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5時30分頃、次男の「おとーさん、お茶持ってきて!」という叫び声で目が覚めた。 冷蔵庫の麦茶を取りに行く途中、ねぼけていたので頭を思いっきり壁にぶつけた。 とても痛かった。
朝食はパンとあれこれ。食後にコーヒー。 変な時間に目を覚ましたので、妙に眠い。 午前中はお仕事。図を描く。
11時30分に昼食。肉じゃが定食。 午後もお仕事。プログラムを書いたり、調べ物をしたり。 『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門』のサンプルソースコードをダウンロードできるように準備する。
遅くに夕食。海鮮丼のようなもの。 次男が「今日はお母さん♪」というので絵本の読み聞かせは家内がする。
夜は頭が回らない。図を3個ほど描く。 参考書を読みながら書き込んでいた手書きメモをコンピュータに打ち込む。 何とか形になってほしいなあ。
午前0時頃に就寝の予定。
読者の方からとってもうれしいお便りをいただいたので、ご紹介いたします(長さの関係で一部編集しています)。 こういうお便りをいただくと、本を書いていてよかったなあ…としみじみと思うのです。
読者から: 『デザインパターン入門』も『マルチスレッド編』も、 両方とも自分のスキルを大幅!に向上させることができました。 とにもかくにも本がボロボロになるまで何回も読んだプログラム関係の書籍は、この2冊だけですかね。(ってそんなことはないかも) 書き物って結構大変な仕事だと聞きますが、終わったときの充実感もけっこうなものなんでしょうか? これからも良い書籍期待しています。 (31歳 製造業)
結城: とても励みになるフィードバックをありがとうございます! ぼろぼろになるまで読んでいただけたとは、著者冥利に尽きます…。 今後もおもしろい本にチャレンジしていきたいと思っています。
読者から: 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』をやり終えての感想は、一言でいって「一皮むけた」です。 本書中の骨のあるサンプルコードを読み、解読し、自分でプログラムしていくうちに知らず知らずのうちにJavaプログラムのセンスが磨かれていったと思います。 自分でアプリケーションを作る際も、再利用のことを考えてインターフェースや抽象クラスを効果的に設計段階で定義し、 その上でマルチスレッドにするのがいいのか、するなら、どのパターンを使用するのがいいのか、といった構想が自然に浮かぶようになっていました。 自分でも驚きです。
私にとってこの本はかなり難しく、終えるまでに3ヶ月半を要しましたが、 不思議と途中であきらめる気はおきませんでした。 それも、結城先生による、UML図を含めたとても懇切丁寧な説明があったからだと思います。 また、本書を終えて、身についたこととして「非常に粘り強くなった」ということです。 引き続き、『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門』も頑張っていきたいと思います!!
結城: ずいぶん粘り強く頑張られたようですね。 じっくりサンプルコードを解読し、根気良く努力した成果があなたの実力として身についたのだと思います。 よかったですね! これからも頑張って勉強してくださいね。
Enjoy Java!
