2002年6月

結城浩の日記

目次

2002年6月30日 (日) - お母さんからのメール / アマゾン

[DP/2] お母さんからも「出版おめでとう」のメールが来ました。 母もまた、私の本の「前書き読者」である。 私が謝辞で「お姉ちゃん」に言及したのを読んで、 母は、私と姉を育てていた時期のことを一瞬回想したとのこと。

たった1つの言葉でも、いろんな人の心をゆらすことがあるのですね。

母からのメールによれば、 実家の父の本棚には、私の本を置いているスペースがあり、 先日、父は、そこに私の新刊を並べていたとのこと。 何だか、ちょっと、うれしい。

ところで『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』を 結城のサイト経由で買ってくださった方が何人かいらっしゃるようです。 ありがとうございます。

ええと、最近スレッド本の話題ばかりですみません。 出版記念ということでご容赦いただければありがたいです。

2002年6月29日 (土) - お姉ちゃんからのメール / ギコ猫とマルチスレッド

[DP/2] お姉ちゃんから「本が届きました」というメールが来ました。 私が謝辞で引用したお姉ちゃんのセリフに関して 「私が若い頃!に言った言葉が、浩ちゃんの心に残っていたことに驚いています」 とのこと。 各章の導入部のお話も説明も面白かったらしい。 お姉ちゃんからメールをもらったのは初めて。 すごくうれしい。*^_^*

『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』で紹介しているパターンに合わせて、 「ギコ猫とデザインパターン」のページに、 「ギコ猫とマルチスレッドのパターンたち」を追加しました。 他愛ないといえば、他愛ない内容なんですけれど、 技術的内容を理解していないと意味がよく分からないように作ってあるつもりです(いちおうは、ね)。 ご笑覧ください。

2002年6月28日 (金) - 仕事

[PQ/Book] 編集者さんから基本レイアウトが届いたので、PDFにコメントして返信する。 …と日記を書いていたら、ラフスケッチ6が届いた♪ので、いつものようにコメントをして返信する。 とても楽しい。

2002年6月27日 (木) - 仕事

夜中に次男が汗をかいてわーわー叫んだので目が覚めた。

次男が「おとうしゃん、おみず、のったい」というので、 私は起きて「はい、おみずね。まっててね」と言いながら台所に水をくみにいく。 家内は寝ぼけ声で「ありがとう」と言う。

[PQ/Book] 妙に目が覚めてしまったので、 メールをチェックしたら、 ラフスケッチ5が到着していた。 イラストの楽しさに笑いつつ、コメントをつけて返信。

書籍版『Perlクイズ』のWebページを準備。 まだ中身はないけれど、制作の進行状況に合わせて更新していくことにしよう。

2002年6月27日 (木) - 家内の話

以下、家内から聞いた話 (記憶に頼って書いているので、 あとで家内から修正要求がくるかも)。 以下の「私」は家内のことです。

私は、大学に入ったとき、こう考えた。 「ここで少しばかり知識を身につけたところでたかが知れている。 私は大学にいる間に、自分の一生の生き方の指針をしっかりとつかまえよう」 大学に入ってから、私は、三浦綾子さんなどの本を繰り返し読んだ。 受験中は「大学に入ったら読もう」と考えていたのだ。 そして教会に行くようになった。

私、今は結構いいかげんだけれど、あの時の判断は間違っていなかった。 あの時、ちゃんと本物をつかまえたから、今、こうして幸せなんだと思う。

「同じ山の頂上まで行くのでも、いろんな道がある」とか言って、 キリスト教と他の宗教をごちゃまぜにしたり、 どんな宗教でも大差ないと主張する人がいるけれど、私はそうは思わない。 そういうあいまいな言葉に惑わされず、きちんと選んで、本当によかった。

もちろん世の中には「AとBとどちらでもかまわない」ということがらもたくさんある。 でも、信仰はそうではない。 自分の生き方の核になる信仰を、 大学にいる間に得ることができてよかった。

以下、結城:

確かに、信仰が結婚みたいなものだとすれば、 「どちらでもかまわない」ということはないなあ。

念のため書いておくけれど、 他の人がどう考えているか、というのはこの際あまり重要ではない。 他の人には他の人の人生があるわけですから。 大事なことは、他ならぬ「わたし」のことなのだ。

