ホーム > 結城浩の日記 > 2002年11月 | 検索 | 更新情報 |
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[REF] 原稿を書いて送信。感謝。
[CR/Review] レビューアとのやりとりは970通。
[CR] 566行書いて454行削除しました。
何だか夢中になって、のめりこむように文章を書いてしまう。
shinoさんの結婚式はすばらしかった模様ですね。 神さまの祝福がいつもありますように。
結婚式を明日に控えた姉妹へ。
これからお二人で歩み始める新しい人生の上に、 神さまの祝福と導きがいつもありますように。 どんな困難がやってきたとしても、 すべてを益としてくださる神さまを信じて、 喜びつつ歩むことができますように。 あふれんばかりの愛が、神さまからお二人に注がれ、 さらにお二人に関わるすべての人へ広がりますように。 イエスさまのお名前でお祈りいたします。
お二人に「エペソ5章」をお贈りします。
ご結婚、おめでとうございます!
[BibTeX] 先日、他力本願していた件は、解決しました。 池上さんから、 「ISBNエントリを持つ.bibに対応した.bstファイルがここにあります」というメールをいただき、 しかも池上さんはJBibTeXにするパッチまで送っていただきました。 ありがとうございました。
[REF] 今回のリファクタリングはIntroduce Assertionである。 サンプルプログラムを作成した。 あとは原稿書きだ。
[CR/Review] レビューアとのやりとりは952通。
[RING] リース参加者は現在16ページ。みなさんおててをつなぎましょう。
[REF] assert関連で作業。
[CR/Review] レビューアとのやりとりは918通。
[CR] お祈りして仕事。 235行書いて58行削除しました。 いまレビューアさんに送る次の章を書いたり読み直したりしているのですが、 いやあ、すっごく面白いですね。読みながら「なるほどねえ」とひざを打ったりして。 自分で書いていて言うのは何ですが、わくわくしてきちゃいます。
[RING] リース参加者は現在13ページ。みなさんおててをつなぎましょう。
リースをめぐりながら、自分の「よかった探し」をするもよし、 リースの各ページからそれぞれの参加者のWebページを訪れるもよし。 いつもと違うページに出会えて、なかなか楽しいですよ。
眠るときはすごく疲れていたが、目が覚めたらすっかり元気。 神さまに感謝。睡眠は大切ですね。
[PI] 編集部からメール。著者校正。
[CR/Review] レビューアとのやりとりは858通。
複数のレビューアから同じ指摘を受けることはよくあるが、 それは冗長ではない。複数人から指摘されることに意味があるからだ。
多くのレビューアさんも楽しんでくださっているようで、私もうれしい限りです。 本を書くのはやっぱり楽しい仕事です。 ああ、もっとたくさん本を書きたいっ! …でも、現在書いている一冊一冊を大切にいかねば。
[BibTeX] 自著の書誌情報をBibTeX形式で作成してみた。 まあ、パールちゃん(『結城浩のPerlクイズ』)を参考文献に挙げる論文はないと思いますけれど(^_^;
気がついたら、自分の本がこんなにたくさんになっていました。 ほんとうに、ほんとうに、みなさん一人一人に感謝しています。 ありがとうございます。 みなさんの応援やお祈りがどれだけ助けになっていることか。 知恵を与え、機会を与えてくださる神さまに感謝します。
「本を書かせてください」という祈りを、 あわれみ深い神さまがかなえてくださったことを証しして、 感謝します。
[CR] 次の章の図を描こうとしている。 図を描くのはなかなかたいへんです。
疲れたので文章を書こうとしている。 文章を書くのもなかなかたいへんです。
次の章の文章は 568行書いて170行削除しました(なぜそんなことがわかるかというと、 RCSで管理しているからです)。
前の章の文章は、 1057行書いて0行削除しました。 きっとこれはレビュー報告の内容を反映した分でしょう。
疲れたのでプログラムを作っていろいろと実験しようとしている。 プログラムを書くのも…(以下略)
[CR] レビューアに送る次の章をせっせと書いている。 でも途中で自分が作った暗号を自分で解読するのに夢中になってしまう。 やれやれ。 まあ、でも次の章の骨組みはできたようだ。 感謝、感謝。
[CR/Review] レビューアとのやりとりは782通。
…
[CR] 仕事でいろいろ疲れたけれど、 ちょっとした発見があってすごくうれしい。 いや、ちょっとした発見じゃないな。 私なりのぐっとくる発見。 今書いている本の根底に流れる物語の発見。 何かを「つかんだ」感じ。
「書ける、書けるわ。わたしには書ける」 …って、わたしゃ北島マヤか。
[CR/Review] レビューアとのやりとりは802通。
みなさんの献身的なレビューに心から感謝します。 みなさんの一通一通のメールは、 とても大きな助けとなり、励ましとなっています。
JBibTeXを試している。
まず、参考文献のbibファイルyuki.bibを作っておく。
@book{yuki:dp, yomi = "Yuki, Hiroshi", author = "結城浩", title = "『Java言語で学ぶデザインパターン入門』", publisher = "ソフトバンクパブリッシング", isbn = "4-7973-1646-2", price = "3800yen", year = "2001", note = "デザインパターンの入門書。デザインパターンの原典に登場する23個のパターンすべてについて、Java言語によるサンプルプログラムを使って解説している。", } @book{yuki:dp2, yomi = "Yuki, Hiroshi", author = "結城浩", title = "『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』", publisher = "ソフトバンクパブリッシング", isbn = "4-7973-1912-7", price = "4500yen", year = "2002", note = "Java言語を通してマルチスレッドと並行性に関するパターンを学ぶ入門書。" }
