者だと夜が遅い人が多く、
「教会に行く以前に、日曜の朝に起きられることがすごい」といわれることもある…ええと(^_^;
ともあれ、礼拝に出席して神様をほめたたえる歌を歌ったり、
聖書のメッセージを牧師先生から聞いたりするのはとても楽しいことだ。
週のはじめに教会に行き、自分の生き方をチェックする。 一週間の間にたまった疲れや、おかしてきた失敗や、後悔や、なんとも言葉にできないぐちゃぐちゃに 押しつぶされそうな自分を聖書のメッセージで整えてもらうというのはとてもよいことだと思う。 パソコンがウイルスにやられるのを気にかける人は多い。 でも、パソコンよりも自分の心のほうが大切だ。 セキュリティソフトを更新する以上の熱心さで、 自分の心も神さまにクリーンアップしていただくことが必要だと思ったりする。
今日は何だかうららかな日ですね。
2003年9月27日14:50現在、 アマゾンの「プログラミング全般」のジャンルで『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』は ランキング第2位になっていました。 みなさん応援ありがとうございます。
またオンライン書店bk1では、 『暗号技術入門』の刊行に合わせて 『暗号』一般に関する読み物を集めた特集をしているようです。
ネットで検索して暗号本の反響を追ってみました。 みなさんほんとうにありがとうございます。
ちなみにリンク元を見つけ出すのに役立ったのはishinaoさんのページでした。 感謝します。
気がつくともうすぐ9月も終わりなんですね。 何だか年齢が上になると、月日が経つスピードが速くなるみたい。
先週の会話。
結城「何だかすごい雨だねえ。秋の長雨かな。《ながめせしまに》」
長男「ちがうよ、台風が来ているんだよ」
結城「ふうん。《むべやまかぜを…》」
長男「《…あらしといふらむ》」
結城「上の句は?」
長男「え? うー…なんだっけ。《ふくからに あきのくさきのしをるれば…》」
結城「なるほど。秋なんだね」
祖母の話。
私の祖母は古典が好きで、私が小さいころから百人一首などを教えてくれた。
教育テレビで「筒井筒」の朗読があるとき、
小さかった(いくつくらいだっただろう、小学生のころ?)私を呼んで、
「浩ちゃん、うたはよく聞いて、よく覚えるんだよ」と教えてくれた。
私は、うなずいてテレビの朗読を聴いた。素直な子だった(^_^)
。
祖母は、百人一首はほとんど(番号と作者と決まり字も合わせて)暗記していたから、 お正月にやるカルタ大会では、祖母が一番強かった。 そのため、たいていは祖母が読み手になっていた。 父はあまり参加していなかったように記憶している。 母はお気に入りの札《百敷や…》が一枚あって、 その場所を最初にチェックしていた。
祖母の影響もあってか、私は姉の教科書副読本にある「古典便覧」を読むのが好きだった。 月の異名(睦月、如月、弥生…)を覚えたり、十干十二支を覚えたり、 十と十二の最小公倍数である60を過ぎたときが還暦だということを知ったり。
中学時代だったか、高校に入ってからかは覚えていないが、 国語の古文の時間で「筒井筒」が出てきた。 私はそのとき、祖母と一緒に見た教育テレビを思い出した。
などということを書くと、 いかにも国語の成績がよかったような印象を与えてしまうが、 まったくそんなことはなかった。 中学・高校とも、全科目の中で国語の成績が一番悪かった。 いや、ほんとに。 国語の勉強なんて何やっていいかわからないし、 テストの点数も悪いし、作文も好きじゃなかった。 本を読むのはとても好きだったし、実際読んでいたけれど。
国語、
というか文章を書くことが好きになったのは大学に入ってからかもしれない。
さびしかったり、つらかったりすると、文章を書いた。
誰にも見せるわけではないから、好きなことを好きなように書いた。
それは確かになぐさめになった。
大学時代は日常的に文章を書いていた。
ということは日常的につらかったのかな? うーん…(^_^;
。
何だか思い出にふけってしまった。