信仰は強制ではないから、他の人に自分の信仰を押し付けることはできない。 けれど、自分の信仰——という言葉に抵抗があるなら「自分が人生をどのように生きていくか、という指針」でもいいけれど——は、 自分でよくよく考える必要があることですね。

—— わたしは、いったい、どのように生きていけばいいのだろう ——  これはとても大切な問いです。

大学時代は、確かに勉強も大切。 でも、人生の方向性を決める重要な時でもある。 いや、大学時代に限らない。 いつでも、重要な時なのかも。

2002年6月27日 (木) - 韓国版『Java言語で学ぶデザインパターン入門』

『Java言語で学ぶデザインパターン入門』の韓国版です。 ★がたくさんついているので好評のようですが、 どういうコメントがついているのか興味があります(^_^)。

そもそも、この本のタイトル、なんて発音するのだろう…(^_^;

当選者へ、 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』 のサイン本を発送しました。 あ、それから、実家の父と、 謝辞に書いた お姉ちゃんにも送りました。

2002年6月26日 (水) - アマゾン

[DP/2] 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』が、 オンライン書店のアマゾンでも購入できるようになった模様。

当選者へのサイン本の発送も、もうすぐです。

2002年6月25日 (火) - 仕事

[PQ/Book] 昨晩、ラフスケッチ4が到着。 よくこんなにハイペースでイラストが描けるものだなあ、と舌を巻く。 見ていると、とても楽しい気分になってくるので、つい夜更かし。 いつものようにコメントをつけて、感謝しつつ返信する。 朝になって奥さんにも見てもらったら、奥さんも絶賛。

[KOKORO/Book] 第一章の「どんどん書いた」内容を元に小見出しをつけて整理。 そうこうしているうちに、章内の構成もだいぶ固まってくる。 明日はさらに細かい調整を行うことにしよう。

[DP/2] いよいよ、『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』は明日発売です。 ただし、配本・輸送の都合上、本当に店頭に並ぶ日は書店によってばらつきがあると思います。

もし、本屋さんで結城の本を見かけることがありましたら 「この本が、必要としている読者へ届けられますように」 と神さまにお祈りしてくださいね。 よろしくお願いいたします。

2002年6月24日 (月) - 仕事 / 詳細目次と内容抜粋をPDFで公開

[DP/2] 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』 の実物を見て、何だかほっとした。気持ちの一区切り。 これでまた新しい本のことをじっくりと考えられる。

『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』の 「詳細目次」、「はじめに」、「第8章Worker Threadパターン(一部)」をPDF形式で読めるようにしました。 レビューアさんへの謝辞は「はじめに」で読めます。感謝しつつ公開。

[KOKORO/Book] 第一章の内容を題材にブレーンストーミング。 とりあえず書きたいことだけどんどん書く。 章内の構成はまだ固まっていない。

shinoさんがご婚約とのこと。おめでとうございます。 神さまの祝福がお二人の上に豊かにありますように。

また、 伴侶との出会いを求めている独身の方々の上にも、 神さまの正しい導きがありますようにと祈ります。

2002年6月24日 (月) - 愚かな問い

愚かな問い——他人から見たら自分がまるで馬鹿に見えるような問い——をすることを恐れてはいけません。

ニコデモがイエスさまに聞きました。ええっ「新しく生まれる」ですって? 「人は、老年になっていて、どのようにして生まれることができるのですか。 もう一度、母の胎にはいって生まれることができましょうか。」

ニコデモとイエスさまの間に一連のやりとりがあってのち、 イエスさまは、素晴らしいお答えをなさいました。

人の子(イエスさまのこと)もまた上げられなければなりません。 それは信じる者がみな、人の子にあって永遠のいのちを持つためです (ヨハネ3:14, 15より)

そして聖書は、このイエスさまの言葉に続いて 聖書全体の要約、福音全体の要約とでも言うべき言葉を記しています。

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。 それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、 永遠のいのちを持つためである。 (ヨハネ3:16)

