> 結城浩の日記 > 2011年8月 | 検索 |
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「ザ・インタビューズ」というサイトでみなさんからのインタビューに答えています。 ちょっと楽しい。
本を書いています。 やっと第1章が固まったので、今日から第2章に入ります。 毎週1章ずつ進むとすると…と皮算用。
08/21 第2章 08/28 第3章 09/04 第4章 09/11 第5章 09/18 第6章 09/25 第7章 10/02 第8章 10/09 第9章 10/16 第10章
うーん…でも実際には特に後の章ほど毎週1章は難しい。 今年中には脱稿できると思うけれど…うーん。
Googleのロゴが「フェルマーの最終定理」になっていました。
8月17日がピエール・ド・フェルマーの誕生日という説があるそうですね。
フェルマーの最終定理は、数学でもっともドラマチックな定理の一つ。
上のGoogleのロゴに書かれているように、 「nが2よりも大きい整数のとき、xのn乗とyのn乗を足した数は、zのn乗に等しくなることはない」 という定理ですね。
内容は小学生にもわかるのに、 証明するまでに数学者が何百年もかかったというのも人気の秘密かも。
nが2に等しいときにはおなじみ「ピタゴラスの定理」の形になります。 x,y,zが直角三角形の辺の長さ(zが斜辺の長さ)のとき、xの2乗とyの2乗の和はzの2乗に等しくなります。
ということで、当然ながら拙著の宣伝へ。 「数学ガール」シリーズの第2巻は、 このフェルマーの最終定理をテーマにしています。 よろしければ夏の読書にどうぞ。 数学に興味のある人には断然おすすめです。
数学的な内容はほどほどでよいので、 数学者の深い人間ドラマを楽しみたい方は以下をどうぞ。 こちらもおすすめです。
小学五年生の読者さんから、「数学ガール」シリーズのご感想をいただきました。 許可を得て公開します。ありがとうございます!
読者さんから
はじめて、数学ガールの本を読んだのは、 小学四年生のときに、iPadのLite版を読んだのがきっかけです。 最初の数列クイズが面白くて、 学校でも、算数の成績がよく、算数数学が好きなので、 本も買いました。
この本を読んで、 数学の本当の面白さがわかりました。 この本を読んでいなかったら、 たぶん今のような、数学について熱心に、 勉強する自分はいなかったと思います。
そして、プログラミングを今は勉強していて、 プログラミングを勉強し始めのころ、 数学ガール「乱択アルゴリズム」 が出たのは運命なのかなとも思いました。
これからも、数学の勉強をがんばっていきます。
小学五年生の、感想を読んでくださってありがとうございます。
結城から
メールありがとうございます。 iPadで読んだというのは、 保護者の方から勧められたのでしょうかね。
小学四年生で読むのは難しくなかったでしょうか。 楽しみつつ読んでいただけたようで、作者としてとてもうれしいです。
数学も、プログラミングも、そして他の科目も 楽しみつつ学んでいってくださいね。
ご感想を感謝します!
感想文中にある「iPadのLite版」は、 現在、同じ内容のものが本棚アプリ「Books Lab HD」経由で「数学ガールHD Lite(無償版)」として入手できます。 どうぞご利用ください。
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