[CR] 『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』をオンライン書店に予約注文なさっていた方へ: オンライン書店からの発送連絡のメールを必ずご確認ください。 もしも本体価格が\3,600になっていた場合にはそれは誤りです。 正しい本体価格は\3,000です。 もしも誤っていた場合には、 オンライン書店あてにご確認をしていただくようにお願いいたします。 (私あてに質問のメールを送っても、私は対処できません。ご了解ください)。 お手数をかけて申し訳ありません。
[CR] 『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』の「前書きと詳細目次」をPDFで公開いたします。 ご購入の参考にしていただければと思います。
[CR] 「暗号本」の紹介スレッドらしきものが…。
[CR]昨晩、 『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』がアマゾンから届きましたという第一報が入りました。 レビューアをしてくださった方の一人です。 許可を得て、メール公開します。
結城様 こんばんは. 祝 出版!! おめでとうございます (^o^)/. 届きましたよー. 私も嬉しいです. ということで, 1 章まで読みました. 「おー, 俺の名前載ってる!!」 「すげー!! 俺が指摘したところ(別に私だけじゃないでしょうが)変更になってる.」 「うわー, 内容すげー変わってるー.」 もらったメールと, 私が送ったメールと, 届いた本を比較しながら読んでみました. こうして出来たものを読んでみると, レビューをやって良かったと感じます. 結城さんは大変だったでしょうけど. ひとまずはお疲れさまでした. けど, いろいろと忙しそうですね. お身体にはくれぐれも気を付けてください.
結城から
はい、あなたが「購入しました」の第一報でした!
ありがとうございます。(^_^)
「内容すげー変わって」いますよねー(^_^;
書き換えはなかなか大変でしたよ。
ほそのさんちにも届いたもよう。
入手なさったかた、
ぜひフィードバックをよろしくお願いします。
Webページを持っている方は、
URLを教えていただければ日記などからリンクしま〜す。
(^_^)
月曜からどどどどと忙しい。
礼拝から帰ってきて、いまからお昼寝。ねむねむねむのき…。
…睡眠中…
起きた。 軽くぱたぱたとお仕事を。 手が動くのにまかせてリファクタリングをする、 というのは楽しい。 大きなクラスを責務に合わせて分割していき、 アクセサを設定しているうちに、 Immutableだということに気づいてfinalの設定を以下略。 状態に応じた処理を別々のメソッドで書いているうちに、 頭がぐちゃぐちゃになってきたので、抽象クラスを上に1個作って、 状態ごとのクラスを作ってStateパターンを以下略。
"yomoyomo in Tokyo Reloaded"という飲み会が昨日あった。 残念ながら私は行けなかったけれど、超豪華メンバー。
…「ギコ猫と暗号技術入門」を更新っと。
朝ごはんは、納豆と昨晩の煮物。 昼近くになって家内がお出かけしようよというので出かけたけれど、 道路が混んでいるので断念。おいしいケーキを買い、家に帰ってみんなで食べた。 その後、お昼寝。 夕方から仕事をする。晩御飯を食べてまた少し仕事をしたあと、 子供たちと遊んで、一緒にお風呂に入る。 お風呂から上がってからアイスを食べる。 寝床で、長男が聖書マンガを読んでいる隣で、 次男にピーターラビットの本を読み聞かせ。 『こわいわるいうさぎのおはなし』と 『ベンジャミンバニーのおはなし』を読み終えるころには、 次男はかわいい目を閉じてすうすう眠っている。
そんな、土曜日。
shinoさんの出産の様子を読みながら、 私は次男の出産のときを思い出していた。 家内の腰を押したりさすったり、 時間を計ったりしたなあ…。
世の中の人って、みんな赤ちゃんだったころがあって、 みんな、ああいうすさまじいところを通ってきたのだなあ、 と思った。
shinoさん、無事出産なさったようです。 主に感謝! どうぞshinoさんご一家が主に守られますように。 主からお預かりしているこの子の上に神さまの豊かな祝福がありますように。 shinoさんご夫妻の上に必要な力をすべて与えてください。 イエスさまのお名前でお祈りします。アーメン!