愚かに見えるような問いであっても、 神さまはその機会をも捕らえ、素晴らしい答えを返してくださる。

今日の自分の問いかけは、誰から、どんな答えを引き出すのだろう。

2002年6月23日 (日) - いろいろ

みかままさんの日記を読んでいて、ウケた。

保育園のバザーが近づいているようですが、 気が狂いそうですな。 手作り品とか言われましても。 Perlスクリプトなら手作りできます。 じゃいかんだろうしな。

礼拝の後、午後からお昼寝。 それから『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』サイン本へのメッセージを書き始める。 感謝しつつ。

家内は今日は早朝から大活躍だったので、早々と就寝。 晩御飯は、近くのスーパーからお弁当を買ってくる。 長男次男に添い寝をして、おしゃべりする。 次男は、背中をなでてやって「きょうもいちにちありがとう」の歌を歌ってやったら、24秒ほどで眠った。

長男「ねえ、おとうさん、小さいときの話をして」

私「子供の頃、図書室で本を読むのが好きだったよ。理科の本とか、数学の本とか。ムーミンの本も好きだった」

長男「ムーミンって、あのムーミン?」

私「そう。トーベヤンソンのムーミン」

長男「ムーミンって、ムーミンパパとか出てくる、あのムーミン?」

私「そう。そのムーミン。それからコンピュータの本も好きだった」

長男「コンピュータって、理科なの?」

私「うーん、そうだね。理科と数学の間くらいかな」

長男「でも、国語みたいなところもあるよ」

私「あなたは素晴らしいことを言うねえ。どうしてそう思ったの?」

長男「だって、文字を入れたりするじゃない」

私「そうだねえ。それから、お父さんは2進数の本を読むのも好きだった」

長男「『にしんすう』って、数字の『2』と『すすむ』と『かず』って書くの?」

私「そうだよ。2になると位上がりするからだね」

長男「ねえお父さん、ふとんかけて。じゃあねえ、2進数で引き算するときって、2をおろしてきたりするの?」

私「そのとおり。上の位から2を借りてきたりするねえ。2進数だと、1, 2, 4, 8, 16…の位になるね。ふとんはここだよ」

長男「え、そうなの? 1, 2, 20, 200, 2000…じゃないの?」

私「違うよ。それは10進数に毒されている。2進数では、だんだん二倍になっていくんだ。私たちの10進数だと0から9までの数を扱う必要があるけれど、2進数だと、0と1さえ扱えればいい。コンピュータは簡単なことを繰り返すのが得意なんだ」

長男「あのね、お父さん。ネットでページを開くでしょ。そうすると1回「もどる」のボタンを押すと、前より早いんだ」

私「よく気がついたねえ。あなたが発見したの?」

長男「そうだよ」

私「それはすごい。1回訪れたページはメモリ上に持っているんだね。だから早い。実際「もどる」で見るときはネットからページを持ってこなかったりするよ」

長男「うん、知ってる。だからねえ、ゲームのページとか、二つ開いておくの。そうするとネットが切れたときでも、もう片方でできるから」

私「なるほど。それはあなたが考えたの?」

長男「そうだよ」

私「あなたは賢いねえ。お父さんは、あなたのことが大好きだよ。あ、半そでじゃないか。今日は寒いから長そでにしよう。いま持ってくるよ」

長男「うん」

2002年6月22日 (土) - 本到着 / ラフスケッチ / 森博嗣

[DP/2] うふふっ♪ 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』が私の手元に到着しました。 さっそく梱包を解いて、感謝しつつ読み読み。うふふふっ♪  奥さんは前書きを読んで、涙を一粒。 どこか心をゆさぶる部分があったらしい。

神さま。この本をここまで作り上げてくださってありがとうございます。 どうかこの本を必要とする読者に、この本が届けられますように。 主の栄光があらわされますように。

[PQ/Book] イラストのラフスケッチ第3弾が送られてきた。 すごいペースで仕事をなさる方だ。 とっても素敵なイラストで、しかも私のイメージにぴったりしている。 さっそくコメントを返信する。 うんっ、この本もきっと楽しい本になるなあ。 私の家族も、ラフスケッチが送られてくるのをとても楽しみにしている。 「こういう感じのイラストをお願いします」という文章を送り、 それに応えたイラストがやってくるというのは、すごく感動するものですね。

