> 結城浩の日記 > 2008年12月 | 検索 |
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大晦日ですね。
それではみなさん、よいお年を。
貴須ヨシミツさんという方が、 ミルカさんを描いてくださいました(許可を得て転載)。感謝です!
これまでも、たくさんの方が数学ガールの絵を描いてくださいました。 感謝です!
筆が進まない部分は、例が面白くないからであると判断。 第1章をまたまた書き換え。でもあまり後退した感じはしない。
午前中は礼拝。感謝。
いつものようにお昼寝の後、原稿を読む。 最終章の構成をマインドマップ(FreeMind)で作る。 その後、Visioで図を描く。
早いもので、今年2008年ももうすぐ終わりですね。 いつも結城の日記をお読みくださっているみなさまに、心から感謝します。 みなさんの今年はどんな年だったでしょうか。
私の2008年はいつもと同じくばたばたと文章やプログラムを書いた年でした。 ここ数年は『数学ガール』関連で数学の本を読んでいる時間も多かったですね。 勉強するのは楽しいことだと思います。
一日は短く、一週間は短く、一年は短い。
本当に短いです。できることは限られている、とつくづく思います。 せめては、できるわずかなことを、ていねいに、感謝しつつ行なっていきたいですね。
ネットで関わった方々、お仕事で関わった方々、 毎日の生活で関わった方々、奥さんや子供達……ひとりひとりに感謝します。 来年もどうぞよろしくお願いします。
そして、もちろん、私に命を与え、時間と空間を与えてくださる神さまに感謝します。 神さま、あなたが与えてくださるものは、すべて私にとって大切なものです。 たとえ、人間の目に(私の目に)どのように見えるものであっても、 あなたが与えてくださるものを感謝して受け取ります。
一日は短く、一週間は短く、一年は短い。一生も短い。
けれど、だからこそ、いつもあなたに信頼して毎日を歩むことができますように。
イエスさまのお名前によってお祈りします。 アーメン。
奥さんと二人でイタリアン。またデートだ。*^_^*
食後は、二人でよく晴れた町を散歩したり、デパ地下を一緒に巡ったり。 留守番している子供のために食べ物を買って帰る。
なんだか、のんびりした一日。
夜。奥さんと子供が篤姫総集編を見ている間、原稿校正。
第6章、長すぎるのを何とかしなければ。 第7章、まだまだ。 第8章、適切な話題を第4章から移動。 うーん、まだまだ大きな構成が落ち着かない。 きっと、全体像がわかっていないからだな。 でも、全体像を見るために全体だけを見ていちゃだめ。 正しい全体像を見るためには、細かいところをしっかり詰めなければならない。 でないと、ゆがんだ全体像を見てしまうことになるからだ。
今日も淡々と仕事。 第2章のうちファイルへの反映が間に合わなかった分を反映。 第3章を読み、朱を入れる。 第4章と第5章をプリントアウト。 第10章はまだごちゃごちゃなので、大きな節の構成を整える。 ついでに最初の節をきちんと書こうと思ったけれど、ちょっと失敗。 やり直しが必要。
校正のときには自分が書いたときのことを忘れる必要がある。 つまり、校正の際には、そこに書かれていることだけを元に「わかりやすい/わかりにくい」を判断する必要があるからだ。 最近忘れっぽくなったので、テンポよく校正ができる。 非常に都合がよい。
そういえば、最近長男が、私が書いた本でCとPerlを勉強しているようだ。 「何でもお父さんに訊いていいよ。その本ならよく知っているから」と私が言うと、 長男は「当たり前じゃん」と笑った。
あの本の一部は、長男を膝の上であやしながら書いてたんだよなあ。…感慨深い。
たくさんの方からクリスマスのお祝いメールをいただきました。 ありがとうございます。 とてもたくさんいただいたので、全員にお返事するのはちょっと難しそうです。 ごめんなさい。 みなさんに神さまの祝福が豊かにありますように。
また、この季節、 つらい思いを抱えている方からのお祈り依頼メールも多数いただきました。 おひとりおひとりにお返事はできませんけれど、 あなたのこと、神さまにお祈りしていますよ!