… … …
さて。
結婚や出産の話を日記や掲示板に書くとき、 私はいつも、その話を読んで喜ぶ人と共に苦しむ人がいらっしゃることを思い、 心が痛みます(というか…何ともいたたまれないような気持ちになります)。 結婚したくてもなかなかできない人や、 自分の結婚は不幸であると思っている人、 子供を授かりたいと思っているけれどまだその願いが果たされない人、 あるいは子供を亡くした人……。 何かで喜んでいる人がいるとき、同時に悲しんでいる人もいる、ということを思います。 私には語る言葉がありませんけれど、 慰め主なる神さまがそのような方々の上にも道を示してくださるようにと祈ります。
[CR] しまった。 「ギコ猫と暗号技術入門」を更新していなかった。 ごそごそ…と。
…ぜいぜい。 これで『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』の第二部「認証」までをギコ猫でカバーしたぞ(「ギコ猫」の各ページは、私の暗号本の各章に対応しているのです)。
「暗号本」のためか、 暗号と認証に関連した原稿依頼を何通かいただいた。 原稿依頼のお声がけをいただくというのは大変光栄なことでもあり、 うれしいことではあるのですが、時間がまったくとれないのでお断りする。 せっかくご依頼くださったのに、申し訳ありません。
ばたばたと毎日仕事で忙しい。 でも、忙しいのもまた感謝なことである。
ある原稿の校正をしながら、 ふと自分が神様を賛美する歌を歌っていることに気が付き、 とってもうれしくなる。 神様は、賛美を住まいとされる方。
主よ、どうぞいらしてください。 聖霊様、歓迎いたします。 いま心を大きく開いて、あなたをお迎えいたします。 私の心はごたごた散らかり、汚れておりますけれど、 あなたがいらっしゃるとき、もっともよいカタチに整い、 聖められますから感謝です。 そうです、主よ。いらしてください。
あなたがいらっしゃるとき、私の魂は喜び躍ります。 あなたが私に命を吹き込まれ、 さらに永遠の命をも与えてくださっていることを覚えて感謝します。 主よ。あなたこそ私の主。 あなたこそ私の王です。
今日という一日、 二度と来ない今日という一日をあなたが私に与えてくださることを感謝します。 私が今日出会う人すべての上に、神様の祝福がありますように。 メールでやりとりする人、私のWebページを見に来る人すべての上に、 神様のすばらしい恵みと祝福が豊かにありますように。
忙しく毎日を送っている人、経済の問題を抱えている人、人間関係に悩む人のうえに、 神様からのよい解決が与えられますことを信じ、感謝します。 そうです、主よ。 人間関係に悩む人はとても多いです。 家族との人間関係、恋人との人間関係、兄弟との人間関係、 すでに別れた人のことを思い、あるいは出会いがないことに苦しみ、 悲しみを覚え、心無い言葉で傷ついている人がたくさんいらっしゃいます。 主よ。どうかそのような方々の上に、あなたからの慰めと導き、祝福がありますように。
いろんな種類の恐れをいだいているかたもたくさんいらっしゃいます。 将来を恐れ、人間の顔を恐れ、自分が失敗するのではないかと恐れ… どうか主が哀れんでくださり、必要な力をあたえてください。 主よ、あなただけをおそれることができますように。 主をおそれることが知恵のはじめだからです。
必要な道はすべてあなたが整えてくださり、 必要なものはすべてあなたが与えてくださることを信じ、 イエスさまの御名で祈ります。
アーメン! 感謝します!