JAVA DeveloperのWebサイトで結城の連載記事が読めます。 今回は状態遷移に関して。ぜひお読みくださり、感想をお聞かせください。
6時30分起床。
朝食は目玉焼きとベーコンとブロッコリー。 ご飯とお味噌汁。 デザートにヨーグルト。 食後に紅茶。ワンプレートの朝食。 午前中はお仕事。
11時30分に昼食。麻婆豆腐定食。 午後もお仕事。 仕事の合間に 『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』 を読む。
19時30分に夕食。おかゆに牛皿、それから鳥の手羽。ブロッコリー。 次男を寝かしつけるときに読んだ絵本は『ズーム、海をゆめみて』。
23時30分に就寝(の予定)。
いつもお世話になっている編集者さんから 「アマゾンにソフトバンクパブリッシング専用ページができました」 という連絡をいただきましたのでご紹介いたします。
地道に本を書く。 なんと、まだ第1章を書いているという。 いいんです。 ゆっくり歩くのを楽しんでるんですから…。
最近Webで遊んでいてもおもしろいことが少ない。 もっと、リアル・ワールドの「本」を読みたい。 そして、ゆっくりと自分の頭で考えたい。 スピードではなく、リンクではなく、トラックバックでもなく。 分量でもなく。効率でもなく。 スケールメリットでもない。
自分の等身大の何か。アンダンテな何か。 コンピュータの助けは、ほんのちょっぴりでよいのだね。
連載原稿送付…。感謝。もう寝ます。
一生懸命連載記事原稿執筆。
算符完了図式完了文章未完。
我予想明日晩原稿執筆完了。
謝罪乱雑偽物漢文突込禁止。
忙しくて、日記もなかなか更新できません(と書いて更新)。
今日も、第一章[nu]を書いています。
前半部分を読み返すと、無意味なことを山ほど書いているような気分になるけれど、 ぐっとこらえて後半部分の枝刈りを進める。思い切って言葉をばっさり切り捨て、 大事な言葉をふわっと膨らませると、 何となく…何となく第一章のまとまりは何とかつけられそうだなあ。 …大丈夫かなあ。
第一章にこんなに日数をかけていいのか、と心の中に声が聞こえるんだけれど、 いいんです。大丈夫です。本書きは非線形なのだ。…たぶん。
先日、電車の中で結城が書いた連載記事を読んでいる人を見かけた。 これは非常にめずらしいこと。というか、はじめての経験である。
私はつり革につかまって立っている。 ちょっと離れた席に座った男性がC MAGAZINEを開いている。 最初は「あ、C MAGAZINE読んでる」と思った。ちょっとしてから、もしかしたらと思い、 すすすす、とその男性のそばに移動する。ちらちらと眺めてみると、 ちょうど、私の連載記事「プログラミングの基礎テクニック」を読んでいるところだった。 うれしい驚きを感じつつ、 この機会にどういう読み方をするのかをそっと観察(?)させていただく。
ぱらぱらっと読み進んで次の記事に進むのかなと思ったら、 そんなことはなく、妙にじっくり読んでいる。 プログラムリストも、まるで一行一行読むように読んでいる。 ときどき前のページをめくって読み直したりする。 なかなか読み終えない。 何分くらい経っただろう(測ればよかった)。 しばらくたって、やっと次の記事にうつった。
自分の連載記事をあんなにていねいに読んでくださっているとは、 とてもはげましになりました。 ありがとうございます。
午前中は礼拝。 たっぷりエネルギーを神さまからいただく。
午後から子供たちを連れておもちゃ屋さんに行く。 妙な暑さでばてばて。
「(知らない人からの)HTMLメールと添付メールを削除」という大胆な方法をとったところ、 迷惑メールは激減。まるで静かな別荘地に引っ越した気分(おおげさ)。
『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門』がアマゾンでも販売開始になった模様。
先月のspam対策からだいぶ経って、 傾向もつかめたのでもう一段階進めることにする。
サーバサイド(メール着信時)には自作のスクリプトで明らかなspamを切捨て、 クライアントサイド(メール取得時)にはPOPFileを使って分類、 という二段構え。