さて、最近読んだ本。 最近、森博嗣のミステリーにはまっていて、これまでに 『すべてがFになる』 『冷たい密室と博士たち』『笑わない数学者』 『詩的私的ジャック』『封印再度』『幻惑の死と使途』 『今はもうない』『数奇にして模型』『有限と微小のパン』を読んだ。 といっても私は非常に不真面目なミステリーの読者なので、 あまりトリックを追ったり犯人探しをしたりはしない。 ただ小説として読んでいるだけですね。 その中でも面白かったのは『封印再度』と『今はもうない』でした (でも刊行順に読んでこないと面白みがわからないわけですけれど)。 犀川先生と西之園(S&Mと呼ぶそうですが)のコンビはなかなか面白いし、 セリフもしゃれていて読み応えがある。 私が特に気に入っている登場人物は、国枝桃子助手だ。 無機的で、感情を表に出さず、まるでロボットのような反応をするのだが、 不思議にその奥に人間味を感じるというキャラクタになっている。

2002年6月20日 (木) - NakamuraFamily.net / 書林ふくろう / 仕事

『ヤベツの祈り』『ヴァインの祝福』の翻訳者、 はちこさんが独自ドメインNakamuraFamily.netを取得したとのこと。 中村ファミリーの上に神さまの豊かな祝福が注がれ、 このドメインでの活動も聖霊の導きのうちに行われますようにと祈ります。

理系書籍を中心に扱っている古書店「書林ふくろう」の大野さんからていねいなメールをいただいた。 ていねいなメールといっても、長いメールという意味ではない。 空行も含めて30行たらずのメールなのだが、 受け取り手への敬意を十分に表しつつ、 ほんとうに意味のある情報が書かれているメールだ。

[PQ/Book] イラストのラフスケッチが送られてきたので、コメントをつけて返す。 やっぱりプロは違うなあ…。うまいなあ…。

[KOKORO/Book] 次の本の章立てを考えたり、 章の構成を考えたり。

[Roba] ロバ耳、2001年一年間の利用者は、のべ約1500人。

2002年6月19日 (水) - サイン本

[DP/2] 2002年6月19日午前7時頃、 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』サイン本の抽選を行い、 当選者に「当選通知」をメールで送りました。

はずれてしまった方、ごめんなさい。

申し込み総数は61でした。

2002年6月18日 (火) - サイン本〆切り

[DP/2] 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』 のサイン本販売申し込み数は現在57。 当選確率は約12%になりました。 申し込みは今日の夜中12時まで。

2002年6月17日 (月) - 暗誦

何度も読んでいるので、 次男は『もりのなか』の冒頭部分をだいぶ覚えている。 字はまだ読めないので、聞き覚えである。 途中、途切れるのはご愛嬌。ちょっとどきどき<親馬鹿

2002年6月17日 (月) - きっかけ

『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』 の出版お祝いのメッセージをいろんな方からいただく。 そのメッセージの中に、 結城の本がある種の「きっかけ」になったことを感謝する、 という主旨のものが複数あった。 新しく何かを学びはじめるきっかけ、 新しいプロジェクトにチャレンジするきっかけ、 新しい自分を見出すきっかけ…結城の本(あるいは本のレビュー作業)が、 そういう「きっかけ」になったということらしい。 そういうメッセージを読むと、 不思議な感じを覚えつつも素直に嬉しくなる。 本を書くということも、本を読むということも、 ある種の「出会い」なのだろうなあ。

[DP/2] 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』 のサイン本販売申し込み数は現在51。 当選確率は約13.7%になりました。 申し込み〆切りは明日ですのでお早めに。

2002年6月16日 (日) - いろいろ

[PQ/Book] 書籍『Perlクイズ』のほうは楽しく進行中…。 これもまた楽しい本になりそうな予感。 うれしいなあ。

[WL] 最近、文章教室のほうをさぼっていますが、 時間がとれたらまた公開していきますね。

[DP/2] 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』 のサイン本販売申し込み数は現在47。 当選確率は約15%になりました。 申し込み〆切りは2002年6月18日(火)ですのでお早めに。

2002年6月16日 (日) - Field / 手をつなぐ

ほそのひでともさんが、Walking around The Secret Fields, shinoさんが、Around The Secret Life, というなら、 私は、private static final fieldsといいましょう(意味不明)。