それから、list.texというファイルを作る。 これは参考文献を作るもの。\nocite{*}は参考文献を全部出力。 ここでは奥村さんのjsarticleを使っているが、jarticleでもよい。
\documentclass{jsarticle} \begin{document} \nocite{*} \bibliographystyle{jplain} \bibliography{yuki} \end{document}
そして以下のようにコマンドを入力。もちろんpLaTeXはインストール済み。
platex list jbibtex list platex list platex list dvipdfm list.dvi
すると、以下のような出力になる。(PDFファイル)
\bibliographystyle{jplain}を\bibliographystyle{jalpha}にすると、 スタイルが変わる。
ここまではOK。実際に文献を参照するときには\cite{yuki:dp}のようにすればよい、と。
ところで、困っていることが一点あります。 jplainの形式に「ISBNを追加した形式」をご存知の方はいらっしゃいませんか。 たぶん「何とか.bst」というファイルを作るような気がするのですが。 手抜きでnoteにISBNを突っ込むという手もあるかもしれませんけれど…。
[CR/Review] No.004送信。 第1章前半。
[CR/Review] No.005送信。 第1章後半。
[CR] レビューアに原稿を送信すると、 何日かしてレビュー報告が返ってくる。 まるで山のこだまのように。
レビューアからのレビューはメールとなって私に届く。 私はそれを一通一通ていねいに読む。 励ましの一言に にっこりと微笑み、 typoに頭をかき、 論理の乱れの指摘に大きくうなずく。
レビューアの指摘のうち、 原稿に反映させるべきポイントをメールからコピーして、 原稿ファイルの最後に貼り付けておく。 反映は全体のバランスを見ながらまとめて行うので、 いったんプールしておく必要があるのだ。 時間的に余裕があるときや、 返信が必要だと思われる場合にはレビューアに返信するけれど、 基本的にそれほどの余裕はない。
「こんなに細かい指摘ですみません」 と書くレビューアさんもいるけれど、 もともとレビューは細かい指摘の積み重ね。 細かい指摘には、こちらから感謝のお返事を書きたくなるほどだ。
「ずけずけと書きますが、気を悪くしないでくださいね」 と書いてくださる方もいる。 どんどんずけずけあら捜ししてください。 どんなことを書かれても気を悪くするどころか、 うれしくなるばかりですから。 レビューで気を悪くするくらいなら、 レビューアを公募なんかできませんです。はい。
さまざまなレビューアさんとの、 いろいろのやりとり。 それはとっても楽しくて、わくわくする体験。
感謝します!
[CR/Review] レビューアとのやりとりは694通。
…
No.004やNo.005に対する反応も、 何人かのレビューアさんからもう帰ってきた。 ひゃー、またtypoも…何だかとっても感謝です。
[CR/Review] レビューアとのやりとりは731通。
感謝しつつ、もう寝ます。おやすみなさい。
頭痛は治癒が回復。いや、回復が復活。
[CR/Review] レビューアとのやりとりは678通。
[RING] 「よかった探しリース」はすでに始まっています。 どうぞご参加ください。
[CR] せっせと執筆。
[CR/Review] レビューアとのやりとりは667通。
[CR] 編集長に相談事。明確な解答。感謝、感謝。
とっても頭が頭痛。いや、頭痛が痛い。もう寝よう。
[RING] 今年も「よかった探しリース」の季節になりました。
よかった探しリースというのは、 結城のサイトで毎年行っているクリスマス期間限定企画です。 1997年からなので今年でなんと6年目。
これは、インターネットのホームページを持っている人同士が、 クリスマスの期間「手」をつないで大きな大きなリース(花輪)を作るというものです。
ホームページを持っている人がリース用に特別な一ページを作ります。 そしてそのページには二つのリンクを置きます。 それを「右手」と「左手」と呼びます。 右手は他の人のページをさし、左手はまた別な人のページをさします。 そうしてぐるっと一回り。大きな花輪の誕生です。\(^_^)/
参加者は随時増えていきますので、 CGIを使って自動的に「おてて」をつなげるようになっています。
各ページのテーマは「よかった探し」。 今年一年を振り返り、あなたの「よかったこと」を書いてください。
この機会にホームページ・デビューなさる方もぜひどうぞ。 すでにサイトを運営している方は「よかった探しリース」用に 一ページ増やしてみてはいかがでしょう。
詳しくは下のリンクをたどってください。
[CR/Review] レビューアとのメールのやりとりはこれまでで473通(お知らせなども含む)。 細かくチェックをしてくださる方もいれば、 参考になる情報をどんどん送ってくださる方もいる。 また、素敵な感想や励ましを書いてくださる方もいる。 すべて、それぞれに貴重でありがたいことです。
[CR] 次回レビューアに送る原稿をせっせと執筆。 レビューをお願いすることで、 私が受ける恩恵がここにもひとつある。 それは「次に送るべき原稿を仕上げる」 というところに神経を集中できるということだ。
そういえば、まだ20代のころ、 私にそれを教えてくれた人がいた。 たしか留学生だったと思う。 文章を仕上げるときには、頭から順番に仕上げていくのがいい。 「ここまではできた、ここからはできていない」という状態を保つのがよい、 という話。