サーバサイドでは、以下のロジックを使う。
今日も第一章[nu]を書いています。
もう、いいかげん先に進みたいので、 第二章[lo]のファイルに自分が言いたいことをばりばりと書いてみる。
本の原稿は、章ごとに別ファイルになっている。 章くらいの長さがちょうど1ファイルで扱いやすい長さだからだ。
どんなに長い本であっても、頭で地道に考え、 自分の手を動かしてタイピングして、 読み返して校正するというプロセスを経る。
スティーブン・キングは小説を書くコツを聞かれると 「小説は一語一語書くしかない」と答える。 結城はこの話がとても好き。 実際そうだろうな、と思う。 古より「千里の道も一歩から」というではないか。
いつも謙虚に、愚直に、淡々と、一歩一歩進むしかない。 一語一語書くしかない。
感謝しつつ、祈りつつ。
今日も第一章を書いています。 …自分でいうのもなんですが、粘り強いなあ(単に書くのが遅いだけかも)。
平地を過ぎてジャングルに入り、ばさばさと枝刈りをしながら進んでいくと、 不意においしいフルーツがなっている木があったので、そこで一休み。 来た道を振り返り、これから進むジャングルを思う。 上を見上げると、木々の間から見える青い空。 目をつぶって耳を澄ますと、どこからか聞こえる鳥の声。 汗が背中をつたって流れるのがわかるけれど、決して不快ではない。 水筒の水をぐい、と飲んで立ち上がり、またジャングルを進んでいく。
たとえていえば、そういう感じです。
今日も第一章を書いています。
何度も読み返して、やっと半分まで来ました。 残りも題材はごちゃごちゃとあるので、ばさばさ枝刈りをしながら進む必要があります。 今週いっぱいかかって第一章の形が整うとよいなあ。 そうすると、他の章の形もそれにあわせて整う(整えればよい)ことになるから。 はじめはごたごたしたデコレーションケーキのような感じだったけれど、 だんだんそぎ落とされて精進料理みたいになってきた。 いや、ちょっと違うな。 たとえていうなら……まあいいや。仕事しよう。
長男と電車に乗っている。
長男「何か問題だして!」
私「そうだね。じゃあ、あそこに宝くじの広告が出ているでしょう。」
長男「あの100万円×144本っていうの?」
私「そう、それ。144を素因数分解できる?」
長男「できるよ。144は12の2乗だよね。」
私「(びっくりして)よく知っているね、そうだよ。」
長男「ってことは。2×2×2×2×3×3だ。」
私「はい、正解です。2の何乗っていう表現を使うとどうなる?」
長男「2の4乗かける3の2乗。」
私「その通り。よくできました。ところで、あの宝くじ、一本200円って下のほうに書いてあるよねえ。」
長男「うん。書いてある。」
私「ではここで問題です。あの宝くじは、何本に一本くらい当たると思う?」
長男「え? 100本に一本とか?」
私「さあ、どうだろう。」
長男「200本に一本くらい?」
私「じゃあ、ちょっと考えてみよう。宝くじを運営しているところって、どうやってもうけているんだろう。」
長男「それは…宝くじを買った人のお金で、かな。」
私「おそらくね。あそこにある100万円×144本というのはどういう意味?」
長男「当たりが100万円だってことでしょ?」
私「そうだね。じゃあその「当たり」は何本あるかな。」
長男「144本。」
私「当たりがでたら、その人に100万円払うわけだ。ということは100万円×144本で賞金は全部でいくら?」
長男「100かける144…。」
私「単位は?」
長男「本、だね。」
私「本?」
長男「あ、違う、円だ。…違う、万円だ。」
私「そうなるね。(100×144)万円っていくらだろう。」
長男「ええと、せんよんひゃくよんじゅう…じゃない。一億四千四百万円。ひゃー。すごいね。」
私「そう。宝くじを運営しているところは、それだけのお金を払わなくちゃいけない。では、いまもうけをゼロにして、一億四千四百万円を稼ぐためには、一本200円の宝くじを何本売らなくちゃいけないだろうか?」
長男「200で…ええと、200で割るの?」
