読者さんから
私は 数学ガール(小説)で数学が好きになりました。数学の楽しさ、美しさに出会えた時の感動は忘れません。
最近は、 数学ガールの秘密ノートを読み込んでいます。それと、 サイモン・シンさんのフェルマーの最終定理を読んでます。昔は純文学しか読まなかったのですが、最近は専ら数学の本ですね。
興味を持っていることはやはり数学です。今高校二年生(春から三年)なのですが、知的好奇心を満たすために数学科を目指してます。「僕」のように本質をしっかり捉え、ミルカさんみたいに多方面から問題を見れるようになりたいです。
得意な事は数学ですね(^_^;) 苦手な事は日本語を話す事です。純粋な日本人なのに片言になってしまいます。
私がよく見るWEBサイトは、 cakesです。毎週記事読んでますよ!どの内容も興味深く、ますます数学の沼にはまっていきます。それと、 高校数学の美しい物語というところも見ます。受験に使えるようなテクニックだったり、美しい証明が載っていて数学ガールとはまた違った楽しさがあります。
私の将来の夢は医師になる事です。大学は一度数学科に行きますが再受験をして医学科に行く予定です。学ぶことが大好きで大好きで(笑)
まとまりのない長いメールになってしまい申し訳ありません。結城浩さんの本に出会えて私の人生は大きく変わったと思います。数学の楽しさに気づかせてくれる本を書いてくださりありがとうございます。これからの数学ガールシリーズも期待しています。
最後になりましたが長文、乱文失礼しました。
結城から
メールありがとうございます。
私の本を通して数学が好きになったというのはうれしいお便りです。
数学科に行ってから医学科に行くというのはすごいですね!
どうぞたっぷり学んでください。 充実し、豊かな毎日を過ごされますように。
たくさんの応援感謝します!
(読者さんからのメールはご本人の許可を得てシェアしています)
編集部から連絡があり、 『数学ガール/ポアンカレ予想』の増刷が決定したとのことです!
刊行されてまだ二週間足らずですが、もう増刷になったというのは驚きです。
ひとえに応援してくださる読者さんのおかげです。ほんとうにありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします!
読者さんから
私が 『数学ガール』を初めて手にしたのは、中学2年生の時でした。
私の場合、周りの人から紹介してもらったわけではないので、 本当に偶然の出会いでした。 本屋でたまたま置いてあるのを見かけて、実際に購入してみたら本当に面白かった。 それが私の『数学ガール』との出会いでした。 あの当時、『数学ガール』に嵌りすぎてしまったあまり、 夏休みの読書感想文も『数学ガール』で書いたことを覚えています(笑)。
一時は囲碁AIに興味を抱いて、高専で情報工学を学ぶ道を選びましたが、 ゲームやプログラムの背景にある数理学的な魅力に惹かれて、 気がつけば大学では数学科に進んでいました。 純粋な数学ではなく、計算複雑さの理論を扱っているので、 あまり数学科へ移ったという実感は持てていません。 強いて言えば、高専時代ほど実験がないことくらいです。
数学科に移ったことにより、周囲の人や、高専時代の友人たちから
「数学をしていて楽しいのか?」
や、
「(数学が)役立つのはわかるが、どう役立つのかがわからない」
などのようなことを聞かれます。 これらの問いを聞かれるとき、私には決まってあるフレーズを思い出します。 それは『数学ガール』のあとがきに書かれた最初の1文です。
“数学への《あこがれ》−−それは、男の子が女の子に対して感じる気持ちと、どこか似ている気がします”
女性の魅力を相手に伝えるのは、非常に難しいことのように思います。 似たような女性を好む人には強く共感でしますが、そうでなければ話が噛み合いません。 先の質問の問いもそのようなものだと、私は考えています。 同じように数学への興味を持つ人には簡単に伝わりますが、 そうでない人へは中々伝わりません。 まさに、好みの女性をカミングアウトするときと同じだとは思いませんか?