無事に年末進行の仕事も終わりました。
2009年に出版される次の書籍は、 第1章と第2章の読み返しとファイルへの反映を行いました。 ちょっといい感じです。 第3章はプリントアウトしただけ。 第4章は明日プリントアウトします。 第4章は大きな構成の変更(節の順序変更)が必要そうです。
みなさま、クリスマスおめでとうございます。
11年目の「よかった探しリース」現在37ページが参加しています。あなたもいかがですか?
先ほど編集さんから連絡がありました。 先週、第2刷分が流通しはじめた『数学ガール』のコミックスが、再度増刷されることになりました。 これで第3刷になります。
ご購入、応援してくださる読者のみなさんに感謝します!
今日はクリスマス直前の日曜日ということで、クリスマス記念礼拝。 みなさん、クリスマスおめでとうございます。 私たち人類の救いのために(私たちひとりひとりのために)、 イエスさまがこの世に人として生まれてくださったことに感謝します。 自分の「いのち」がどこにあるのか、 自分の「いのち」がどこからきたのかを、 何度も何度も振り返り、何度も何度も思い出し、 感謝したいと思います。 主の御名をほめたたえます!
この季節に、つらい気持ちやおおきな問題をかかえている方もいらっしゃると思います。 どうか、そのような方ひとりびとりの上に、イエスさまが来てくださって、 本当の解決と本当の励ましを与えてくださるようにと祈ります。
数学専門誌『数学文化』の最新号(No.11)に、 群馬大学の瀬山士郎先生が、拙著『数学ガール/フェルマーの最終定理』の書評を書いてくださいました。 それがなんと、ミルカさんへのラブレター(…といいましょうか、お手紙)という形になっているのです(!)。 「ミルカ様 またお会いできてとても嬉しいです」で始まる数学者の書評。 これは…なんとも、かっこいいですね。
この書評、読み返してみますと、 拙著の中に含まれている「教えること」と共鳴するような文章になっています。 それは、やはり、数学を教える立場におられる先生の視点なのだろうなあ、 と思った次第です。
瀬山先生は、『数学文化』のNo.9でも前著『数学ガール』の書評を書いてくださいました。
瀬山先生、いつもありがとうございます!
淡々と仕事。 はじめから読み直す。 第1章のはじめとおわり、第2章のはじめとおわりを整理した。 中に盛り込むものはまだまだ素材の段階だけれど、なかなかいい感じ。 ぼんやりと思い出しているときにはたいしておもしろくないんだが、 あらためて読むとすごくおもしろい本になりそう。 そう感じることはよくある。 不思議だな。
来年高校受験の娘さんを持つ読者さんから、 『数学ガール』への感想をいただきました。 ご本人の許可を得て、公開させていただきます。
ありがとうございます!
読者さんから
中三の娘が読んでおります。難しいところを教えたりしているうちに、 父親であるわたしも「数学ガール」の面白さに感激してしまいました。
娘の感想は、「数学って面白いね!」。
学校の数学では計算間違いやらで得意科目とはいえないのですが、 「数学ガール」は本当に面白そうに読んでおります。
素晴らしい本を書いていただき、本当に感謝しております。 フェルマーの最終定理以降の続巻を鶴首してお待ちしております。
結城から
メッセージありがとうございます。 娘さんと一緒にご愛読とのこと、とても嬉しいです。 「父娘で数学」って素敵ですね!
娘さんにもよろしくお伝えください。
Enjoy math!