私「そうだね。200で割ると72万。少なくとも72万本売らないと、それだけの賞金は準備できないことになる。」
長男「ななじゅうにまんぼん!? そんなに売らなきゃいけないの?」
私「正確には72万本のうち、あたりは144本だ。ということは、5000本に一本。」
長男「100本に一本じゃないんだ…。あ、でも、これはもうけがゼロのときだよね。」
私「その通り。宝くじを売るためのあの広告のお金も、宝くじそのものを印刷して作るお金も、宝くじを売っている会社で働いている人のお給料の分もまだ考えていない。」
長男「うーん。ということはもっと少なくなるんだよね。それに、あの下のほうには100万円以外の賞金もあるよ。」
私「そう。どんどん当たる割合は減っていく。何となく、100本に一本とか1000本に一本とか理由もなく考えちゃうんだけれど、実際にどれだけの割合であたるのかを正確に見積もるのは難しい。」
長男「うーん。」
※念のため書いておきますが、サマージャンボ宝くじなどの場合、 発売本数は公開されていますので、当たる確率および期待値は正確に計算できます。
今日は第一章を書くことにします。
虚心になってはじめからていねいに読んでいきます。 一つ一つの言葉を味わいながら読みます。 自分の中に言葉が自然に流れてくるならば、先に進みます。 もしも、何かひっかかる部分があったなら、そこで立ち止まって考えます。 どうして、ひっかかるのかな? どう直したら、すうっと読めるようになるかな? と考えます。 直し方を思いついたら、直します。
そして、もう一度、虚心になってはじめからていねいに読んでいきます。 一つ一つの言葉を味わいながら読みます。 自分の中に言葉が自然に流れてくるならば、先に進みます。 もしも、何かひっかかる部分があったなら…
というのを丹念に繰り返します。
内容にも、文章にも、構成にも、ひっかかるところがなく、 章の終わりまでたどりついたらめでたしめでたし。 1つの章のできあがりです。
最初の章から最後の章まで、以上のような地道な作業を繰り返します。
これが、本を書く楽しみです。
先日のFAXの件については、たくさんの方からヒントやアドバイスをいただきました。 感謝します。何人かの方はわざわざキヤノンのサイトにあるマニュアルを調べてくださいました。 ほんとうにありがとうございます。 いろいろ情報は得られたので、時間を見つけて試そうと思います。ありがとうございました。
今週は雑誌の〆切がない週なので、淡々と本を書く一週間になります。
今日はmoの章を読み直し。 テキストで編集し、PDFに変換して読み、テキストで編集し、PDFに変換して読み…の繰り返し。 でも、まだ章の組み立てはかっちりと決まっていない。 現在の方向としては、材料を厳選して絞る向きに進んでいる。 ほんとうに核になるものを失わないように注意しながら、削る。 驚きと発見の息吹を失わないように注意しながら、絞り込む。 ときどき、まったく無意味なものを書いているような気分になって投げ出したくなるんだけれど、 これは新しい本を書くときにはいつものことだから、ぐっと踏みとどまらなくては。
ぜんぜん「淡々と」書いてない。
そういえば、拙著 『暗号技術入門』の売れ行きが最近よいようなのですけれど、何ででしょうね? ともあれ、感謝なことです。
マクドナルドで。長男はチーズバーガーのハッピーセット、私はビッグマックを食べる。
長男「ねえ、お父さん。人間ってね、人間って人間中心に考えるんだね。」
私「ん? どういうこと?」
長男「たとえば、太陽が地球の周りを回るっていう風に考えるのは、人間中心に考えているでしょう?」
私「なるほどね。」
長男「それから、アリを見て『小さいね』というときは、人間中心に考えているわけでしょう? それに、人と話をするとき、自分が絶対正しいって思うのも、自分中心に考えているよね。」
私「ふむふむ。それはそうだね。」
長男「でしょ?」
私「…自分が絶対に正しい、自分は間違っていない、他の人がいつも間違っている、周りが全部悪い、と言う人がいるとするよね。そういう人と話をするのはどうだろう。」