[PI] C MAGAZINE誌の 「C#とJavaによるデザインパターンへのお誘い」 の最終回原稿を編集部へ送信。 いつも遅れに遅れてすみませんすみません。
でもって、 C MAGAZINE誌では、 次回からさらに面白い新連載が始まる予定です。 どうぞご期待ください。
[CR] 『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』出版記念企画第二弾…。
「暗号技術入門」サイコロです。
あー、えーと。 最近、結城は暗号本ではしゃいでおりますが、 適当に温かい目で見てやっていただけますとうれしいです。 一年前に書き始めた本がやっと出版されますので、 まあ、いわばお祭りのようなものと思っていただければ…。 完全に無意味な企画はしていないつもりですが、ちょっと言い訳でした。
早朝におきて仕事。明日送る原稿のめどがつく。
今日は奥さんがお出かけなので、子供たちを連れて上野動物園に行きました。
暑い、暑い。
入り口のところで係員のおじさんから、 「子供の迷子登録をしてくださいね」といわれました。 受付に行くと、そこに子供の手の甲の静脈パターンを読み取る機械があって、 子供の名前と共にデータベースが作られるようになっていました。 これで迷子になっても一瞬のうちで子供が見つかるのだそうです。
…すいません。大嘘です。 実際のところは、かわいい小さな動物のカードに名前と年齢を書くだけでした。 このカードを子供のポッケに入れておくと、迷子になったときに名前がすぐにわかるとのこと。 受付のおばさんから「住所や電話番号は書かないでくださいね」とセキュリティ上の注意を受けました。 なるほど。 「上の子はいらないですよね」と聞いてみると、おばさんは、 「念のために持っておいたほうがいいのよ。いざ迷子になると泣きじゃくってしまって名前もうまくいえないことがあるから」 とおっしゃる。ふうむ。
さて、動物を観にレッツゴー。 パンダを見ました。ひっくり返っていました。
ゴリラを見ました。日陰で涼みながら草で遊んでいました。 先日次男は「ターザン」のビデオを見たので、ゴリラにとても興味を持っていました。
美しい小鳥たちを見ました。子供たちは目を輝かせていました。
トラを見ました。観客サービスで窓の直下にいましたが、昼寝をしていました。
動物はみんな暑くてだれていました。
暑いので、お店があるたびにアイスを食べたりジュースを飲んだり。 いつもならたしなめるのだけれど、 今日は私のほうも汗だくだくなので、一緒になって飲んだり食べたり。 だれているのは動物だけではありません。
モノレールに乗りました。待ち時間約10分。乗車時間1分30秒。 でも子供たちはおおはしゃぎです。 モノレールの上からペンギンさんが見えました。
一休みしてから「こどもどうぶつえん」に行きました。 長男はヤギクイズに答えてポストカードをゲットしていました。 次男はヤギさんをなでたり、ブタさんをなでたり、 「あっ、ウシさんだ。ウシさんはギュウニュウが出るからあっちみてほらウシさんだよギュウニュウ」とわけのわからない言葉を発したり。
途中から次男は、動物園はどうでもよくなって、 動物園の前の小さな遊園地で遊びたくてたまりません。 「ねえ、メリ・ゴウ・ラウン(妙に発音が英語っぽい)行こ」と主張する。
デジャビュを感じながら、メリ・ゴウ・ラウンに乗り、 お土産にパンダ焼き(6個で\480)を買いました。
帰りの電車の中で長男が「何か面白い話、ない?」というので面白いお話をすることにしました。
結城「じゃ、すっごく面白い話ね。昔、あるところに、卵がいました」
長男「たまご?」
結城「そう、たまご。たまごが散歩をしていました。道をね。てくてくとね」
長男「ふうん…」
結城「たまごが散歩をしていると、向こうの方からカナヅチがやってきました」