ところで、書店でJavaのスレッドの本を見かけるとどきっとする。 でも、これはいつものこと。昨年の2月にも同じようなことを感じていた。

夕飯は外食。 帰って来てから家族4人で近くの公園まで散歩。 長男が鉄棒の「足掛け上がり」を披露してくれる。 次男が滑り台の「はしごのぼり」を披露してくれる。 公園から、4人で手をつないで賛美しつつ家に帰る幸福。

2002年6月15日 (土) - 洗礼を受ける方からのメール

主の御名を賛美します。 一言では言えない、多くの苦難の後 (本当に一言では言えないほどいろんなところを通った後)、 神さまの不思議な御恵みにより洗礼まで導かれつつある姉妹から、 メールをいただきました。許可を得て、一部公開いたします。

結城さま

いつもお祈りと的確なアドバイスありがとうございます。
(中略)
その後いろいろありまして、教会へ再チャレンジし、
その教会で突如、洗礼を受けることになりました。
こんど洗礼準備のための勉強をはじめさせていただくことになりました。
(中略)
結城さまには本当にお世話になりましたので、
私に神さまを紹介してくださったお礼と、
神さまが私を導いてくださったことをご報告したかったので
メールしました。
本当にありがとうございました。

神さまの御導きに感謝し、 洗礼までの学びが守られるように、 この方の人生の上に神さまの祝福が豊かにありますようにと祈ります。

2002年6月14日 (金) - サイン本

[DP/2] サイン本への申し込みをたくさんいただいております。 申し込みと同時に応援とお祝いのメッセージもいただいています。 本当に感謝です。

現在のところ、当選確率は約20%です。

2002年6月13日 (木) - 西村めぐみさんと会う

先日、ある方のご紹介で、西村めぐみさんとお会いして情報交換。 西村さんは二児の母+ライター+プログラマというプロフィール。 いつ本を書かれるのですかと尋ねると、子供が保育園に行っている間、とのこと。 仕事はドトールでなさっているらしい(ドトールに住んでいるといううわさもあり)。

2002年6月11日 (火) - 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』サイン本

[DP/2] 恒例になりました、サイン本販売を今回も始めます。 どうぞよろしくお願いいたします。

2002年6月10日 (月) - Perlクイズ / ラピュタ

[PQ/Book] 書籍『Perlクイズ』のイラスト案を練る。 「こういう絵がここに入る」と文章で書くのは楽だが、 実際に絵という形にするのは大変だろうなあ、と思いつつ仕事。 何とか仕上げてメール。

昨晩は、レンタルビデオで『天空の城ラピュタ』を観る。 次男が夕方から爆睡モードに入ったので、 私と家内と長男の3人で、のんびり夕食を食べながら見る。 先日『千と千尋…』を観たばかりなので、 「あ、このキャラ『ゆばーば』みたい」とか 「これは『釜じい』まんまだね」などと突っ込みを入れながら観る。 でも最後になると、3人とも物語に引き込まれて堪能。 先日レンタルビデオで『耳をすませば』を観たときも思ったんだけれど、 宮崎駿って『もののけ姫』や『千と千尋…』よりも、シンプルな話のほうがずっといい。 特に『もののけ姫』って子供に見せる映画じゃないよなあ。 キリスト教的にどうこう、という以前に残酷なシーンが多すぎますよね。 『千と千尋…』のほうも、いささか、どうもね。

私がひそかにあこがれているのは、 『となりのトトロ』の「お父さん」みたいなの。 特に、庭に面した書斎で書き物をしている「お父さん」。 頭をかきながら原稿用紙に向かっていると、 メイがお花を摘んできてお父さんの机のところに並べていくシーン、とても好きです。

『となりのトトロ』では、もう1つ、とても好きなシーンがあります。 行方不明になったメイを探してサツキが必死に走るシーン。 背後の夕焼けがおそろしいほどに綺麗なんです。 あのシーンはいまでも心に残っています。

2002年6月9日 (日) - いろいろ

何だかいろいろです。

やっぱり自分を誇ることはできないなあ、と思うのです。 自分の信仰というものは、けして自分の力で堅くできるものではない。 私の信仰は堅い、とうぬぼれていると、さっと足をすくわれるような出来事が起きて、 うろたえている自分を見出す。 そうなのだ。私の、ほんのかけらほどの信仰を支えてくださり、 堅くしてくださっているのは聖霊様なのだ。