冒頭で触れた読書感想文は上記のフレーズで書いたことを覚えています。 一切内容に触れず、あとがきの1文で原稿用紙2枚。 今思い出してみると、よく書いたなぁ、と思います(笑)。
最後になりますが、 『数学ガール/ポアンカレ予想』を楽しみにしています。 そして、いつか P vs NP 問題が『数学ガール』シリーズの中に加わることをお祈りして。
結城から
ご感想ありがとうございます。
『数学ガール』との偶然で素敵な出会いがあったのですね。
内容に触れず、あとがきだけで読書感想文をお書きになったというのには驚きました!(^^) すごいです。
『数学ガール/P vs NP問題』が生まれるかどうかはわかりませんが、 ご意見ありがとうございます!
計算複雑さの理論の研究、がんばってくださいね。
(読者さんからのメールはご本人の許可を得てシェアしています)
読者さんから
結城 浩先生
初めまして、こんにちは。
私は数ヶ月前まで数学を楽しいだとか好きだとか思ったことがありませんでした。 中学までは試験で高得点を取れても、高校に入るとついていけなくなり、数学を諦めるようになりました。
そんな私でしたが、2017年秋に、 学校に通っていた頃とはやり方を変えて算数と数学の勉強を始めました。 個人が運営している学習サイトや、志賀浩二先生の 『算数から見えてくる数学』、新井紀子先生の 『数学は言葉』などを使ってきました。
結城先生の本は、 『数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実』と 『丸い三角関数』を一度読み終えて、今は 『微分を追いかけて』を読んでいます。
数学ガールの秘密ノートの記述はいつも丁寧で、 ベクトルと力のはたらきの関係や、微分と位置、速度、そして加速度の関係など、現実世界での意味を考えさせてくれます。
また、単元の区分や学校で習う順番に固執せず、関連する事柄を広く学べるように構成されているところがとても好きです。
具体的な目標や目的がなく始めた勉強ですが、昔教科書を見ただけではバラバラに見えた科目や単元が実はつながっていることや、 生活のさまざまな事柄に数学が潜んでいることを少しずつ感じてきています。
これからも先生の作品を楽しみにしています。
結城から
ご愛読ありがとうございます。
学校のやり方とは別に、ご自分で本を読み進んでおられるのですね。
これからも、なおいっそう深く学んで、 数学を楽しんでくださいね。
応援しています!
(読者さんからのメールはご本人の許可を得てシェアしています)
刊行直前!
『数学ガール/ポアンカレ予想』《サイン本》と《メッセージカード》情報です。
以下では、サイン本が販売される書店リストと、メッセージカードが挟まれるチェーン店一覧を公開中。
ぜひチェック!
読者さんから
いつもお世話になっています。
東京大学新2年のものです。
2015年春に結城先生の 『数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて』のサイン本が当たってから3年が経ちます。
3年前に、数学ガールと出会って、 当時高3になろうとしていた私は「これなら楽しみながら受験勉強ができそうだ」と確信し、 応募メールで「東大に行きます」と宣言したのを鮮明に覚えています。
あれから3年経ち、結局1浪してしまいましたが、無事第1志望の東大理科I類に合格し、 現在は自分の関心のある分野について大学の図書館などを通じて調査したり、 大学生と交流したり、結城先生のように自分の考えをブログで発信したり、 やりたいことをたくさんやっていて毎日が充実しています。
今回、 ポアンカレ予想の本を出版されるということで、とても楽しみにしておりました。 話が進むにつれてどんどん賢くなってゆく登場人物の方々についていけるかどうかは少し不安ですが(笑)、 自分なりに今回も食らいついて、 まだ中学生の弟たちの世代に 「数学ガール」を自分の言葉で広めていければと考えています。
結城から
ありがとうございます!
宣言した合格をしっかり勝ち取ったのですね、すばらしい!
充実した学びのようすもうれしくなりました。 これからもがんばってくださいね。応援しています!
(読者さんからのメールはご本人の許可を得てシェアしています)
もうすぐ刊行の『数学ガール/ポアンカレ予想』《Web立ち読み版》が公開されました!
詳細目次と第1章すべてをいますぐ読むことができます。
登録不要。もちろん無料。
電子書籍版の情報も。ぜひごらんください。
あなたのご意見やご感想をお送りください。
あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。