コミックフラッパー誌のブログ(おてんばファミリーランド)でアナウンスされていますが、 コミックス版『数学ガール』がすっかり書店から姿を消しているようです。
Web巡回していると「書店に行ったけれどなかった」という記事をときどき見かけ、申し訳なく思っております。 今週にはまた入ると思われますので、よろしくお願いいたします。 また、ご購入いただきました読者さんには深く感謝いたします。
先日、神保町の三省堂に行く機会がありました。 数学の棚に行きましたら、原作とコミックスが並べてありました。 ありがとうございます。 しかも、手描きのミルカさんのPOPが立っていました。 あれは書店員さんの手作りでしょうか…。 かなり感動しました。ありがとうございます。
午前中は礼拝。 午後はクリスマス関連のイベントがあり、ほぼ一日中教会でした。
途中のランチは奥さんと二人でイタリアン。
そういえば、奥さんと二人だけで食事っていうのは久しぶりかも。デートですね。 *^_^*
ふと気づいた。 お仕事の節目のときって、奥さんと二人でお茶したり、食事したりしてる! 昔「C言語プログラミングレッスン」という連載記事をいまは亡きCマガジンに書いた。 この「プログラミングレッスン」というタイトルに決めたのは、 奥さんとお茶を飲んでいたときだったような気がする。 マリアージュ・フレールの「ヴィヴァルディ」を飲んでいたのをいまでも覚えている。
奥さんは聞き上手なのだけれど、 たいへん独特な発想を持っていて、不思議な合いの手を入れる。 予想も付かないことを連想したり、 また本質的なことを言い出したり。 具体例は省略しますが。
早いもので、奥さんと結婚して18年(!)。 素敵な伴侶を与えてくださった神さまに感謝します。
本日発売の、日本評論社の数学月刊誌「数学セミナー」2009年1月号に、 数式はメッセージ/『数学ガール』結城浩氏インタビュー という記事が掲載されます。 この記事は、ここ2年以内に出版された本でお奨めのものを読者さんに紹介してもらうという企画 「あなたが選ぶ数学書2008」の一部です。
インタビューでは、タイトルの通り、拙著『数学ガール』にまつわるお話をたっぷりさせていただきました。 ちょっとした裏話(?)や、執筆で工夫した点などにも触れていますので、 数学・教育・書籍執筆に関心のある方には特におもしろい話になっていると思います。 よろしければお読みくださいね。
淡々と原稿書き。 なぜか第5章を読んでいる。はじめからじっくり、完成原稿にするつもりで読んでいく。 以前書いていた文章の切れ端を読み返して、そこに含まれているアイディアに感動する(自分で)。 でも、このうちの大半はきっと捨てることになる。ほとんどを捨てて、大事なものだけを残す。 品質はそうやって上がる。
昨晩は、 お世話になっている編集さんから忘年会にお招きいただきました。 ありがとうございました。
キーワード: 数学ガール / マラソン / 年に何作? / フェルメール / コミックス / かんなぎ / 数学書 / ハンマースホイ / インタビュー / 絵本 / 20年 / 削除する意味 / 着うた / ルール遵守 / 映画 / カメレオン / 率直 / 新作 /
水曜日も淡々と仕事。 紙に書いたメモをファイルに反映(第1章と第2章)。 そうこうしているうちに第1章に盛り込もうとしていた内容が多すぎることに気づく。 もっとシンプルにしよう。その代わりていねいに説明しよう。 大胆に、繊細に。
月曜日は淡々と仕事。 今日は紙に書いたメモをファイルに反映。 そのついでに第7章を少し更新。
いま、新しい書き下ろしの本を書いているわけですが、 最初に考えていた方針ではどうにもしっくりこないと感じ始めました。 そこで、思い切って方針変更してみようかと思います。
やっぱりね、頭でっかちになってはいけない。 こういう本を書きたい、というイメージを持つのは大事だけれど、 実際に書き込んでいくうちに「ちがうな」と感じ始めることがあるものです。 さあ、そのとき、どうするか。
もちろん方針変更ばかりやっていると「はじめからやり直したい症候群」になってしまい、 時間の無駄になるかもしれない。 しかし、無理に最初の方針通りに進めようとすると、結局うまくいかないし、 品質も落ちる。 ここが悩みどころ。