でも、自己嫌悪に陥るにはおよばない。 さっと悔い改めて、神さまに目を向けよう。 神さまを賛美しよう。 自分のような小さき存在に心を留めてくださり、 愛してくださり、信仰を与えてくださる神さまをほめたたえよう。

イエスさまの御名により、大胆に祈り、 主の御前に近づこう。 自分が足りないものであること、信仰の薄いものであることを自覚しつつ、 しかし、神さまはそこにこそ働いてくださり、 私のなすべき道を切り開いてくださる方であることを 信じよう。 確信のうちに、毎日を歩んでいこう。 ちょっぴりの知恵しかなくても、 ちょっぴりの信仰しかなくても、 そのすべてを主にささげよう。 そうすれば主はそれを大きく引き上げてくださる。 主に従おうとする意志を表明し、小さな一歩を進めよう。 そうすれば主は道を大きく開いてくださる。

どんな困難が来ても恐れる必要はない。 どんな困難があっても、主は必ず脱出の道を備えてくださるし、 人間の目に困難に見える状況であっても、 主はそれを用いて大いなることをなしてくださるからだ。

自分勝手に歩むのではなく、 主の善きご計画にしたがって歩めるようにと祈る。 自分の心も、体も、すべて主がおつくりになったもの。 主が祝福を与えようとしているものなのだ。

Perlで、単なるリファレンスがblessされてオブジェクトとしての命を得るように、 私自身も、主にblessされて本当の命を得ることができる。

Javaで、Threadのインスタンスがstartされてactive objectとしての主体性を得るように、 私も、主からの力を受けて、本当の主体性を得ることができる。

従うことで、一見、自分を失うように誤解しがちだが、 実際には、正しく従うべき権威に従うことで、本当の自分を得ることができるのだ。 そのとき、 よく油の効いたベアリングがスムーズにまわるように、 私はとても楽に、なすべきことができるだろう、と思う。

すべてを主に感謝し、主を高らかにほめたたえます。

イエスさま、あなたは素晴らしい方。 賛美されるべき方。すべての栄光はあなたのものです。ハレルヤ!

一人でも多くの方が、イエスさまと個人的に出会うことができますように。 自分の問題をイエスさまのところに持ち出し、 いえ、自分自身をイエスさまのところに持ち出し、 イエスさまの特別のお取り扱いを受けることができますように。

教養としての聖書ではなく、知識としての聖書ではなく、 自分の命に直結した御言葉としての聖書に出会うことができますように。

主よ、どうぞこの日本をあわれんでくださり、 そこに住む一人びとりにあなたの愛を注いでください。 幸福を模索しつつも、まだあなたに気がつかない方がたくさんいらっしゃいます。 大きな問題に心がつぶされそうになっている方がたくさんいらっしゃいます。 主よ、どうぞひとりひとりの霊の目が開かれ、 イエスさまに気がつくことができますように。

イエスさまのノックの音に気がつくことができますように。

イエスさまのお名前で祈ります。 アーメン。

2002年6月9日 (日) - 多忙と感謝

いろいろと多忙。いろいろと感謝。

『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』の表紙が出来上がってきました。

今回は、前作の色違いですね。前作↓

こうやって、少しずつ、少しずつ1冊の本ができていくんですねえ。 書き始めたのが昨年の7月ですから、一年近くかかって…。 私は、とても、うれしいです。

関係者のみなさんに感謝し、応援してくださっているみなさんに感謝します。

そしてもちろん、万事を導いてくださる主なるイエスさまに感謝し、 すべての栄光を神さまにお返しいたします!

2002年6月7日 (金) - スレッド本

『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』 は2002年6月26日に出版日が決まりました。 ただし、書店の店頭に並ぶ日にはばらつきがありますのでご注意ください。

現在、ソフトバンクパブリッシングのWebサイトで予約受付中とのことです。

2002年6月6日 (木) - 本

昨日、赤坂で『Perlクイズ』本の打ち合わせ。 今度もまた楽しい本になりそう。

新しい本を作るとき、 いつも何か1つ"something new"を入れたいと思っている。 ルーティンワークにならないように、 機械的にこなす単調な「お仕事」にならないように注意したいと思っている。

『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』 はソフトバンクパブリッシングのWebページでも刊行予定が出て、 いよいよ秒読み段階に入りました。るんるん♪ 秒読みといっても、書店にならぶのはたぶん6月末になりますかねえ。