原稿に合わせて図も描いている。 図を描くときにはいつもと同じくMicrosoft Visioを使っている。 いつものことだが、 図を描くのはとても難しくて時間がかかる仕事である。 時間をふんだんに使わないと分かりやすい図にならない。 でも、時間をふんだんに使って分かりやすい図を描く練習を何度もやっていると、 少しずつ少しずつ速く描けるようになっていく。
技術的に正しい(うその少ない)図が分かりやすく描けたときには、 とても気持ちのいい手ごたえを感じる。 思わず『またもりへ』のぞうさんのように 「よろしい、なかなかよろしい」といいたくなる。
神さまも人間をお創りになったとき、 「よろしい、なかなかよろしい」とおっしゃったんだっけ。
そうだ、 そろそろ[PI]と[REF]の準備もしなければ。
それから「よかった探しリース」の準備も。
[CR/Review] No.003送信。 はじめに。
実験的にアンテナを立ててみる。 試しに立てただけなので「何で私のページを巡回してないの!」 などとクレームつけないでくださいね。 …と先に書いておこう。
[CR] レビューアさんたちにレビューをお願いすることで、 私が受ける恩恵はたくさんあるが、 頻繁に私あてにpingがかかるのもその1つかもしれない。 仕事を始める際の障壁や「おっくうさ」をレビューアさんからのメールが 打ち砕いてくれる感じ。
それにしてもApplied Cryptographyの出版年の 私の誤記まで見つけられるとは。 それから、別の本の著者名の私のスペルミスも。 レビューア、恐るべし。 …というか、感謝なことです。
[CR/Review] レビューア募集を締め切りました。 多数の申し込みをありがとうございました。 レビューアをお願いする方にも、そうでない方にもそれぞれ個別にメールをお送りしました。 もしも届いていない方がいらっしゃいましたら、Subjectに [CR/Review] をつけて御連絡ください。
残念ながら今回お願いしないことになってしまった方、 せっかく申し込んでくださったのにごめんなさい。
[CR/Review] No.000送信。 ごあいさつと事務連絡。
[CR/Review] No.002送信。 目次。
[CR/Review] No.001送信。 参考文献。
さっそく間違い探しと突っ込みが返ってくる。 感謝、感謝。
[CR/Review] 13時現在、160人からの申し込みが来ています。 〆切は、今日の夜中の12時です。
[CR/Review] 8時現在、154人からの申し込みが来ています。 多数の申し込みを感謝します。 〆切は今日です。
[CR] お話と仕組み、それに練習問題を書く。 うん、なかなかよろしい。 練習問題って、自分の知識の再確認みたいだね。 その章で自分が伝えたかったことの要約でもあるし、 誤解しやすい部分の補正でもあるし、 ああ楽しい。
レビューアの存在を意識すると、それだけで仕事に向かう元気がわいてきますね。 うん、このレビューア公募っていうのはとても意味があることなのかもしれない。 質を上げるためだけではなく、それ以前に仕事を進め、完成させるために。 仕事で一番難しいのは、仕事をし始めることだ。 レビューアの存在を意識すると、その最初の壁を突破するのがちょっと楽になる。
[CR] ファイル一覧を整理して、すべての章の構成を再度見直す。 全体を通じて流れる「物語」を見つけようとしている。 …というのは気取って書いているわけではなく、真剣な話。 私が書こうとしている題材はすでにたくさんの人によって、 より広く、より深く書かれているものだ。 だから、私はこの題材の中に流れている「物語」を私なりに発見しなければならない。 発見、といってもそれは本当の意味では発見ではない。 専門家なら当然と考えていることだろうから。 専門家ならもう血肉のようになっていて、自然にその前提となっている考え方、 でも専門家以外にはあまり知られていない何か。 そういうものが「物語」だ。魔法の呪文と呼ぶこともできるかな。 本を書くときには、毎回、新しく「魔法の呪文」を見つけなければならない。
だいたいそのような「魔法の呪文」を発見しなければならない。 そして「物語」は魔法の呪文にしたがって流れていく。 魔法の呪文は短い。物語は長い。 魔法の呪文は唱えればよい。 物語は語らなければならない。
たかが技術書の執筆で、何でこんなに一人で盛り上がっちゃうかというと、 とても面白く、同時にとても難しい仕事だからだ。 確かに、数学者や科学者のように真に新しい何かを発見しているわけではない。 私の書くような本は特にそうだ。 でも。でも。 私の本を通して、 いままで目の前にあったけれど気づかなかった何かを発見する 読者がいる。そのことを大切にしたい。 いつも使っている道具、いつも使っている技術であっても、 それを当たり前のものとするのではなく、読者に何かしら新しい視点を提供する ——そんな本を書きたい、といつも願っている。
読者の「なるほど」は著者の喜びである。
—— やれやれ、肩に力が入っているなあ…(^_^;
[CR/Review] 13時現在、138人からの申し込みが来ています。 感謝します。〆切は明日(水)です。
レビューア経験者:約20%。 女性:約7.4%。 10代以下:約2%。 20代:約53%。 30代:約40%。 40代以上:約5%。 (注意:申し込みに年齢制限はありません)
[CR] 「参考文献」を書いている。 本当はbibTeXを使ったほうがよいのかもしれない。 まあ、プレーンテキスト。 「目次」「はじめに」それから最初の章を書いている。 とりあえず、レビューアさんに送るものの準備は着々と進む。 感謝です。
神さま。 あなたは素晴らしい方、あなたの御名をほめたたえます。 神さま、あなたは恵み深い方、あわれみ深い方。 あなたは救い主、慰め主、聖め主です。 あなたは王の王、主の主。 あなたは万軍の王、私の砦、私の支え。 あなたの御名をほめたたえます。ハレルヤ!