ある程度以上の複雑なものを、ある程度以上の品質で作ろうとすると、 どうしてもこのトレードオフが必要になる。 トレードオフが避けられないなら…ということで、 結城は「一見無駄に見えるほどに時間と手間を掛ける」という方針をとることが多い。 つまり、時間と手間というデメリットを意識的に選択することで、 品質の向上というメリットを享受しようというのだ。
文章の品質向上に関するヒントについては以下もどうぞ。
午前中は礼拝。 少しずつ、クリスマスが近づいています。
あるクリスチャンの方から、 キリスト教精神に基づいて運営されている練馬区のNPO法人「ホサナホーム」が、 緊急(今月12日まで)の経済的な支援を必要としているという連絡を受け取りました。 どうぞみなさんお祈りのうちに覚えてくださり、 また思いのある方は経済的な支援もよろしくお願いいたします。 以下に情報があります。
はちこさんのページにも情報があります。
結城自身はホサナホームと直接の関係はありません。 お金が関係することですので、ご送金なさる方はどうぞご自身の判断でお願いいたします。
ホサナホームに限らず、年末を迎えて経済的な支援を必要としている方はたくさんいらっしゃることと思います。 神さまがひとりびとりに必要な恵みを与えてくださることをお祈りいたします。
追記(2008-12-13)
必要な費用が集まり、無事に都庁に申請書が提出できたとのことです! みなさまに深く感謝し、主の御名をほめたたえます。 ありがとうございます。
思いのあるかたは、引き続きお祈りのうちに覚えてくださいますようお願いいたします。
はちこさんのページにも情報があります。
先日作った『数学ガール』の英語版紹介ページが、今度は米国からリンクされました。 Sixtenさんという方のブログのようです。 Thank you!
やはり英語版のページって大事なんだなあ。
コミックスが刊行されてからしばらく、 アマゾンの「数学」カテゴリでのランキング1位と2位が 『数学ガール』と『数学ガール/フェルマーの最終定理』になっている(ときどき上下動するようですが)。 感謝なことです。応援ありがとうございます。
↓記念写真
昨日調子がよかったので、今日は第2章を進めることにする。 そして同じ「じっくりレベル」で進んだところ、 章の半分まで一つの話題でたどりついてしまった。 うん、いい感じだ。やっぱり、きちんと書くと、これだけの長さになってしまうんだなあ。 でも、いま自分が正しい道をたどっていると感じられる。たいへんよい。
第1章、昨日ざくざく書いたところをまた最初からじっくり読み返し、直していく。 一節か二節なおしたところで、第2章のはじめに移る。第2章を第1章と同じような「じっくりレベル」で直していく。 腹をくくる感じがいいなあ。先を急がないこと。じっくり行こう、じっくり。 うん、第2章は、章のテーマがはっきりしているから、このまま時間をかければおそらくまとまるだろう。 先走った執筆をしたいときには、第3章以降のファイルであばれておけばいい。 第1章と第2章は、じっくりモードで進むこと。
第1章、ゼロから書き直して、やっと形になった。 いや、形にはまだなっていない。 でも、だんだん「この章で書くべきこと」が見えてきたように思う。 なんていうか、この章のためにメモしたことを全部使おうとするのが間違っているんだよね。 そうじゃなくて、メモしたことを自分の頭に一回入れて、 そしてそこからほんとうに大切なことをピックアップして、 それをていねいに書くべきなのかもしれない。 不思議なことに、この章に集中して書いていると、他の章との関連が見えてくる。
土曜日の夜に決めたとおり、すべて忘れて(忘れたことにして)第1章からやり直し。
もとい。
まえがきからやり直し。
…で、いちおうまえがきは通過して、第1章に入る。
第1章を地道に書き進める。
…けれど、どうもしっくりこないなあ。ううう。
打開策をいろいろ考えたけれど、やっぱりこの第1章は難しすぎる。無理があるよ。 ということで、この第1章は第2章に移すことにする。
そしてまたまた、第1章をゼロから書き直し。
というわけで、スタート地点でシューズをはき直したあと、ひもを結び直そうとしたら、 切れてしまったので、ひもをつけ直している気分。 まだ、スタートすらしてない。
でも、大丈夫、大丈夫。
あなたのご意見・感想をお送りください。 あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。