長男「何だか、やだ。ちょっと。やだな。」
私「そうかも。でも、逆もあるんだよ。」
長男「ん? どういうこと?」
私「自分は絶対に間違っている。あれも私が悪い、これも自分のせいだ、私が全部悪い、ってしょっちゅう言っている人と話をするのはどうかな。」
長男「うーん。それもやだなあ。近寄りたくないかも。」
私「「自分が絶対に正しい」という人もあれだけれど、「自分がいつも悪い」という人も付き合いにくいかもしれないね。じゃあ、その途中がよいのかな。」
長男「途中って?」
私「正しい意見を聞いたら「それは正しいね」と言う。間違った意見を聞いたら「それは間違いだね」という。自分が絶対に正しいと主張するわけでもないし、自分がいつも間違っていると主張するわけでもない。これはどうだろう。」
長男「うーん。でも、何だかキカイみたいだ。」
私「機械?」
長男「そう。「正しい」っていうのと「間違い」っていうのでバチっと2つに分けてばかりいるのはロボットみたい。」
私「ふうん。なるほどね。」
以下「教えてクン」状態の日記です。 もしどなたかアドバイスがあればコメントください。
キヤノンPIXUS MP740というFAX複合機(FAX, COPY, スキャナ, プリンタ共用)を使っています。 電話線は、ADSLのスプリッタで分かれた後「MP740」に入り、そこから今度は「留守番電話機」につながっています。 現在困っていることは、
という2つを同時に満たすようにMP740の設定(いろいろなことができる)をすることができない、 という点です。
FAXが来たときに人間がいて、「スタート」ボタンを押せればFAXは受け取れますが、 自動的に受け取ってくれない。 ある程度の時間がたってしまうと、自動的に留守番電話がとってしまうのです。
かといって、留守番電話がとらないうちにFAX受信に切り替わるような設定をすると、 今度は人間からきた電話のときにもFAX受信になってしまって、留守番電話に切り替わらない。
マニュアルと戦っているのですが、まだうまい解決策が見つからないのです。
ショップ or サービスセンターに問い合わせようか…。
先日のバランス人名クイズに対して、 えむもじらにて反応が。
「誰でも知っている人」を一人は入れておくのが必要ではないでしょうか。
とのことですね。 と思って私が書いた条件を読み返してみる。 必要と思われる条件が1つ落ちていたみたいですね…。
この5番目の条件を入れないとつまらないのでした。
ところで私が最初に選んだ10人は次の通りでした。
みんな、 ホフスタッター知らない? メリーベルを知らないの? デュクロ博士を知っている人は極めて少ないと思うが…。
#Googleで調べてから「知ってる」っていうのは、なしね。
加筆: w.l.o.g.に「バランス人数」という反応あり。
うまく10人を選べると、その10人というのは「出題者を特徴付ける10人」と言えるかもしれません。
やっとC MAGAZINEの原稿を出す。編集部のみなさん、すみません。
今日も地味にお仕事。ぱたぱたとキーボードを叩く一週間。
家内は体を冷やしたらしくちょっと喉痛ぎみ。 帰宅するときに葛根湯とヴィックスドロップを買う。 次男が家内のために祈る。 そういえば次男は、長男が小学校に行くときに大きな声で「今日もかみさまの祝福がありますように!」と祈る。 いい子だ。
昨晩、長男とお風呂に入る。
長男「ねえ、お父さん、問題出すよ。言葉の意味を言って、元の言葉を当てるの」
私「うん、いいよ。お父さんも子供のときよくやった」
長男「『声を出さないで笑う』ってなーんだ?」
私「笑う…こと?」
長男「ううん『声を出さないで笑う』」
私「わかった。『微笑む』だ」
長男「正解! (といって微笑む)」
私「ふふ」
長男「じゃあ、次の問題だよ。『親切にしてあげたのに、そのことを忘れたり、ぜんぜん気にかけなかったりすること』ってなーんだ」
私「え? …わかった。『恩知らず』」
長男「正解です!」
私「けっこう面白いもんだね。じゃあ、逆をやろうか。言葉を言って、それを人に説明するの」
長男「いいよ」
私「じゃあね…。『みぞれ』を説明してください」