長男「カナヅチ?」
結城「そう、カナヅチ。硬い硬いカナヅチだね(といって長男の顔をのぞきこむ)。」
長男「(何となくニヤニヤ)」
結城「たまごとカナヅチが道の真ん中で会いました。そして挨拶をします。こんにちは、ってね(といって長男の顔をのぞきこむ)。」
長男「(もうオチが見えているので半分笑っている。長男はどたばたネタに弱いのだ)」
結城「こんにちは、ってね」
長男「もうわかったよ。ゴッツーンってぶつかって割れちゃうんでしょ、たまご…(げらげら)」
結城「おお、よくわかったね」
長男「わかるわいっ」
結城「緊張感をはらんだ物語だったね(違)。じゃあ、次の話だよ」
長男「うん」
結城「昔、あるところに…窓ガラスがいました…」
長男「(電車のソファを叩いて笑いながら)おんなじじゃんかぁ…!」
結城「そうかなあ…」
長男「おんなじおんなじ」
結城「こんどは違うよ。昔、あるところに…茶碗がいました…」
長男「おんなじっ! 怒るよもう…(といいつつ笑い転げる。車内を騒がす迷惑な家族)」
たわいもない休日。
[CR] 編集部から『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』の見本が到着しました! にこにこしながら梱包を解いていると、次男が私の顔をみて「おとうさん、よかったね」と一言。
この本に関わってくださったみなさん、応援してくださるみなさん、そして神様に心から感謝します。
というわけで教会にいってまいります。
昨晩は、みょうに疲れたのでさっさと眠る。
今日になっても疲れが取れないので、一日眠る。
2003年1月17日の日記に書いた文章に読者から反応がありました。 メールアドレスが書かれておらず、確認が取れませんでしたので、以下は無断掲載になります。 これを書かれた方、もしも不都合がありましたらご連絡ください。
以下は結城様の日記にあった文章です。
時間をかけてていねいに書いて、読みやすく読みやすくした本ほど、 読者は時間をかけずに読むことができる。つまりは、 相互理解にかかる時間的コストを書き手側が負担するか読み手側に負担させるか、 ということですね。負担している人数を掛け算することを考慮すれば、 当然ながら書き手側が負担すべきだと私は思います。もちろん、 ものには程度というものがあり、判断にはいつもトレードオフが伴う。 時間をかけすぎて完成できない(読者に伝わる量がゼロ)になるくらいなら、 見切って完成させるのも大事ですね。 …ということで逃避終わり。仕事に戻ります。
私は研究の仕事をしており、同時に、教える立場にもあります。 表現力が乏しいからという理由もありますが、 どのようにすれば最も易しく意図を伝えられるのか、ということに悩みながら書いたり、 話したりしています。一般向けのテクニカルではない文章だけでなく、 同業の研究者向けの文章でも、なるべく簡潔で易しい文章を書きたいと願って努力しています。
上記の文章は、私が考えていたことと全く同じでした。 でも、理由はもう一つあるのだと思います。 それは、自分が悩んで得た理解をなるべく多くの人に知ってもらい、 可能な限り役立ててほしいという欲求です。 私には、なぜ自分にそんな欲求があるのか分かりません。 私は、自分を犠牲にしてもいい、と考えるような高貴な人間では絶対にありませんから。 でも、勉強会などを組織したりするとき、授業をするとき、そういう気持ちがある気がします。 結城様は書かれていませんが、おそらく、似たような気持ちを持っていらっしゃるかもしれない、 などと勝手に考えてしまいました。 とくに、入門向け文章を書くとき、どこまで噛みくだくように書くかは、 私は自分の中にそうした気持ちが働いているのを感じます。 正直言って、コンパクトに書く方が楽ですから。
PS. 「逃避」にしては深すぎる内容です...
