> 結城浩の日記 > 2011年6月 | 検索 |
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本を書いています。 第一章を一週間書いて少しだけ進めました。 それから第十章を二日ほど書き、節の構成を整えたところで、 第二章に進んでいるところです。 でもまだまだ深みに入って書き込んではいません。 節の流れを調整しているくらいの感覚。
本を書いています。 今日から第一章を書き始めようと思います。 これまで勉強したことは個々のレゴブロックのようなもので、 それをざくざくとかき回しながら、同じ色や同じ形、組み合わせられるものを探していきます。 まず今週は、第一章の内容を固めることに集中しましょう。 長い旅が本格的に始まりました。
以前、ある方から 「未曾有の災害が起きているのに、 どうして結城さんは震災について日記に書かないのですか」 という主旨のメールをいただきました。 結城が淡々と自分の執筆状況だけを書いていることについて、 違和感を感じられるということでした。
以下は、そのときに返信として結城が書いた文章の一部です。
震災に関する記事は、 3月12日以来、ほとんど書いていません。 それはいくぶんかは意図的なものです。 ネットでも、テレビでも、ほとんどすべてのメディアで 震災に関する情報や意見が提示されており、 私がことさらにそこに追加すべき情報を持っているわけでもないというのが一つの理由です。 私自身に意見や考えがないわけではないですが、 うまく文章という形にまとまらないということでもあります。
それから、震災に関わらない「日常」というもの、 「普通に流れている時間」というものも重要ではないかと思っているから、 という理由も少しあります。 毎日TVで流れる震災の映像とニュースでノイローゼ気味になった知人から、 震災のことに関わらない話題がうれしいと言われたこともあります。 私自身も、他の方の「日常」の記事によって癒されたり、 ほっとしたりすることがあります。 そのこともあり、できるだけ淡々と、 私にとっての日常を日記では記録させていただいています。 それはある意味では努力を必要とすることなのですが。
さらに言えば、日常を淡々と書いているのは、 私自身がいまだ大きな混乱の中にいるからなのかもしれませんが、 そこから先は私にもよくわかりません。
本を書いています。 先週は、アイディアを出したり、素材を作り出したりする作業が多かったようです。 今週は、出たアイディアや素材を整理し、原稿ファイル内に再配置する作業を中心に行うつもり。 全体像が少しずつ見えてきているような気がします。
第1回法科大学院全国統一適性試験の第3部「長文読解力を測る問題」で、 拙著『新版暗号技術入門——秘密の国のアリス』からの引用が出題された という情報をいただきました。記録のために日記に書いておきます。
iPhone上、SpeedText経由でEvernoteに蓄えた20個ほどのメモをタイプしてファイルに転記する。 だんだん各章に入れるべき内容がわかってきた(ような気がする)。 SpeedText便利。 転記しながら「ああ、そういえばそんなこと考えた考えた」と驚くことしきり。 断片的な瞬間の濃縮作業。
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