長男「みぞれ…? 雨みたいな…うーん」
私「難しいね。たとえば、そうだなあ…『空から降ってくる、解けかけた雪』くらいかなあ」
長男「難しいよ」
私「じゃあ、次の問題。『霧』を説明してください。穴あける錐じゃないよ」
長男「『山の上で、内側から見た雲』?」
私「え、霧って雲なの?」
長男「え、違うの?」
私「山の上にしか霧って出ないの?」
長男「うーん、そうじゃないなあ。難しいね」
私「辞書を作る人って偉いよね」
…… などと会話を記してみて思ったのだけれど、 どっちが私で、どっちが長男なのか、会話を読んだだけだと区別がつかない……。
今日もお仕事、忙しい。淡々とキーボードを打つ。
多忙の中で、打ち合わせに出かける。
新宿。
デザパタ本と次の本についてのあれこれ。 次の本の打ち合わせをしているうちに、 すごい方向に進むことが決まる。 「だめもと」とは言うものの、うまくいくといいなあ。 家に帰って家内に話すと「嘘でしょう?!」と驚かれる。
以上、謎めき系日記でした。すみません。
とことこ、と。
いろいろと、忙しいです。忙しいときには、誰かに「ありがとう」と心を込めて感謝する。すると、疲れがとれる。
ありがとうの法則、と呼んでおこう。
今回のWikiばなVol.2懇親会には7冊の「おみやげ本」を持っていきました。 メーリングリストで、欲しい本に前もって手を上げていただき、 プレゼントとして結城が持参&サインするというお楽しみ(?)です。 今回は「中国語版」というレアもの(?)も品目に入れてみました。
当日は、おみやげ本以外にも、
みなさんがご持参した拙著にもサインをいたしました。
みなさん、ご購入ありがとうございます (^_^)
。
以下、思いつくままに(全員は書けません、ごめんなさい)。
懇親会幹事の h12oさんには駅前で迎えていただきました。 おしゃれなスーツを着こなした好青年が「Wikiばな懇親会」という紙を手に改札前に立つ。 お疲れさま&感謝です。 懇親会の席上では、ちょっとした時間に結城のことをお祈りしてもらいました (私もほそのさんのことをお祈りしました)。 ありがとうございます。
yucoさんの話を聞いていると、 「この人はとても頭の回転が速い」 のだなあと思いました。 頭の回転が速く、さまざまな事柄に対するアンテナが高く、 しかもそれらを的確に自分の言葉にまとめて表現できる力を持っている、という印象を受けました。 現在は特にお仕事をしていらっしゃらないですが、 東京のほうでまたお仕事をしたいというご希望をお持ちのようです。 ご本人がどのような職種を希望なさるのかは知りませんが、 こういう人材をほっておく手はないと思いました。 よいお仕事が見つかるとよいですね。
yomoyomoさんとは、軽口をたくさん叩いたり、 ちょっぴりまじめで地味な話をしたりと、 楽しい時を過ごしました。 yomoyomoさんは、飄々としている一面と、 不器用ながらまじめで繊細な一面を持っているようなので、 私の不用意な言葉で今ごろ傷ついていらっしゃらないだろうか、 とちょっぴり心配です。 officeさんのことと、Winnyのことについてご意見を伺いました。
たださんのポジションペーパーは今回のWikiばなVol.2の中で 一番分かりやすかったですね。 こういう機会では「話題を如何に絞るか」が大事なのだな、と理解しました。 たださんがポジションペーパーで書いていた4期は、 Webサイト全般にあるいはコミュニティというもの全般に 適用できそうだなと思いました。 ということは、衰退期に入った後(あるいは入る前)に コミュニティは的確な総括・集大成のことを考えたほうがよいのかも。
きたさんとは飲み会で毎回となり合わせの席になるんですよね。 そのため、いつもまたーりとした話でのんびりと。 「Webサイトから受ける印象と違う」といつも言われるんだよね、 という話題が展開していました。 そういえば結城もよく 「結城さんってサイトを読んでいると近寄りがたい方という 印象を受けますが…(0.5秒ほどの間)きさくな方なんですね」 と言われます。 単語を選んでいるあの0.5秒ほどの間は何なのでしょうねえ…(苦笑)。