神さま。 いま書いている本も、神さまの栄光をあらわすものとなりますように。 神さまが用いてくださいますように。 聖霊様が必要な知恵をすべて与えてくださいますから感謝します。 神さまがすべてをなしてくださいますから、恐れがありません。 感謝します。 どうぞ、読者のことをよく考えて書くことができますように。 通りよき管として、 あなたが教えてくださることを きちんと読者に伝えることができますように。 イエスさまのお名前で祈ります。
アーメン。
[CR/Review] 1時現在、127人からの申し込みが来ています。 感謝。
[PRAY] 突然ですけれど、 つらいこと、悩みごと、苦しいことがある方、 よろしければ、以下のページをご利用ください。
[CR/Review] 23時現在、124人からの申し込みが来ています。 みなさん、ありがとうございます。
レビューア専用ページの整備などをして過ごす。
[CR/Review] 13時現在、117人からの申し込みが来ています。 多数のお申し込みありがとうございます。
はてなアンテナをちょっと試す。 これ、よくできていますね。 まあ、一応privateモードにしておくことにしましょう。
[CR/Review] 23時現在、107人からの申し込みが来ています。 過去にレビューアをしたことがある方は約25%、 女性は約6%。
森山さんの 「研究者の方々へ、ウェブ日記のすすめ」という文章の中で引用されている、 【朝永振一郎の日記】 はすごくうじうじしてて素敵だ。ぜひお読みください。 そうなんだよなあ、みんな、そうなんだよねえ。
レビューアの申し込みメールを読むのはとても楽しい。 いつもレビューしてくださっている方々(いわば常連さんですね)もいらっしゃるし、 新しい方もいるけれど、それぞれに思いを語ってくださっている。 今回の本はプログラマ向け、というわけでもないので、 いつもとは違う傾向の人もいらっしゃるようである。 また「結城さんの仕事/執筆のやり方を参考にしたい」という方もたくさんいらっしゃる。 光栄なことです。 中には「執筆の方法を盗みたい」という方も複数人(^_^)。 ええ、盗める技法はどうぞどんどん盗んでください。
100人以上の申し込みの文章を読んでいて感じるのは、 会社の中から一歩踏み出したい、 あるいは自分の現状から一歩踏み出したいと 願っている人がとても多いということです。 一言で言えば勉強熱心、ということなのかもしれないが、 もうちょっと広く、もうちょっと深い話。 ルーチンワークではない何かに接することで、 新しい自分を見出したいという気持ち。 さまざまな機会をとらえて、 自分のスキルや経験を広げたいという気持ち。 何となく知っている知識をきちんと整理して再構成したいという気持ち。 そのような熱心な「気持ち」を、 私は申し込みの文章から感じとるのです。 今回のレビューが、 そういう方々に対して「よいきっかけ」になるようにと願っています。
さあ、今週水曜日にはレビューアの申し込みをしめきって、 いよいよレビューアへの送付がはじまる(予定)である。 楽しみ、楽しみ、わくわく、わくわく。
礼拝から帰ってきてお昼寝。 気がついたんだけれど、 私はよく「礼拝から帰ってきてお昼寝」をしているみたい。
夕方起きてから[CR]の原稿書き。 「pLaTeXをかけてPDFにして原稿を読む」というのはこれまであまりしたことがなかったが、 ちょっといい感じである。エディタで文章を読むのとまた違った視点で読むことができるから。 それにpLaTeXで目次が作られるから、アウトラインの乱れもよく確認できてよろしい。 ふむふむ。それにつけてもPerlは手軽で便利だ。
[YukiWiki] YukiWikiに不具合あり、 ページ名に[[]]を使うと、".txt"というファイルができてしまい、 その後すべてのページの書き込みができなくなるというもの。 とりあえず".txt"を削除して対処。 時間ができたら直します。
[CR/Review] 17時現在、102人からの申し込みが来ています。 みなさん、お申し込みありがとうございます。
[PQ] 結城のメールマガジン[PQ]を発行。[CR/Review]もアナウンス。
[CR/Review] 9時現在、95人からの申し込みが来ています。
眠っていると、食卓の方から家内と子供たちの楽しそうな笑い声が聞こえてきた。 NHKの「英語であそぼ」でやっていた"Look That Way!"のゲームをやっている模様。 「あっちむいてホイ!」ですね。
では、礼拝に行ってまいります。
もとい。
礼拝に行きましょう!
