> 結城浩の日記 > 2011年10月 | 検索 |
プロフィール | 日記一覧 | 日記ダイジェスト | Twitter | RSS |
|
高校一年生の読者さんから『数学ガール』の感想をいただきました。 許可を得て公開します。ありがとうございます。
読者さんから 昨年、数学が好きな友人が学校で「数学ガール」を読んでいるのを見て「数学ガール」を知りました。 私「どんなんなの?」 友人「今やってるのはね…」 どんな定理の問題だったのかは覚えていませんが、sinθ・cosθ・tanθ等が出ていました。 しかしその当時には聞いたこともない言葉が沢山出てきて、あまり理解はできていませんでした。 その時に、殆ど分かってないはずなのに、引き込まれるような、不思議な感じがしたのです。 そしてしばらくして、今年高校生になりました。 書店では勉強物のコーナーにも行くようになり、偶然見かけたのが「数学ガール」。 「あの時友人が読んでた…」と思い手にとって、買ってみました。 数学は好きだけど苦手、という私。 ゆっくり読み始めました。やっぱり難しかったです。 でも、数式を眺めて読むうちに「あれ…?さっきの式って…あ!分かった!」と思うことが多くなってきました。 今では高校で出会った友人も、私が「数学ガール」を読んでいるのを見て、興味を持ち始め…。 今では、朝や部活に行く前のわずかな時間を使って、一緒に問題を考えています。 高校で出会ったそのお友達は今まで「普段・部活の友達」でした。 今ではさらに「数学を一緒に楽しめる友達」でもあります。 「数学ガール」がさらに私たちをつなげてくれました。 これからも、数学をする楽しみを友人と分かち合いたいです。
結城から
あなたからいただいた「数学ってやっぱり、難しい。でも楽しい」という言葉がとても印象的でした。
いっしょに数学を楽しめるお友達がいるというのはすばらしいことだと思います。
喜びも、苦労も、分かち合って、いっしょに大きく成長してください。 そして、数学を通してさらに新たな友達が見つかり、あなたの世界が広がることを期待しています。 若い時代にたっぷり学んでくださいね。
お便りありがとうございました!
午前中は教会。 非常に恵まれて感謝。 賛美の最中、不意に聖霊に触れられるようにして涙があふれてきた。
午後からはゆっくり原稿読み。 今日で第5章は一区切りということにしよう。 明日から第10章の何回目かの推敲…。
早稲田大学第58回理工展でライヴチャットトークショーという企画に出演することになりました。 どうぞいらしてください。
以下、特集企画をなさっているご担当の方からの公開可能情報です。
タイトル:『数学ガール』著者 結城浩氏 ライヴチャットトークショー 〜数学ガールに会いたくて〜
日時:2011年11月6日(日)14:30-16:00
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス63号館201教室
内容:大島保彦先生(駿台予備校)による結城先生への質問、会場から結城先生への質問、結城先生から会場への数学クイズ(豪華賞品あり)
※結城浩氏は文字によるライブチャットで会場と通信し、ご本人の登場や映像による顔や声のご出演はございません。
※大島保彦氏は会場にご出演します。
理工展企画特集ページURL: http://www.rikoten.com/kikaku/tokusyu.html#mathgirl
なお、上にも明記してありますが、結城はチャットによる参加の予定です。ご注意ください。
英語版『数学ガール』(タイトルは『Math Girls』)の出版が近づいてきました。
Bento BooksのWebサイトでは、 『Math Girls』の無料サンプルPDFがダウンロードできます。 どうぞみなさん、ダウンロードしてお読みください。 そして、お知り合いに知らせてくださいね!
中国は北京の高校の先生から「数学ガール」シリーズのご感想をいただきました。 許可を得て公開します。ありがとうございます!
読者さんから
私は中国北京のある高校の数学教師です。 『数学ガール』を生徒に推薦したら、すぐ人気がある本になった。 とてもおもしろい本だと思います。 fermat最終定理について結城さんの説明を読んで勉強になりました。 数学教師として数学の考え方を生徒に教えるのが大切なことだと思いました。
生徒たちに結城先生が返事してくれたことを知らせると、みんなもうれしいです。 日本へ旅行に行ったときに偶然に数学ガールという本をみつけましたが。 数学教師の私にとって大切な本です。数学の視野を広げるからです。 英語版の数学ガールを楽しみにしています! 中国でも結城先生のファンが多いです。
結城から
中国にも私の読者さんがたくさんおられることを知って、とてもうれしいです!
別便で教えてくださった「中日数学交流のために力を出す」という夢が実現するといいですね。 数学は、時を越えるだけではなく、国境も越えるものだと思います!
また、数学が苦手だった生徒さんが、『数学ガール』を読んで数学をだんだん好きになっていくという お話も感激です。
生徒さんによろしくお伝えください。
Enjoy Math!
第10章を整えていましたが、気がつくと100ページを越えていました。 これはまずいので、88ページまで削りました。 まだまだですけれど、第4章に戻りましょう。
10/02 第4章 10/09 10/16 第5章 10/23 10/30 第6章 11/06 11/13 第7章 11/20 11/27 第8章 12/04 12/11 第9章 12/18 12/25 第10章
うーん、今年中に脱稿できるんだろうか…?
あなたのご意見・感想をお送りください。 あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。