shinoさんはWikiばなVol.2の幹事さん。 娘さんの可愛い写真を持参してみなさんにご披露していました。 確かに可愛い! べっぴんさんですな。 オフ会ならではの話題をあれこれと。
いつもにこにこ naokoさんには、 ご主人にJava本のおみやげをお持ちしました。
一方 kayakayaさんは、奥様の分までサイン本を用意してくださいました。ありがとうございました。
増井さんには、ムーグさんの生写真(?)を見せていただきました (私信:わかりました。もう年の話はやめます)。
ninjinさんは
RandomNoteの作者さん。
ニンジンの色をしたシャツで記憶しやすかったです (^_^;
。
とても落ち着いた話し方をなさる方。
最近作った「声のかけら。」はRandomNoteに負うところが大きいので、
今回ninjinさんにお会いできてとてもうれしいです。
RandomNoteについてお聞きすることができました。
kanさんはlilyやWema(変なもの)の作者さんです。 想像していたイメージとずいぶん違っていてちょっと驚きました。 こういうものを作って!などと勝手なお願いをした記憶があります。
ゆきちさんは Wiki記法の標準化の方。 現状と今後に関する情報交換。うまい方向に進むとよいのですが、 うまい方向、というのが難しいのですよね。
たつをさんからは、 手帳のプレゼントをいただきました。ありがとうございます。 後で「はでなアンテナ」というネタをメモってましたね。
青木さんは BitChannelの作者さん。 こちらはイメージとすごく近かったです。 にこやかな方でした。
kdmsnrさんはmixiでお写真を拝見していたので、すぐに分かりました。 スマートで明るいナイスガイですね。
wakatonoさんと二次会でお会いできるとは。 思わず「え…。スラッシュドットのwakatonoさんですか」などとお聞きしてしまいました。
以下、キーワードのみの列挙。
コミュニティ / スタイルシート / はてなグループどうよ / はてな引越し裏話 / プログラマの楽しみ / メンテナンスとタイミング / アフィリエイトとAdSenseの違い / ゴーストライター / フェリカの暗号 / 就職と再就職 / ネット上のイメージと本人のイメージ / どこでもメモ / 公開アンテナと非公開アンテナ / 複数id問題 / Winny / バッドノウハウカンファレンス / RewriteRule / 医療関係者の労働環境 /
ほかにもたくさんの方とお話することができて、たのしいひとときでした。 Wikiを中心にした集まりですけれど、 興味と関心の範囲はそこにとどまらず大きな広がりを見せているようです。 ふと「ハイパーリンクは人をもつなぐ」というフレーズが心をよぎりました。
お別れするときには、何人もの方と握手してきました。 みなさん(特に幹事さん)に感謝し、 みなさんのこれからの活動がさらに豊かになりますようにとお祈りしております。
飲み会に出発する前、家内に「今日はね、今度京都から東京に拠点を移した『はてな』の近藤さんが来るんだよ」と話す。 すると、家内は 「ふうん…。こういう業界はネットワークがつながっているから場所はどこでもいいんじゃないの。どうして東京に来られたのかしら?」 などと妙に本質的な質問をする。 うん、じゃあそれは今日近藤さんにお会いしたときに聞いてみよう、と家内に言う。
宴会席上で近藤さんにお尋ねしてみたところ「若気の至り」といいつつ 「東京という主戦場で力を試したいと考えたから」という主旨のお答えをいただいた。 ふうむ。なるほど。
近藤さんから 「結城さんのデザパタ本にはお世話になりました」と感謝の言葉をいただき、 私は恐縮しながら「そうですか、ありがとうございます」などと受け答え。 すると近藤さんが「以前、Perlで結城さんのサンプルを書き換えて、公開許可を結城さんにもらったことがあるんですよ」 と言われ「むむ?」と記憶を手繰る。 確かにそういうメールを送ってきた「近藤さん」がいたけれど…。 ええ! あの「近藤さん」って、はてなの「近藤さん」だったのぉ?