[CR/Review] 10時現在、86人からの申し込みが来ています。 学生・院生・研究者、学校の先生、会社員(SE, プログラマ, オペレータ, インストラクタ, …)、 公務員、フリー(Webデザイナ, プログラマ, …)、会社経営者、アルバイタ、無職… 本当に多岐にわたる職種からのご応募ありがとうございます。
……すみません、最近の日記がレビューの話題ばかりで。 後から必ず 「レビューア募集しているのに気づかなかったぞ」 というお叱り(?)を受けるもので。
レビューア申し込みしてくださる方の多くが、 結城の書く本にすごく期待してくださっています。 これは本当に大きなはげましになっています。 ありがとうございます。
レビューアと著者(私)との簡単な関係図を描く。 いや、図に描くほどのことはないのかもしれませんけれど。
[CR] お昼から奥さんと一緒に出かける。 図書館で奥さんは調べ物をする。 私は[CR]の原稿と図を書く。 デートだ。
ちなみにCRというのは、 cryptographyのはじめの2文字である。
[CR/Review] 20時現在、81人からの申し込みが来ています。感謝です。
[CR/Review] 8時現在、59人からの申し込みが来ています。感謝します。
なぜ急に増えたかというと、 結城のメールマガジン[JQ]でレビューア募集をアナウンスしたからです。 自分が運営するメディアとしてのメールマガジン。
[CR] 神さまにお祈りをしてから仕事開始。
「はじめに」を書いている。 これまでもおおむね書いていたけれど、 「レビューアに見せる」ことを意識すると、ちょっと違いますね。 もっと「きっちり書こう」という気分になる。 レビューが始まる前からレビューアの存在が役に立っている、というおもしろい現象。 でもそういうことってよくある。うんうん。
「参考文献」を書いている。
レビューア専用ページで使うCGIを整備している。
テキストファイルをpLaTeXに(ひいてはPDFに)変換するPerlスクリプトを整備している。 まあこれもあとでレビューアに流そう。
これまでレビューをしたことがない方からの申し込みもうれしいけれど、 過去にレビューをしたことがある人からの申し込みもうれしい。 だって、以前のレビューが有意義だったということの表明みたいなものだから。 家内に「レビューアの申し込みがたくさん来ているよ」という話をすると、家内もうれしそうに笑う。 家内はとても素敵な笑顔をする。
私が「レビューアの中には、私よりもずっと暗号やセキュリティに詳しい人もいるんだよ」というと、 家内は「だったら、どうしてあなたが本を書くの?」と聞いてくる。 私は「こういうのは『まわりもち』だから」などと意味不明の答えをしたあと、 ちょっと考え込む。私が本を書くのはなぜだろう。 きっと、本を書くことが好きだからなのだろう。
そして「教える」ということも好き。
[CR/Review] レビューア専用ページの準備を少し。
17時現在、37人からの申し込みが来ています。感謝します。
「知り合い/上司/同僚/先輩から『申し込んでみたら』と勧められて」という方が多くて興味深いです。 もしも、あなたのお知り合いにこういうレビューに興味がありそうだと思う人が いらっしゃいましたら、ぜひお伝えください。
23時現在、43人からの申し込みが来ています。 ありがとうございます。
[CR] 祈ってから仕事。
はじめの章を書いている。
レビューアの募集を始めてから、妙に自分の中で「やる気」がアップしてくるのがわかる。 レビューア募集の〆切までにできるだけ書き進めておきたいな、 という気持ちが沸いてくる。 自分が書いている文章を「読む人」を意識し始めるからかもしれない。 うん、何だか、とっても楽しい。 こういう感覚って、何度も感じているはずなんだけれど忘れるなあ。
自分が書く文章を誰かが読んでくれる、という感覚は書き手にとって大きな励ましだ。 最近WebLogの話をあちこちで読むけれど、WebLogの楽しさの一部もそこにあるのだろう。 自分が書いたものにリアルタイムの反応がある楽しさ。 もっとも、それはコミュニケーションを重視しているWeb日記の楽しさと同質だ。
ただし。その「楽しさ」「わくわく」を、 自分にとっての何かに結びつけていかないと尻すぼみになる。 「何か」に結実できないと、 いつか飽きてしまうんだろうな。 もちろん、その「何か」は人によって違うだろうけれど。
花があるうちに実のことを考えていないと、 花が枯れてしまった後には何も残らない。
この世に生きているうちに天国のことを考えていないと、 この世の命が尽きるときに歯噛みすることになる。
自戒を込めて、そう思う。
[CR] ぞくぞくとレビューア申し込みのメールが来て、何だかとってもしあわせです。 ええと、0時現在、23人からの申し込みが来ています。 以前レビューをしたことがあるかたも、はじめての方もいらっしゃいます。 みなさんそれぞれ応援メッセージを書いてくださっているので、 それを読むのも、とても励ましになっています。 感謝します。
私にとって、自著をレビューしてもらうというのは、 気持ちがひきしまるような、それと同時にわくわくするような、 なんともいえない感覚を引き起こすイベントです。 がんばって、祈りつつ、よい仕事にしていきたいと思っています。
ところで、 過去のレビューアさんから以下のようなメッセージをいただいています。 レビューに参加して…
どうも、結城の本のレビューに参加した方の中には、 「何か」のきっかけをつかんだ方が結構いらっしゃるようです。 少しでもお役に立てたのなら、とてもうれしいです。
それから、複数人の人から 「前回はレビューアの申し込みをしそびれて、後ですごく後悔した」 というメールもいただいています。
いかがでしょうか。あなたも、ぜひご参加ください。
[CR] 現在、結城は『暗号とセキュリティ入門』(仮題)という書籍を執筆中です。 つきましては、恒例のレビューア募集を行いたいと思います。 結城が書いた原稿を「レビュー」するという形で、ぜひあなたのお力をお貸しください。 書籍が実際に世の中に生まれ出るプロセスに、リアルタイムで参加してみませんか。
あなたが暗号、公開鍵アルゴリズム、デジタル署名、PGPやSSL、セキュリティ全般、 それに技術書の執筆に興味があるなら、 レビューに参加するのは、きっと面白く、 かつ有益な体験になると思います(プログラマである必要はありません。サイエンス書に関心があるかたも、ぜひ)。 過去のレビュー参加者からも「楽しい体験だった」とのフィードバックを多数いただいています。