フィードバックありがとうございます。 とても考えさせられる内容でした。 書くときも話すときも意図がうまく伝わるように努力していらっしゃるとのこと、 とても素晴らしいことだと思います。
さて、 「自分が悩んで得た理解をなるべく多くの人に知ってもらい、可能な限り役立ててほしいという欲求」 についてです。 そういう気持ちがありますか、 と問われれば「そういうのもありますね」と答えられるように思います。 でも、正直申しまして、まさに文章を書いているときには、そういう欲求はあまりないようにも思います。 むしろ、ていねいに書くのが楽しい、わかりやすく書くほうが気持ちがいい、 という単純な気持ちのほうが強いかもしれません。 先日の日記に書いた内容も、いささか「ええかっこしい」な文章でして、 自分がちまちま時間をかけて文章を書いたり修正したりしていることに対して、 後付けで理由をつけているような感じがします。
私はコンパクトに書くのはうまくありません。
読み返し、書き直しているうちに、どんどん長くなっていきます。(^_^;
ともあれ、フィードバックありがとうございました。 メールアドレスがありませんでしたので、無断掲載になってしまいましたが、 もし不都合がある場合にはご連絡ください。
[CR] 『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』出版記念企画第一弾…。
「ギコ猫と暗号技術入門」は、 「ギコ猫」の4コママンガ風対話を通して、 暗号技術を楽しく学ぶ……学べるかどうかはさておき、 内容はそれなりに真面目です。 完成するまで毎日更新予定。
ギコ猫デザパタもよろしく。
[PI]ぱたぱたと原稿書き。 今回はC MAGAZINEの連載の最終回。
www.textfile.org(テキストファイル・オルグ)は、 「テキストとプログラミングの寡黙な情報集」として 2000年12月の開始以来、みなさんにご愛読・ご愛用いただいています。 サイト運営者としてとてもうれしく思っています。 大きい話題から小さい話題まで、 結城が興味をもったWebページを、 これからもサクサクつないでいきますので、 どうぞご利用ください。
明日は9月11日。 不慮の事故、災害、予期せぬウイルスに備えて ハードディスクのバックアップをとっておいたほうがよいかもしれない。
…(バックアップ完了)…
心を痛めている方のために祈る。
万事が主の御手のうちにあることを覚え、 出産のすべての時が主に守られますようにと、 イエスさまにお祈りしております。
[OO] これまで結城は、 ソフトバンクパブリッシングの月刊誌 JAVA Developerで リファクタリングの連載を行ってきましたが、 2003年11月号から新しい連載が始まります。 今度は、 「キーワードで学ぶオブジェクト指向プログラミング入門」 と題した連載です。 オブジェクト指向プログラミング入門、といっても 「オブジェクトとは何ぞや」というところから書き起こすスタイルはとりません。 抽象的にならず、かといって最新の技術を追いかけるのでもなく、 キーワードと小さなサンプルプログラムを通してオブジェクト指向プログラミングの理解を深め、 日々の設計やプログラミングの助けとなるような連載を目指したいと思っています。
キーワードとしては「ファクトリ」「カプセル化」「責務」「多態性」「再利用性」「コラボレーション」…などを予定しています。
12回連載の予定。 ソフトバンクパブリッシングの月刊誌 JAVA Developerを、ぜひお読みくださいね。
[CR] 今月は『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』の出版月。 出版に合わせて、楽しいことをいろいろと準備中…。
kayakayaさんとのメールのやりとりを、みなさんとシェアしたいと思います (kayakayaさんからは許可を得ています)。
9月3日の詩歌にとても感動しました。 私は旧約聖書の詩編が好きで、 自分のサイトでも頻繁に引用しております。 ただ、旧約聖書の詩編には 主イエス・キリストご自身の名前は登場しません。 (旧約聖書ですから当たり前なのですが) それで、主イエスを賛美する詩歌に感動した次第です。 とりわけ、 天地万物の創造主、私たちの救い主、愛なる主、 イエスキリストの御名をほめたたえよ。 いつも喜び、絶えず祈れ。 すべてのことに感謝せよ。 が気に入りました。 素敵な詩歌をありがとうございました。
結城です。 フィードバック感謝します。
ご存知かもしれませんが、 これはいちおう聖書を踏まえていますので、ご紹介。