デザインパターンを学んで、はてなのシステムのモジュール化・オブジェクト指向化を進めました、 という近藤さんのお話を聞きながら、拙著がほんの少しでも「はてな」のお役に立てたのかも、 と「じーん」と来てしまいました。
二次会で、酔いの勢いにまかせて 「近藤さん、次に公開を予定しているはてなのサービスは何ですか?」 などとむちゃくちゃ直球の質問をする。 近藤さんはにこにこしながら「そうですね、いろいろ考えていますよ」と大人のお答えをする (といいつつも、近藤さんって、私より13歳も年下なんですよね…)。
結城は、リーガルなホスティングはどうでしょうね。 など、生意気なことを山ほど言ってしまい、 後で思い出し、ちょっと恥ずかしくなりました。
WikiばなVol.2の懇親会という飲み会から帰ってきました。 はてなの近藤さんとお会いする、 というのが今回の参加の第一目標だったのですが、 その目標をはるかに上回る「なにか」を得たように思います。 幹事さんはお疲れさまでした。
あ、そうそう、私の「自己紹介シート」などの資料は一応公開しておきましょうか。
詳しくはまた後日、ね。
今日はWikiばなVol.2の日です。 結城はWikiばなVol.2には参加しませんけれど、 懇親会のほうには顔を出させていただきます。
自己紹介代わりのプリントも準備したし、おみやげも用意したし、 おやつは300円までで、あれ、バナナはおやつに入れるんでしたっけ? ズボンを寝押しして、さあ寝ましょ。
それでは「バランス人名クイズ」をはじめましょう。
以下の10人のうち、あなたは何人知っていますか、というクイズ。 Googleで調べちゃだめ。何も調べないうちに「うん、知っている」といえるのは何人いますか。
この「バランス人名クイズ」の出題ポイントは、次のとおり。
あなたは、このような条件を満たす10人を示すことができますか、 というのがこの「バランス人名クイズ」の趣旨。 言い換えれば、これは「出題者に対するチャレンジ」なのです。
難しすぎてもだめ、簡単すぎてもだめ、 うまくバランスをとった人名を選ぶことができるか、 という問題ですね。
なお、このクイズは、 ななしぃさんのコメントからヒントを得ました。
ある方からメールで以下のような情報をいただきました。文章は結城が書いたものです。
教会に以下のような電話がかかってくるサギがあるそうです。
「ヘラルドの代理店ですが、映画『パッション』のチケットを、 教会を対象に特別価格で販売します。指定した口座に代金を振り込んでください」
教会関係者は、あわてて代金を振り込んだりせず、 日本ヘラルドなどに直接確認をとるようにお勧めいたします。
しかし、教会をだまそうとするとは、 この詐欺師はものすごい命知らずだと思いますね。
いま、ソフトバンクパブリッシングのサイトで動物クリーナーを買うと、 『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門』が入手できるという…
…すみません、逆でした。
いま『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門』を予約注文すると、 もれなく動物クリーナーがもらえるらしいです。
動物クリーナーというのは、
や、
のようなものだそうです。
動物をクリーンにするわけではなく、動物の形をしたクリーナーのようですね。 (^_^)
(動物クリーナーに関する)お問い合わせはSBPストアのほうへよろしくお願いします。
あなたのご意見・感想をお送りください。 あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。
何かの理由でうまく送れない場合にはメール hyuki@hyuki.com でお願いします。