〆切は一週間後(2002年11月20日(水))です。 お早めにお申し込みください。
過去の「レビュー」に関して、 以前参加してくださったレビューアのみなさんにアンケートを行いました。 以下をお読みくださればレビューの雰囲気がわかると思います。
結城の「オンラインレビュー」に対して考えていることは以下にざっとまとめてあります。
あ、そうだ、この機会に書いておきたいことがあります。
ネットでボランティアのレビューアの募集をすると、 「レビューアに報酬を支払わないのはけしからん」という主旨のメールをいただくことがあります。 これまでに複数の方からいただいた経験があります。 反応を返してくださることは感謝なのですが、 毎回お返事を書くのも大変なので前もってここにお返事を書いておこうと思います。
確かにレビューアの貢献してくださる内容を考えると、 報酬を支払う価値は十分あるように思います。 ただし、お金がからむとややこしい問題が非常に多く生まれてしまうのも事実なのです。
まず、お金が絡むと双方に責任だの義務だのが生じます。 そうすると、どうしてもやりにくくなりますし、 何よりレビューアが「気軽に参加」「気軽にやめる」というわけにはいかなくなります。 私はそれを避けたいと思っています。 「無償で参加し、気軽にやめてもうるさいことは言われない」という状況で、 レビューアさんに参加してもらいたいのです。
(実際のところ、前回のレビューでは、レビュー開始時にレビューアさんは約80人いましたが、 最後のアンケートに返信くださった方は約40人。 だいたい半減しています)
また、レビューアは複数人いるわけで、 しかも各レビューアが返してくださるレビューは量も質も非常にバラエティに富んでいるのです。 その状況で、お金を払うためにはレビューアを私が「比較」したり「評価」したりする必要が生じてしまいます。 でもそれは私にかかる負荷が非常に大きくなってしまいます。 毎回返信してくださるレビューアはもちろん貴重ですが、 全レビューを通じて一回しか返事をくれないレビューアであっても、 その一回が「私にとって」重要な意味を持つ場合もあります。 それを評価するのは難しいことです。 かといって、一律に報酬を定めるのはあまりにも不適切です。 なので、私は「無償による協力」という条件を最初から受けてくださる方にのみ参加していただいているのです。
質の向上のためには、正しく報酬を支払って専門のレビューアを頼むべきだ、 という考え方もありますが、それは結城が公募しているレビューとは違う次元の話です。
確かにレビューアさんからのレビューによって、 結城は無償で自分の作品の品質を上げられるわけですが、 逆に考えればレビューアさんも無償で書籍一冊分の情報を得られることになるわけです。 互いに無料で"as is"の関係でいきましょう、ということです。
ともあれ、レビューへの参加をよろしくお願いいたします。
上記ページ公開後、約20分後に最初の申し込みの方が!感謝です。(^_^)
[PQ/Book] イーエスブックスの、 システム管理者の眠れる森で、 『結城浩のPerlクイズ』が紹介されました。 「通勤電車での読み物に最適」とのこと。 感謝です。
最近、 部室ではWebLogの話題が。
[PQ/Book] 香川県立図書館で、 『結城浩のPerlクイズ』が 貸し出し可です。 香川県の方、どうぞ。 …それにしても検索エンジンってすごい。
[DIG] 何となく体調不良なので、日記ダイジェストを更新。
[TRANS] 何となく頭が痛いので、 ナンセンスなマザーグースを翻訳。
THE OLD WOMAN UNDER A HILL There was an old woman Lived under a hill; And if she's not gone, She lives there still. 丘のふもとのおばあさん 丘のふもと、ばあさんひとりで住んでいた。 よそに行ってなければ、いまでもそこに住んでいる。
まあ、それはそうでしょうけれど。
THREE WISE MEN OF GOTHAM Three wise men of Gotham Went to sea in a bowl; If the bowl had been stronger My song had been longer. ゴタムの三賢人 ゴタムの三賢人が おわんに乗って海に出た。 おわんがもっとしっかりしてたら この歌ももっと続いたのに。
そうですね。仮定法過去完了。
DOCTOR FELL I do not like thee, Doctor Fell; The reason why I cannot tell; But this I know, and know full well, I do not like thee, Doctor Fell! フェル先生 フェル先生、私はあなたが嫌いです。 理由なんかはわかりません。 確かなことはたったひとつ。 フェル先生、私はあなたが嫌いです。
みもふたもない。
…余計に頭が痛くなった。
[MUSIC] だいぶ様子がわかってきたので拙訳「きらきら きらきら おほしさま」の楽譜を作ってみよう。 モーツァルト作曲ですね。
Meter: C Title: Twinkle Twinkle Little Star Composer: Wolfgang Amadeus Mozart (1756--1791) Style: Singer Bars/Line: 4 %% {\tt https://www.hyuki.com/trans/bedtime.html\#twinkle } \bigskip c4 c g+ g | a a g2 | f4 f e e | d d c2 | L: Twin-kle twin-kle lit-tle star, how I won-der what you are. L: きら-きら きら-きら おほ-しさ-ま あな-たは とっ-ても ふし-ぎだ わ g4+ g f f | e e d2 | g4 g f f | e e d2 | L: Up a-bove the world so high, like a dia-mond in the sky. L: たか-く たか-く せか-いの うえで だいや-もんど みた-いに かが-やい て c4 c g+ g | a a g2 | f4 f e e | d d c2 |] L: Twin-kle twin-kle lit-tle star, how I won-der what you are. L: きら-きら きら-きら おほ-しさ-ま あな-たは とっ-ても ふし-ぎだ わ