だれも悪をもって悪に報いないように気をつけ、 お互いの間で、またすべての人に対して、いつも善を行なうよう務めなさい。 いつも喜んでいなさい。 絶えず祈りなさい。 すべての事について、感謝しなさい。 これがキリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。 御霊を消してはなりません。 預言をないがしろにしてはいけません。 すべてのことを見分けて、ほんとうに良いものを堅く守りなさい。 悪はどんな悪でも避けなさい。 (第一テサロニケ5:15-5:22)
聖句の紹介ありがとうございました。 ただ一応新約は通読しましたので、下記の箇所は存じておりました。 私もその聖句が好きなんです。 それで、それを含めて、そう投稿しました(^^;)。 実は、通読のきっかけとなったのは、 結城さんの2003年1月24日の日記です。 1月24日の日記で、 ◆『聖書通読表』 52 Week Bible Reading Planを紹介されていましたので、 さっそく通読を始めました。 休職中のため時間があるので54週かからずに 新約だけはさっさと読み終えてしまいました。 現在は機会があるごとに新約も読み返しています。 今も結城さんからのメールを頂戴して第一テサロニケを読み返しました。 そして、また新たな発見がありました。 ところで、日記にも書いたのですが、 聖書を読むことは一期一会だと思っています。 読むときの状況に応じて解釈が変わります。 過去に読んだ聖句の味わいと同じものは二度と得られません。 一度きりの出会いで、再び読むときはまた別の出会い。 私はそう思っております。 今回の聖句の紹介と、 聖書の通読のきっかけを与えてくれた結城さんに感謝して。 結城さんとご家族が主に守られますように。祈りつつ。
メールありがとうございます。 「休職中のため時間があるので」という部分に、 何だか深く感ずるものがありました。 どんな機会でもポジティブにとらえていらっしゃるご様子に…。
お祈りもありがとうございます。 kayakayaさんの上にも神さまの祝福が豊かにありますように。
[CR] 『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』の本体価格はこれまで予価\3,600となっていましたが、\3,000に決定した模様です。 価格が安くなった分、多くの方に読まれるようになるとよいなあ、と思います。
編集長さんにお願いして、カバー画像を送っていただきました。 白が基調のすっきりしたデザインで、とてもうれしいです。 デザイナーさん、編集長さん、ありがとうございます。 感謝します。
[CR] 『暗号技術入門 —— 秘密の国のアリス』は本当に(?)編集部の手も離れて印刷中の模様。
[WB]本日は打ち合わせ予定。
kojiさんが、結城の「ギコ猫とデザインパターン」のページを台湾語に翻訳してくださいましたのでご紹介。
最近、家電の広告などで「マイナスイオン」という用語を見かけます。 どうも広告のニュアンスからすると「マイナスイオンを浴びると癒しやリラックスの効果がある」と言わんばかりなのですが、 私はあれが不思議でしょうがないのです。
もっとはっきり言うと、 非常に「似非科学」や「トンデモ」の匂いがするのですが、 有識者の方々いかがでしょう。
(そもそも、マイナスイオンって何だよ)
喜べ! 主を信ずる者よ。喜べ。 喜べ。喜び、踊れ。 声を上げよ。喜びの声を。 心を天に向け、喜びの声を上げよ。 喜べ。喜び、踊れ。 感謝の踊りを踊れ。 主は救い主。 私たちを購い出した救い主。 私たちの命を買い取り、永遠の命を与えてくださる方に感謝せよ。 喜べ。喜び、踊れ。 両手を天に向け、喜びの声を上げよ。 すべての憂い、すべての災い、すべての呪いを打ち砕く、 万軍の主、王の王、イエスキリストをほめたたえよ。 天地万物の創造主、私たちの救い主、愛なる主、 イエスキリストの御名をほめたたえよ。 いつも喜び、絶えず祈れ。 すべてのことに感謝せよ。 主の御名はほむべきかな!
がりがりと仕事は続く。
私の仕事に関連して、とても感謝な話を編集長からお聞きする。 発表できるときになったら、またアナウンスいたします。 ともあれ、関係者に感謝。神さまに感謝。
がりがりと、仕事。 夜中(というか明け方)に編集者さんにメールしたら、 即座に返事がきてすごく驚いた。 いつも遅くまで(早くから)お仕事ご苦労様です。
さて、 先日の日記で「にほんごであそぼ」の歌の秘密という話題をふったところ、 日記の読者さんから以下のような情報が到着。
歌の秘密、気づいていませんでした。 お礼に、タイトルの秘密を。 タイトルで流れる「に」「ほ」「ん」「ご」「で」「あ」「そ」「ぼ」の 各カードがひっくり返されるところのカード全体の並びは、 表になる文字を発音するときの口の形になっています。 ご存じでしたら、失礼。
いや、気がついていませんでした。 なるほどー。
多忙。
あなたのご意見・感想をお送りください。 あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。