2002年6月4日 (火) - シダコちゃん

今日はシダコちゃんが中学三年生のときの話をしましょう。

シダコちゃんはいつも、 教室の中で出口に一番近い席に座っている。 授業で発言することはほとんどない。 友達と呼べる人はいなかったし、 友達をほしがっているわけでもなかった。

11月の学園祭の最後、体育館でのコンサートで、 シダコちゃんは1本のギターを持って壇上に立った。 それは誰も予期していなかった。 シダコちゃんは説明も釈明もせず、すぐに歌い出した。

皆は、 シダコちゃんのハスキーな歌声に驚く。 伸びやかな旋律が体育館に広がる。 シダコちゃんは数曲を一気に歌い切る。

歓声と拍手。

そこで、シダコちゃんはギターを置いてうつむく。 体育館はしんとなる。 シダコちゃんは、顔を上げる。 マイクをそっと両手で包んでゆっくり歌い出す。 誰もがよく知っているメロディ。

「校歌」だ。

シダコちゃんの校歌を聞きながら、 ひとりひとりが、学校生活を振り返る。 桜の入学式、友の変化に心を騒がす夏休み、 そして中間テスト、期末テスト、進路の悩みに、淡い恋。 体育館にシダコちゃんの校歌が響く。 生徒は皆、われ知らず涙を流し始める。 そして泣きながら、シダコちゃんの歌に合わせて歌い出す。 伴奏なしの校歌斉唱だ。

もうすぐ厳しい冬、受験の冬がやってくる。 その向こうには卒業が——希望と別離の季節が——待っているのだ。 きらきら光る砂が指の間をすり抜けていくように、 今という時も過ぎていく。

けれど、シダコちゃんの歌は、まだ続いている。

2002年6月4日 (火) - 仕事

仕事関連で、さまざまな方面にメールする。 みなさん、とても率直で的確な返事をすばやく返してくれる。

いろんなことが嵐のようにやってくるのだけれど、 だんだんそういうのにも慣れてきて、ストレスを感じなくなってしまった。 チェンバロに合わせてメヌエットを踊るように仕事をする。 頭で考えて足を踏み出すのではなく、 音楽に従って足を踏み出すのだ。 急げばいい、というものではなく、 ゆっくりすればいい、というものでもない。 適切なタイミングで適切なことをするのだ。

2002年6月3日 (月) - マイク・ワゾウスキ / 後追い

いま我が家では「マイク・ワゾウスキ」が流行っている。 相手をハグしながら「マイク・ワゾウスキ!」とたどたどしい言葉で宣言するものだ。 相手にハグしてもらいたいときには「マイク・ワゾウスキして!」とお願いする。

出典はディズニーの映画『モンスターズ・インク』の一シーンだ。 小さな女の子「ブー」が、常時躁状態饒舌単眼モンスター「マイク・ワゾウスキ」をハグして 「マイク・ワゾウスキ!」と言う。それまで懐疑的で批判的だったマイクがほろりとするシーン。

家族の四人がいろんな組み合わせで「マイク・ワゾウスキ」している。 平和なひととき。

ところで次男はひどく後追いをする。 私が仕事をしに外に出ようとすると、次男は背中にミニリュックを背負い、 お気に入りのカードやガチャポンを入れた虫かごを片手に、シューズをはき、 「準備万端お出かけスタイル」で玄関に立つ。 私といっしょに「お出かけ」できると堅く信じているのだ。

私が「マイク・ワゾウスキ」をしてあげて、お留守番するんだよ、というと、 次男は口をヘの字にゆがめ、大粒の涙を浮かべて「おるちゅばん、ちない」と訴える。 親としてはほろっとくるけれど、家内が「ビスケットあるわよ」と言ったとたん、 次男はくるりと振り向いて、さっさと靴を脱ぎ、台所に向かい始める。 おいおい、さっきの涙はいったい何、と、私は苦笑しながら外に出る。

角を曲がろうとしたとき、 リビングの窓から追いかけるように飛んでくる「おとうさーん、いってらっちゃーい」の声。

2002年6月2日 (日) - ねむねむ。

何かと忙しいような、忙しくないような。 ねむねむ。

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