で、出力はこんな感じ。
[MUSIC] スラー、シャープはすぐにわかった。 M-Txのマニュアルを少し読んだらスタッカートと強弱もわかった。
Title: Sonata II Composer: Antonio Vivaldi (1678--1741) Meter: C Style: Solo c8+ ( g8+ g1 ) a g f e8 c b c1 b | a8 d g- ( c c1 ) b o. c o. d o. e o. d o. e o. f o. | g8 c4 ( b1 a ) ( b a ) ( g fs ) g8 d | U: p
で、出力はこんな感じ。
Amazon.co.jpで洋書を買うとき「もしかしたら、この本の邦訳が存在しないだろうか」と思うことがある。 邦訳の存在を調べるための方法はないですか、とAmazon.co.jpのカスタマーサービスに問い合わせたところ、 すぐに次のような返事をいただいた。
書籍の原書の詳細ページ下にある「その他のエディション」の中に「翻訳版」へのリンクがある場合は、 このリンクをクリックして翻訳版のページにジャンプすることができます。
もし「翻訳版」へのリンクがない場合には、「詳細サーチ」をクリックし、「検索対象」を「両方」にチェックします。 次に著者名をアルファベット表記のまま入力します。サーチをクリックすると、 翻訳版がある場合には、原書と翻訳版どちらも検索結果に表示されます。
ふむふむ。 「詳細サーチ」を使う方法はなかなかよさそうだな。 著者名をキーにするわけですね。
鷲崎さん、いろいろとありがとうございます。 以下、鷲崎さんの日記より引用。
結城さんの日記より: > 鷲崎さんは OOPSLA(and post-OOPSLA)に参加中。おお、Doug Lea先生と雑談とな。 > 帰路も守られますように。 > 「結城さんがあなたからのメールに感謝されていました」とお伝えしたら、 Doug Lea はとても喜んでいらっしゃいました。また、FAQ の翻訳も。 次の OOPSLA2003 で Pattern Truck を企画したいと考えているようです。
[MUSIC] 見よう見まねでprepmxしてみる。 題材は、朝の「バロック音楽の楽しみ」のテーマ曲だったヴィヴァルディの「忠実な羊飼い」の冒頭部分。
以下が入力ファイル(vivaldi.mtx)
Title: Sonata II Composer: Antonio Vivaldi (1678--1741) Meter: C Style: Solo c8+ g8+ g1 a g f e8 c b c1 b | a8 d g- c c1 b c d e d e f | g8 c4 b1 a b a g f g8 d |
以下が、バッチファイル(make.bat)
del vivaldi.dvi del vivaldi.pdf del vivaldi.mx2 prepmx vivaldi if errorlevel 1 goto END pmxab vivaldi if errorlevel 1 goto END ptex vivaldi if errorlevel 1 goto END musixflx vivaldi if errorlevel 1 goto END ptex vivaldi if errorlevel 1 goto END dvipdfm vivaldi.dvi :END
で、以下が出力。
今後の課題。
画面で見るとそれなりに美しいが、印刷してみると、音符の後ろの五線譜が消えてしまうなあ。 ううむ。
ちょっと反響のメールが多かったので、念のため書いておきます。 昨日の日記に登場した女子高校生はfictionです。
松阪大の 奥村先生の 「TeXで作られた本」のページで「TeXで作られた美しい本」の話題が出ていた。 "3:16 Bible Texts Illuminated"が抜けていますとメールしたところ、 11分後にそうでしたねという返事が来た。 なんという反応の速さ。
鷲崎さんは OOPSLA(and post-OOPSLA)に参加中。 おお、Doug Lea先生と雑談とな。 帰路も守られますように。
[REF] JAVA Developerの連載記事 『結城浩のリファクタリング・レッスン』の著者校正を行う。 メールでやってきたPDFをプリントして朱を入れて、 メールで編集者さんへ返す、という作業。 今回の原稿は2003年の1月号に掲載。 エラーコードと例外に関するリファクタリングですね。
[DIG] 日記ダイジェストにもう少し追加。
[MUSIC] TeXで楽譜を印刷したくなって、ぶんぶんGoogleを回す。 plain TeXは使えるようにしてあるので、あとはMusiXTeXを入れればよさげである。 Kuukuさんの「楽譜工房」の説明にひたすらすがるようにして一歩一歩進み、 Kitamura Kotaさんの「MusiXTeX入門」でサンプルを試して、何とかPDFを作れる流れまでできた。
MusiXTeXは細かい制御ができるけれど、 結構大変だなあ…と思ったらPMXという補助ツールがプリプロセスをしてくれる模様。 マニュアルはないのかな、と思ったらちゃんとPDFファイルがあるし、 サンプルはないのかな、と思ったらサンプルがある。 もっとたくさん見たいな、と思ったら、 巨大なアーカイブがある。 バッハの『フーガの技法』のPMXソースをダウンロードして、 組版して 一部をPDFに変換して眺めてみた。 ううむ。すごいなあ。 いつも リコーダーで吹いている曲や、 子供に歌っている子守唄を、 こんなふうに楽譜にまとめられたら楽しいだろうなあ。
今日はのんびり楽しく過ごしました。 感謝、感謝。 明日は教会で礼拝です。 そろそろ眠ることにいたしましょう。
お休みなさい。
[DIG] 今日はのんびり家でお留守番。 昔書いた日記を日記ダイジェストへ編集+移動。
ちょっとみなさんにご相談です。
ある方から、「sixpence none the richerというグループ」 についての問い合わせがありました。 クリスチャンのグループのようで、
sixpenceは「キリスト教の精髄」からとられたらしいです。 「キリスト教の精髄」のどのあたりに出てくるかご存知の方がいらっしゃいましたら 教えていただければありがたいです。
(付記:以下、質問者が英文の内容を見つけられたので判明しました)
When we talk of a man doing anything for God or giving anything to God, I will tell you what it is really like. It is like a small child going to his father and saying, "Daddy, give me sixpence to buy you a birthday present". Of course, the father does, and he is pleased with the child's present. It is all very nice and proper, but only an idiot would think that the father is sixpence to the good on the transaction." -- CS Lewis, Mere Christianity
箇所は「第III部 クリスチャンのあり方」の「11 信仰(i)」の最後でした。
あなたがもし全生涯の全時間を神にささげたとしても、 それによって神さまが何かを「儲けた」わけではない。 すべてはもともと神さまからあなたに与えられたものだから、 ということの例ですね。
その女の子が乗ってきたとき、 電車の中で空いている席は私の隣だけだった。
紺のセーラー服を着ている。 たぶん高校生なのだろう。 黄色いプラスチックの髪留めをしている。 小さなハート型だ。 学生鞄は持っていない。 重そうな大き目の布のバッグを下げているけれど、ちょっと不似合いだ。 小柄でピンクのマフラーをしている。
そういえば、今日は寒かったな、と私が思っていると、 その子はするすると隣の席に座って、 ひざの上に重そうにバッグを載せ、 ふう、と一息つく。
バッグには筆記体でWhere is the truth?というししゅうがしてある。 最後のthが曲がっていたから、きっと自分でやったのだろう。 座ってすぐ、彼女はバッグから大きくて黒いハードカバーの本を取り出す。
Knuth, Ronald, PatashnikのConcrete Mathematicsの邦訳だ。
私はちょっと驚く。 細長い水色のしおりがはさんである。 女の子はそこを開いて、熱心に読み始める。 とてもおもしろそうに読んでいる。 もしも向かいの席から見たら、 この女の子が開いている本はハリー・ポッターなのだと勘違いされるかもしれない。
でも、Knuthの本だ。 私は、隣から、ちらちらと視線を本に向ける。 間違いない。シグマがたくさん出てくる。 本文中の数字はEulerフォントだ。 ページのマージンは広めにとってある。
どこを読んでいるのだろう。 練習問題のところみたいだ。 離散対数、という単語が見えたような気がしたけれど、はっきりとはわからない。
と、その子は急に頭を上げて、電車の吊り広告に目を向ける。 でも吊り広告を見ているわけじゃない。 頭の中で数式を変換しているのだ。
私の駅につく。私は立ち上がる。彼女は座っている。
電車から降りながら、私はその子のほうをちらっと振り向く。 彼女は目を本に戻し、 Concrete Mathematicsの後ろのページをめくろうとしている。
きっと、巻末の解答を見て答え合わせをするつもりなのだろう。
Where is the truth?
[CR] ふと思い立って、ベタテキストで書いている原稿ファイルをLaTeXに変換するPerlスクリプトを書く(約82行)。 そして、スクリプトの中から、以下のようにして一気にPDFのプレビューまでもっていく。
system("platex -interaction=batchmode $texname.tex"); system("platex -interaction=batchmode $texname.tex"); system("dvipdfm $texname.dvi"); system("start $texname.pdf");
platexを二回やるのは目次を正しく生成するため。 platexのオプションの-interaction=batchmodeというのは、 エラーが起こっても適当に(静かに)先に進むためのもの。 最後のstartは、Windowsで拡張子.pdfがPDFのビューアに関連付けられているからうまく機能する。
こんな風にして、これまで書いた原稿を全部PDFに落とし、プリンタで印刷。 それから紙の上でつらつら読み直し、全体の構成を再度考え直す。
先日作った「秀丸→アウトラインの抽出」を使って詳細目次を作り、 編集長にメールしてみる。 また、VISIOで描いた図版のうちいくつかをサンプルとして、 それもメールしてみる。
コンピュータと協力しながら仕事をしている気分。
もう少し執筆が進んだら、いつものように「読者によるレビュー」の募集をすることができるだろうか。
[KOKORO] 気持ちのいい喫茶店で、別の仕事をする。 例によって仕事のような、仕事でないような、不思議な一日。
外出していたら妙に疲れが出たので早めに帰って眠る。 風邪っ気がまだ抜けていないようである。 眠り眠るとき眠り眠れば眠りで回復。
契約書だの何だのを出し忘れていたので出す。
メールをいろいろ出す。
どうでもいいけれど、spamが多すぎ。 今年の「よかった探しリース」ではメールアドレス公開の義務付けはやめようと思う。
コンピュータ書籍を出版している「ゆたかさん」から丁寧なメールをいただく。 ゆたかさんの3冊目の本が売れ行き好調とのことです。 よかったですね(^_^)。 結城は読んでいませんが(ごめんなさい)、 アマゾンリンクでご紹介いたします。
一日二日ぐっすり眠ったら風邪は回復。感謝、感謝。
[PI] 図を追加して、編集部へ原稿送付。 今回(というか次回)はTemplate Methodパターンのお話+JavaとC#のスレッド+デリゲートの話題。 さてこれでしばらくは書籍[CR]の執筆に戻れる。
風邪のため、寝込む。
[DP/2] Doug Lea先生から励ましのお返事をいただく。
少し以前のこと。
家族みんなで車でドライブしていると、 道路わきで猫が死んでいた。
家内は、かわいそうねえ…と言い、私は、道路を渡ろうとしたのかな、と言う。 次男が「わたるとき、おててをつないでわたればよかったのに」と言うので、 家内は「だれが、おててをつないであげるの?」と次男に聞き返す。 すると次男は「○○ちゃんが」と自分の名前を言う。
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